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絶対音感を持つ5歳の息子に鼻歌のキーを指摘された件
こんにちは、きみヘンドリックスです。今回は「絶対音感を持つ5歳の息子に鼻歌のキーを指摘された件」についてお話ししたいと思います。5歳の息子が持っている「絶対音感」は、日々僕を驚かせ、時に笑わせてくれます。音楽が好きな家庭で育つと、子どもは自然に音に敏感になっていくものですが、我が家ではまさにその典型的なエピソードが日々繰り広げられています。
絶対音感って何?
まず、絶対音感について少しだけ説明させてください。絶対音感とは、聞いた音の高さを正確に認識し、その音がどの音階なのかを瞬時に判断できる能力のことです。ピアノの鍵盤を見なくても「ド」と聞けば「ド」の音がわかる、そんな特殊な感覚を持っている人を指します。息子は、これがどうやら自然に身についているようです。
ピアノのレッスンを始めた時、先生が「この子は絶対音感がありそうですね」と言ったことがきっかけで、僕たちは息子の能力に気づきました。それ以来、彼は日常生活の中であらゆる音を捉えては「これはミの音だよ」「この曲はファの音で始まるね」と、驚くようなことを次々と指摘してきます。
事件の発端:鼻歌のキーを間違える
ある日のことです。僕がリビングで何気なく鼻歌を口ずさんでいると、息子が近づいてきて、ちょっと困った顔で「パパ、その曲、キーが違うよ」と言ってきました。最初は冗談かと思い、「えっ、そうかな?」と軽く返したのですが、彼は真剣な顔をして「ほんとだよ。パパ、キーがズレてる」と続けるのです。
正直に言うと、僕はちょっと笑ってしまいました。自分の鼻歌が息子に指摘されるなんて思ってもいませんでしたから。でも彼はまるで音楽の先生のように「最初の音がドじゃなくてレなんだよ」と丁寧に説明してくれました。驚きとともに、「この子は本当に音楽に対して鋭い感覚を持っているんだな」と改めて感じました。
絶対音感の持ち主の視点
息子にとって、音楽は「正しい音程」が大事なようです。彼にとっては、ほんの少しのズレもすぐに気づいてしまうので、僕が気軽に口ずさんでいた鼻歌も、彼の耳には「違和感のある音」として聞こえたのでしょう。その鋭い感覚に感心するばかりです。
もちろん、僕自身もギタリストとして音程に敏感な方だとは思っていますが、息子のように「どんな音でもすぐに正確に判別する」というのは、正直すごい能力です。息子は普段から、ピアノの練習の際も耳で聞いた音をすぐに再現できるので、先生も彼の耳の良さに驚いているようです。
子どもと音楽を楽しむ日々
このエピソード以来、僕は息子の前で鼻歌を歌う時に少し緊張するようになりました(笑)。でもそれ以上に、彼との音楽のやり取りが日々の楽しみになっています。彼が「この曲、パパも弾いてみて!」と言ってくると、僕もギターを持って一緒に演奏したり、彼のピアノに合わせてセッションしたりすることも増えました。
絶対音感があることで、彼にとって音楽は単なる趣味や習い事を超えた、生活の一部のような存在になっているようです。どんな小さな音でも拾い上げて、それが何の音かを考えることが、彼にとっては楽しいことの一つなんだと思います。僕も彼の音楽の世界に少しでも寄り添えたらいいなと、いつも思っています。
絶対音感が育てるもの
息子が絶対音感を持っていることで、僕自身も音楽に対する向き合い方が変わった気がします。彼の純粋な感性を見ていると、音楽をもっと感覚的に、楽しむことが大切だということを改めて感じさせられます。僕はギタリストとしての技術や表現力を磨いてきましたが、彼のように素直に音楽を楽しむ姿を見ると、自分ももう少し肩の力を抜いて、音楽に向き合いたいと思うことがあります。
絶対音感という特殊な能力を持つ彼は、これからも音楽を通じてさまざまな経験をしていくでしょう。彼の感覚がどう育っていくのか、どんな音楽を奏でていくのか、今から楽しみです。音楽は自由で、何歳になっても新しい発見があります。僕たち親子も、これからも音楽を通じて一緒に成長していけたらいいなと思っています。
これからも息子の音楽の成長を見守りつつ、僕自身も彼と共に新しい音楽の発見を楽しんでいこうと思います!