やらかした海老蔵の新作KABUKU｜差別やヘイトや誹謗中傷に無自覚すぎる国

☆やらかした海老蔵

海老蔵の新作KABUKUがやらかしました。人種差別・ヘイト的内容に大炎上…はまだしてないようですがこれからするでしょう。（しなかったらこの国の民度はいよいよやばいです。）

私の記事では内容を詳らかにすることはしないので、ご興味のある方は各自でググってください。ここでは参考となる一連のツイートのうち１つだけ貼ります。

新作KABUKUは酷かった。クラブハウスで生まれたと聞いて納得…。特に最低だったのは、テンガロンハットの白人とヒジャブのムスリム女性と公家姿の日本人がチャイナハットの中国人を責め立てるシーン。「お前達が衛生面に気をつけずになんでも食べるせいでコロナになった！」と

— 鼠 (@snmikka) May 30, 2021

☆差別に「賛否両論」はあり得ない

この国の住人たちは、甚だ遺憾ながら以下のいずれかに属する方が多数を占めるようです。

✅レベル１…差別・ヘイト・誹謗中傷がそもそも悪いことだと思っていない。
→人として論外なのですが、このレベル帯の人もわが国にはけっこういます。自公維・都ファの多数がこのレベル帯に棲息。

✅レベル２…総論として差別・ヘイト・誹謗中傷が悪いことだと頭では理解できているものの、自分の振る舞いがそれに当たることが理解できていない。
→テレビ報道なども含め、おそらく日本人の最大多数はこのレベル帯。

国際規約や日本国憲法は差別を明文で禁止していますから、上記の人たちはいずれも現代人の人権感覚として落第レベルです。でも日本人の過半数は上記のレベルにいると思います。だからこれだけ不祥事を立て続けに起こしたり、コロナ対策そっちのけでオリンピックにご執心だったりするような悪逆非道ぶりでも、自公維・都ファの支持率はなかなか落ちません。

喩えるなら、カビルンルンが人口の過半数を占める国で、アンパンマンとバイキンマンのどちらが正しいかを多数決で決めてしまっているようなもの。不正義がまかり通ってしまう我が日本です。

差別・ヘイト・誹謗中傷は絶対に許されないものです。「賛否両論」はあり得ません。まずこの認識を正しく持ち、レベル２を卒業しましょう（＝真っ当な現代人になるための必要条件を満たしましょう）。

#石川優実さんへの誹謗中傷をやめろ

石川優実さんが裁判で勝訴したにもかかわらず、誹謗中傷が止まるところを知りません。クソリプが質・量ともに夥（おびただ）しく、ご本人や代理人を務めた弁護士先生たちが必死になって事件や判決のポイントを説明しています。はっきり言って異常事態です。

判決文まで公開されてるんだから読めば済む話なんです本来は。でも上記レベル１・２の人々は読みもしないのか、読んでも理解ができないのか。

まじでちゃんと見てください。言葉を理解しない、理解できない、文脈も女性差別もなにもわからない人たちがこうやって一斉に押しかける。

こういうことを女性差別について発言すると受けるんです。
これを軽視しないでください。

こうやって黙らされて女性差別は解決せずに今日まで来てるんですよ。

— 石川優実@#KuToo署名中🇯🇵🌈🥺👞👠 (@ishikawa_yumi) May 31, 2021

ちなみに、差別的言動、ヘイトスピーチ、誹謗中傷などには憲法に定められた表現の自由の保障は及びません。理論的なことを言えば、表現の自由が「公共の福祉」により制限を受ける、ということです。

✅日本国憲法第13条
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

ですから、差別的言動、ヘイトスピーチ、誹謗中傷などは、刑法の名誉棄損罪、侮辱罪、信用棄損罪などに該当すれば犯罪となります。また刑法には抵触しなくても、民法の不法行為に該当すれば損害賠償責任を負います。

すなわち、差別的言動、ヘイトスピーチ、誹謗中傷などは法に抵触します。

尤（もっと）も、国家として「差別的言動、ヘイトスピーチ、誹謗中傷などは許さない」という強力なメッセージを発し啓蒙・普及に資するためにも、一般的な名誉棄損罪や不法行為としてでなく、別個に明文で刑罰を科す「差別禁止法」「ヘイトスピーチ禁止法」のようなものをちゃんと立法するべきと考えます。

…まあそれは、政権交代を果たしてからゆっくりじっくり議論して進めましょう。自公政権にはやる気がないでしょうし荷が重すぎます。

余談ですが、2018年に「セクハラ罪という罪はない」と言い切ったバ…資質に欠けた方がいました。麻生太郎って言うヤツなんですけれども。それだけなら２兆歩譲って「バ…資質に欠けた方が１人混ざっちゃった」で済ます選択肢もあり得るかもしれませんが、「セクハラ罪という罪はない」という答弁書は閣議決定して政府の統一見解となっています。足りない法律を作ることこそが政権与党、政治家の仕事です。政府自体がバ…資質に欠けていましたとさ💢

☆選挙に行かないことはいじめの傍観者になること

この記事の最後に、レベル３の方々にメッセージを発します。

✅レベル３…差別・ヘイト・誹謗中傷が悪いことだと知っているし自らはやらないが、誰かが犠牲になっていても見て見ぬふりをする。

このレベル帯の具体例としては「いじめの傍観者」、「選挙に行かない人々」などが該当します。差別・ヘイト・誹謗中傷に見て見ぬふりをすることは、それに加担しているのと結果的には同じことです。

言うも今さらですが、ドイツのルター派牧師であり反ナチ運動組織告白教会の指導者、マルティン・ニーメラーの言葉に由来する有名な詩を掲げて結びとします。

Als die Nazis die Kommunisten holten, habe ich geschwiegen, ich war ja kein Kommunist.
Als sie die Sozialdemokraten einsperrten, habe ich geschwiegen, ich war ja kein Sozialdemokrat.
Als sie die Gewerkschafter holten, habe ich geschwiegen, ich war ja kein Gewerkschafter.
Als sie mich holten, gab es keinen mehr, der protestieren konnte.
※ マルティン・ニーメラー財団による

…どういう意味かって？私にドイツ語を聞かれても困ります😝💦翻訳蒟蒻を使ってみましょう。

©藤子プロ・小学館

ナチスが最初に共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった。
私は共産主義者ではなかったから。
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった。
私は社会民主主義者ではなかったから。
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった。
私は労働組合員ではなかったから。
そして、彼らが私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。

✅収容中に亡くなったスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん。
✅大量の誹謗中傷で自ら死を選ばされた木村花さん。
✅現在進行形で大量の誹謗中傷を浴び続ける石川優実さん。
✅学費無償の対象から外される朝鮮学校に通う子たち。
✅給付金の対象から外される性風俗に従事する方々。
✅政権与党から「種の保存に抗っている」だの「生産性がない」だの言われるLGBTQの方々。
, etc.

今ちゃんと声をあげないと、次に攻撃されるのはあなたかもしれません。いえ、既に攻撃されていることに気づいていないだけなのでは？「自己責任」という言葉に騙されていませんか？

✅日本国憲法第12条前段
この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。

…自戒の念を込めて問います。「不断の努力」をしていますか。政治家、弁護士、自称インフルエンサー等の言うことを鵜呑みにして騙されてはいけませんよ。国会中継や野党議員の動画・講演などを実際に見聞きして自分でモノを考えましょう。思考をやめないこと。そして選挙くらいは必ず行きましょう。人権感覚と実践力を持つ、「レベル４」を目指しましょう。

最後までお読みいただき、真にありがとうございました🙇‍♀️今後もがんばりますので励ましのスキ・コメント・フォロー・サポート・おススメ・記事の拡散などしていただけますとめっちゃ嬉しいです。フォローは100％返します。今後とも有益な情報発信に努めますので応援よろしくお願いします🙇‍♀️またねー💕

🌹大坂なおみ選手についてはこちらの一連のツイートがとてもよくまとまっていますのでぜひご覧ください。これもまたジェンダーと人種差別が複合した、声を上げる者を叩こうとする動きと理解するべきです。

大阪なおみさんの報道が、日本では曲がっているものが多くて...本当にうんざり。

①そもそも、一部テニス記者は白人主義で、黒人女性の彼女に意地悪な質問をする人もいた。

②それに対して、なおみさんは、メンタル不調の為、取材を拒否した。

③全仏はじめ4大大会は連盟で、解決するどころか→続

— Alissa Miky 三木アリッサ mini Godzilla (@AlissaMiky) June 1, 2021

🌹フェミニストに浴びせられる誹謗中傷の数々。フェミニズムを学ぶことがあらゆる社会問題を考えることに繋がる、ということが学べます。必見！

🌹現在の重要課題と私たちのやるべきことについてyuzuさんが徹底解説！

🌹石川優実さんの件について詳しくはこちらをどうぞ。

🌹投票先の見つけ方

🌸🍃この記事の執筆者、Study Partnerは、コペル＆アヤでした🐣

Living is choosing!
生きるとは選択すること。自分で決断する勇気を持とう！

※選挙に行けば日本は変わる！

※「野党は批判ばかりする」はファクトではありません。

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