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【都知事選2020】徹底比較! 宇都宮けんじVS山本太郎 政策篇 ついに決着? ※拡散希望!

新型コロナウイルスによる未曽有の歴史的危機のさなかに迎える、都知事選2020。

コペルくんwithアヤ先生は、今回の都知事選の投票率を過去最高とするべく活動をしています。

その一環として、宇都宮けんじ先生と山本太郎氏の公約を徹底比較するシリーズ記事を書いています。その続きです。(他の記事はマガジン「都知事選2020」内にあります)

宇都宮けんじ先生サイドも山本太郎氏サイドも、毎日積極的に街宣活動をしています。

それだけでなく、公式ページの内容もより詳しく政策を伝えるものに変わっています。

そこで今回は、両者の公式ページに6/22現在載っている政策を読み解き、

思うところを述べていきます。

皆さんの投票行動の参考になれば幸いです。

では、早速始めましょう。

☆山本太郎氏の政策 8つプラスα


(詳細は公式ページをご確認ください)

出馬会見をした6/15時点では、以下の8つの政策が掲げられていました。(項目2以外は標題のみ記載します)

① 東京オリンピック・パラリンピック中止

② 総額15兆円で、あなたのコロナ損失を徹底的に底上げ
■まずは全都民に10万円を給付。
■授業料1年間免除。(高校・大学・大学院・専門学校等)
■中小企業・個人事業主の前年度事業収入と今年度事業収入のマイナス分を補償。
■病院を潰さないため、減収に対し、災害時と同様に前年度診療報酬支払額を補償。
■第2波、3波を考えれば再び「補償なき自粛」が行われる恐れがある。その際には、全都民に10万円給付。全事業者へ簡単なWEB申請で受け取れる「まずはサッサと100万円」を支給。中小企業・個人事業主に対し無利子・無担保・繰延可能の融資。全世帯の水光熱費を1年間免除。医療従事者やエッセンシャルワーカーへ日額2万4千円の危険手当を支給。「スピード感」ではなく、「スピード」を重視。

③ 都の職員3000人増員 ロスジェネ・コロナ失業者に職を

④ 低廉な家賃で利用できる住宅を確保 「住まいは権利!」を東京から

⑤ PCR検査・隔離・入院体制を拡充 都立病院の独立行政法人化は中止

⑥ 首都圏直下地震・大水害から都民を守る

⑦ 障がい者のことは障がい者で決める東京

⑧ 保育所・特養の増設 介護・保育職の処遇大幅改善

上記8つに加えて、以下の政策が新たに加わっています。

・「横田空域」を取り戻す!

・グリーン・ニューディール政策による地域経済の活性化

・弱い立場の人々の分断を避ける「みんなの居場所」をつくります

・性的マイノリティ(LGBT)への「都パートナーシップ条例」の制定

・DVについて

従前からあった8政策にもより詳細な説明が付されました。

…ただ、新規に加えられた項目は、宇都宮けんじ先生の後追いの感がしないでもないように思います。

私の目から見て山本太郎氏の政策で特徴的なのは以下の2点だと思います。

山本太郎氏の政策 ポイント!
1 東京都独自に20兆円規模の地方債を起債する大胆な提案

2 当面の生活補償はかなり手厚くかつ具体的に示されている

自衛官の方の手当てを基に算出された、医療従事者やエッセンシャルワーカーへの日額24000円の危険手当など、山本太郎氏の熱い思いをうかがい知ることができます。

☆宇都宮けんじ先生の政策「総合政策集」


(詳細は公式ページをご確認ください)

一方、宇都宮けんじ先生は、「総合政策集」を新たに発表しています。

その政策は、非常に広範囲に渡り、かつ各項目が非常に詳細に具体策が示されています。

全部引用しているとかなり長くなってしまいますので、

私的にこれはと思うものをいくつか取り上げてみたいと思います。


〇広範かつ長期的展望に立った具体的政策の数々


一見してわかることは、山本太郎氏の政策に比べると、宇都宮けんじ先生の政策はまず数がとても多いです。

貧困対策、ジェンダー・ギャップ解消、性的マイノリティや外国人、障がいを持つ方の人権への配慮など、非常に広範囲に及びます。

全部は引用できませんが、例えば、

・「子育てしやすい環境づくり条例」の制定

・18歳まで医療費無償化

・修学旅行や教材、給食なども含めた義務教育の完全無償化

・「ブラック企業規制条例」の制定

・「若者評議会」(ユース・カウンシル)の設置、『東京の若者白書』の発行。

・最低賃金を、全国一律で時給1500円以上を目標に段階的に引き上げるよう国にはたらきかける(都としては、時給1500円以上の企業としか公契約を締結しない)

・東京都立大学に医学部を設置、都立病院の地方独立行政法人化に反対。

・都の施設(美術館や博物館、動物園、公園など)の入場料を25歳までの都民は無料

・福島原発事故被害者、とりわけ東京都に避難している6,000人以上の避難者に対して、住宅・医療・生活再建支援などの積極的な支援を進める。

・東京都として「脱原発都市宣言」を発する。

・「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」に対する追悼文と公園使用許可の復活

・全世界で5860都市が加盟している平和首長会議に、東京都として加盟。

・知事との対話集会を復活

・都の臨時・非常勤職員の条件を改善し、「官製ワーキングプア」と呼ばれる差別を撤廃。

・東京五輪の招致段階からの詳細について税の使われ方が適正であったかの検証するべく、第三者委員会の設置を検討。

などなど。これらはほんの一部です。

概して、宇都宮けんじ先生の政策は長期的展望に立ったものが多いのが特徴だと思います。

コロナの第2波・第3波に備えた生活補償はもちろんですが、そのような対症療法のみならず、そもそもコロナのような感染症が流行しても都民の生命や生活が持続できるような街づくりの処方箋がいくつも豊富に示されていると言えます。

感染症は、周期的にいずれまた必ず流行しますので、これらは非常に重要であると考えます。


〇「ジェンダー平等社会」を東京から推進


ジェンダー・ギャップ解消についても具体策が非常に多く示されており、宇都宮けんじ先生が男女差別問題を重視していることがわかります。

この項目については公式ページを引用します。

1女性の意見が反映される東京をつくります。
〇副知事はひとりを女性とします。
〇東京都の審議会など意思決定分野における女性の参画を進めます。女性管理職を増やします。
〇今まで参加が少なかった地域防災分野での女性の参画を進めます。
〇公契約における男女共同参画を進めます。

2女性も男性も仕事と子育ての両立ができるようにします。
〇子育て支援を必要とするすべての人々が安心して子育てのできる環境を整備します。
〇働きたい女性が働き続けられる仕組みや女性の再就職支援を応援します。〇大企業に加え、中小企業で働く人々のワーク・ライフ・バランス増進のための施策を強力に推進します。
〇貧困率が突出して高いひとり親家庭への就労支援・生活支援・子育て支援・学習支援・相談事業・居場所づくりを充実させます。

3女性に対するあらゆる暴力をなくし、女性の人権が尊重される東京をめざします。
〇配偶者からの暴力を含めたあらゆる家庭内での暴力、性暴力、デートDV、セクシュアルハラスメント、ストーカー被害、売買春などの暴力をなくすため、予防・啓発・相談・一時保護・生活再建への支援を行います。
〇性暴力被害者支援ワンストップセンターを女性支援団体の協力を得て設置し、伴走型支援を行います。
〇セクシュアルハラスメント被害者支援として、事業主への働きかけを強めます。

4男女平等や性に関する教育に力を入れます。
〇学校⻑、教職員への男女平等教育プログラムを作成し研修を行い、初等中等教育における男女平等教育を進めます。
〇性と生に関する教育を子どもたちの健康に関わる重要課題と位置づけ、性自認、性指向、性別表現を含めた「性の多様性」教育を推進し、望まない妊娠や性感染症、性的被害を防ぎます。
〇研究者とも連携し、都内の大学における男女平等関連科目を市民に開かれたものにします。
〇女性支援団体等と連携して歓楽街等での若年女性への相談支援を実施します。

5東京ウィメンズプラザを中心にジェンダー平等施策を活性化させます。
〇東京ウィメンズプラザを東京都におけるジェンダー平等施策のセンター・オブ・センターとし、あらゆる分野でのジェンダー平等を推進する事業を行い、特にDV被害者や貧困など困難をかかえる男女のための事業を推進します。
〇男女平等推進計画の策定を行う委員会等には、困難を抱える女性、性暴力被害当事者等当事者の参画枠を確保します。
〇東京都のすべての職員にジェンダー平等を進める研修を定期的に実施します。
〇警察職員に関してもストーカーなど女性に対する暴力の実際的な研修を実施します。


・女性副知事や管理職の登用

・男女同一賃金を実施していない企業とは都として公契約を締結しない

・ジェンダー教育、性教育の推進、職員研修の充実

など、非常に多くのことが具体的に述べられていて大変頼もしい限りです。


〇子どもたちがいきいき学ぶ教育


教育については、これだけで独自にホームページ1ページを割き、かなり詳細に政策が挙げられています。

引用したいところですが長くなってしまうので、私のほうでかいつまんでご紹介します。

・そもそも「休校」の必要があったのかどうか、学校現場・家庭にいかなる負荷がかかったのか、子どもの生活・精神状態・健康にいかなる問題が生じたのかを徹底的に検証。

・感染症拡大防止の観点から、都独自に20人学級を実現に向け、教員の増員や学校設備の増築などに早急に対応。

・荒唐無稽な思い付きの「9月入学」論に代わる、「休校」によって奪われた権利の回復策を探るべく、教職員と子どもと保護者とが率直な意見交換をできるようにする。

・公立高校授業料の無償化を継続、私立高校の所得制限付き授業料無償化を導入、公立私立の給付型奨学金も導入。

・朝鮮学校への経費補助差別を撤廃。

・特別支援学校を10校から20校増設。

・教育、福祉、保育、医療、モノづくりのための教育に重点をおいた都立短大の創設。

・小中学校における学校選択制、学校統廃合、小中一貫教育、全国学力テストなどを(批判的に)検証。

・青年期(12歳から18歳)にはどんな教育が必要かを、現場の教師や専門家を集めて議論し、それに基づいて高校入試をより競争的でないものに改革。

・安倍内閣の「教育再生」、及び石原教育改革によるさまざまな抑圧的な学校管理・教員管理政策を見直し。石原都政下で改正された教育基本方針を、教育現場の当事者と市民の参加をえて、憲法、国連子どもの権利条約、国連障害者の権利条約などをふまえて改訂。

・東京の教職員のメンタルヘルス休職率が全国平均の1.5倍になっている現状を踏まえ、教職員が学校での教育に打ち込めるよう勤務条件を改善。

・いじめに関する相談窓口を開設、オンブズパーソン制度を市区町村に設置。

・「スクール・セクシュアル・ハラスメント」(SSHと略記)への改善施策を学校内で具体化。

・人権教育、及び職員研修の徹底・充実。

・授業やいじめ、体罰について、教職員、父母、市民が語り合う場を設ける。

…かいつまんでもこれだけのボリュームとクオリティ。

教育だけでですよ。宇都宮けんじ先生、恐るべし。


以上、宇都宮けんじ先生と山本太郎氏、両者の政策について見ていきました。

そろそろまとめます。

☆国政でやれという批判に反論してみます


宇都宮けんじ先生について、「都知事選なのに国政の話ばかりしている」といった批判をヤフコメなどでたまに見かけますが、今まで見てきた政策をご覧いただければ、この批判が的外れであることは一目瞭然でしょう。

条例の制定や予算の分配により、東京都独自に実施できるものがほとんどですし、地方分権を推進する観点からも、東京都が率先して独自にさまざまなことに取り組むことは重要なことです。

もちろん、宇都宮けんじ先生が掲げる政策には、都の権限だけでは実現できないこともありますが、良くも悪くも東京都の一極集中が進んでいる現状において、東京都が率先して国にはたらきかけていくことは極めて重要なことです。

山本太郎氏も、東京都が国に対して「金を出せ」と声を上げることが重要である、という趣旨の主張をしています。金だけでなく、あらゆることを東京都として声を上げていくことは日本にとって非常に重要です。

☆幅の広さと長期的展望の点では宇都宮けんじ先生に軍配?


私見ですが、山本太郎氏の政策は、都独自の地方債という大胆かつ具体的に財政面について言及していること、当面の補償についてはかなり手厚く具体的な提案をしていること、の2点において優れているとは思います。

しかし、東京都の課題は当面のコロナ対策に尽きるものではありません。

むしろ、またいつ感染症が流行してもよいように、平素から生活困窮者が出ないように、人権が守られた街づくりを推進しておくことが極めて重要だと考えます。

この観点から、政策を徹底比較した結果としては、圧倒的に広範囲に長期的展望に立った具体的な提案が盛り込まれている宇都宮けんじ先生に軍配が上がる、という結論になろうかと思います。

☆まとめ 昨今の都知事選をめぐる状況に思うこと


6/18に公示されて、選挙戦も今日6/22で5日め。

既に期日前投票も始まっています。

ところがどうでしょう。

6/17にオンラインで、短時間の候補予定者討論会が行われただけ。

テレビでは公開討論会をするという話がまったく持ち上がりません。

また、コロナ対策も含む小池都政の4年間がどうだったのか、それを徹底検証するという話もまったく聞こえてきません。

一説によれば小池氏は、学歴問題、公約達成度ゼロ問題などの追及を恐れているのか、

今後、公開討論には応じない姿勢を見せているとか。日刊ゲンダイの記事による)

はたして、こんなことでよいのでしょうか。

コロナ禍は、日本には先進国としての実力がまったく備わっていなかったことを白日の下に曝しました。

この記事を最後まで読んでいただいた皆さんは、民度も意識もかなり高い方々であるとお見受けします。

あなたのような方が多数派にならないと、日本は滅びます。

ぜひ、この記事を拡散していただくなり、宇都宮けんじ先生と山本太郎氏の政策や人物について、(そして小池都政がいかに見せかけのパフォーマンスに過ぎないかについて、)周囲に話していただきたいのです。

現職以外に当選可能性があるのは、宇都宮けんじ先生と山本太郎氏のお二方だけ、と断言してもよいと思います。

ぜひ、あなたが都民であれば投票するのはもちろんとして、周囲の方にも呼びかけてほしいと思います。

みんなの力で、都知事選の政策論争を盛り上げて、過去最高の投票率を実現しましょう!

最後までお読みいただき真にありがとうございました。

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