3兆円遣って世界に恥を発信|東京五輪の醜聞|Cancel the Tokyo Olympics!
☆東京五輪の醜聞
私は60時間ほど前に、『開け国会開くな五輪』と題する記事の中で東京五輪の酷い部分(のうちほんの一部、かつコロナ対策の杜撰さ以外の部分)を箇条書きにしてみせたばかりだった。再掲しておく。
✅安倍晋三の「アンダーコントロール」大デマ発言
✅そもそも招致に贈賄疑惑
✅「コンパクト五輪」→実際は開催費用が青天井
✅五輪エンブレムに盗作疑惑、撤回へ
✅新国立競技場の設計が大失敗
✅水泳競技場への汚水流入、大腸菌まみれ、汚物の臭い報道
✅東京の夏は暑すぎ(打ち水でどうにかできるレベルじゃない)
✅JOC会長が海外で起訴される
✅組織委会長が女性蔑視発言で辞任
✅開会式ディレクターが差別企画「豚演出」で辞任
✅JOC経理部長が自殺 ←山下泰裕会長なぜか自殺説を否定
その後、わずか2日程度の間で次の2つが追加された。
✅五輪憲章やパラリンピックの理念に真っ向から反する、障害者いじめを武勇伝としてを語るような音楽家、小山田圭吾が開会式の演出に起用されていたことが発覚。←発覚直後、組織委は続投させようとしたがこれ以上の支持率低下を恐れた官邸の介入により辞任へ。
✅やはり五輪憲章やパラリンピックの理念に真っ向から反する、「障害者は産まれる前に自分で障害を選んだ」など数多くの問題思想を開陳していた絵本作家のぶみが五輪関連プログラムの出演辞退へ。
☆自民党と日本会議の価値観がそのまま五輪の人選に反映
小山田圭吾が「障害者個人」への虐待行為であったのに対し、のぶみは「障害者全体」を貶める差別思想の持ち主であるという点において、より一層問題の大きい人選であったと考えることもできる。
そして話は障害者差別だけに留まらない。100歩譲って、小山田圭吾の悪行についてはあるいは組織委は把握していなかったのかもしれない(私はそうは思わないが)。しかし絵本作家のぶみを起用するに当たり、その作風や人物の基本思想を知らないことは考えられない。のぶみの絵本や「おかあさんといっしょ」での楽曲『あたしおかあさんだから』になされた作詞などは、もはや炎上商法だと称されるくらいに度々炎上してきた。詳細は例えばこちらのサイトに譲るが、のぶみの作品に現れている思想の特徴を箇条書きにまとめてみると
✅育児における父親不在
✅母親の役割を誇張
✅女性に対し、「母親」以外の役割部分における人格的自由を否定
✅自己犠牲を極端に称賛
などを挙げることができる。つまりこれは、自民党や日本会議の価値観に添う人物を敢えて人選しているということだ(全員とはもちろん言ってません)。
☆東京五輪に呪いなんかなく当然の帰結である
森喜朗にはじまり、五輪に関わる人物が相次いで辞任する事態を組織委関係者らは「この大会は呪われている」と嘆いているそうだが、こういう非科学的思考をする人物が五輪に関わっているのだから当然の帰結である。呪いなどという超常的な力のせいではまったくなく、単に元々「五輪憲章」の理念をまったく理解していない、およそ五輪に関わってはいけないような人物ばかりが五輪に関わっていたというだけの話だ。
だいたい、五輪をやりたがる自民・公明・維新・都ファは胸を張って「あらゆる差別を許さない」と天地神明に誓って言えるのか?入管でウィシュマさんを殺し、難民申請の99.6%を否認し、技能実習生が奴隷の如く扱われている現状を黙認し、朝鮮学校を無償化の対象から外しておいて五輪開催など片腹痛いというものだ。
☆3兆円遣って恥さらし「お・も・て・な・し」の実態
まだある。昨日20日、国際オリンピック委員会(IOC)の第138次総会の終了後に大会組織委員会の橋本聖子会長と武藤敏郎事務総長がメインプレスセンター(MPC)で会見したのだが、その場で海外メディアから、選手村の部屋について設備不足を指摘された。
ある海外メディアによると、ロシア選手団の選手村の自室にはテレビも冷蔵庫もなく、トイレも不足しており、選手団メンバーは「中世の日本みたい」と話していたというのだ。
「お・も・て・な・し」をアピールして招致を勝ち取った東京五輪。しかし蓋を開けてみれば、選手団には「中世レベル」と酷評されるような部屋しか用意できず、汚物の臭いにまみれた海を泳がせ、東京の猛暑の最中で競技をさせることになり、しかも感染対策はザルより粗く、選手団にとって「安心・安全」とは程遠い状況だ。もちろん我々もだ。
⚠️東京都では「熱中症警戒アラート」も出はじめ、19日には「運動は原則禁止」とされる暑さ指数31以上を記録した。同日には127人が熱中症の疑いで病院に搬送されている。コロナも怖いが熱中症も怖い。
ちなみに、これまで私が取り上げた「日本の恥部」はすべて海外メディアが世界中に報じていることを付記しておく。世界のメディアは日本と違い忖度などしない。例えば小山田圭吾の悪行についても、世界の報道のほうが具体的かつ詳細で、イギリスの「The Telegraph」には「障害を持つ同級生を虐待」「性行為を強要」とタイトルの時点で報じられている。
☆青天井の予算はどこに消えた?
「東京のレガシーを活かした、これまでで最もコンパクトでカネのかからない五輪」ともアピールされていたが、当初は7000億円程度と説明されていた予算も気づけは大会経費だけで約1兆6000億円、関連経費も含めれば3兆円を超えると言われる。これだけ予算をかけているのに、選手団の部屋も感染対策もショボいとなると、いったいどこに消えているのか。どうせまた電通やパソナが中抜きしているのだろう、と疑いたくもなる。
ちなみにどこぞの学校連携観戦では「原則コカ・コーラ社の飲料のみ、他社の場合はラベルを剝がすこと」という学校からの指導に対して保護者からクレームが殺到した。単に教育の場にそぐわないだけでなく、実際にはコカ・コーラ社よりよっぽど巨大な金額が血税から出ているのにどうして持ち込む飲料にまでガタガタ言われないといけないのか。この五輪は何もかもがおかしい。
☆感染拡大まったなし!
感染拡大や医療崩壊の現状はどうか。五輪開催都市である東京都の状況を箇条書きにする。
✅昨日20日、東京の新規感染者数は1週間前より557人も増加した1387人と発表された。(直近7日間移動平均で1180人、対前週比で149.3%増)
✅実施された変異株PCR検査791件、うち変異株「L452R」が確認されたのは317件、感染割合40.1%を記録。変異株が猛威を振るっている。
✅検査件数(3日間移動平均)はわずか6700件、陽性率(検査人数は7日間移動平均で算出)は10.2%。検査数が圧倒的に足りておらず、実際の感染者数は上記どころではないことが強く示唆される。
✅昨日20日の入院患者数は2388人。ちなみに一般に、都内の入院患者数が2600人を超えると医療逼迫が起きるとされている。
✅昨日20日、東京都は重症者数を「60人」と発表。しかしこれは「人工呼吸器かECMOを使用した患者」のみを重症者とする東京都独自の基準。これらにICU(集中治療室)やHCU(高度治療室)等での治療を加えた国の基準にすると重症者数は619人(19日時点)にも達する。ちなみに国基準で東京の重症患者の推移を見ると6月中旬くらいから右肩上がりに急増しており、619人という数字は東京で医療崩壊が起こった1月下旬のピーク時を既に上回る。
✅昨日20日19時に更新された東京都のデータによれば自宅療養者数は3657人、入院・療養等調整中となっているのは1671人。合計すると5328人もの患者が既に自宅での療養・待機中の状況に置かれていることになる。
✅NHKの調査によれば、4度めとなる緊急事態宣言が出て初めての週末となった17日(土)の渋谷スクランブル交差点付近や東京駅付近の人出は、3度めの宣言が出ていた時期と比較すると両地点とも日中・夜間ともに40%〜15%増だった。緊急事態宣言が人出の抑止につながっていない現状が明らかとなった形だ。「緊急事態なのに東京五輪だけは開催」というまったく矛盾したメッセージを発しているのだから当然の結果だ。
『開け国会開くな五輪』と題する記事の中でもご紹介した画像を再掲しておく。
※6月11日時点において大会組織委員会が組織委に助言する「専門家ラウンドテーブル」の会議で示したシミュレーション結果に、実際の感染状況のグラフを合成したもの。開会式を迎える前にして、既に変異株の影響などにより想定を大幅に上回る危機的な状況となっていることは明らか。
菅義偉首相は「世界から選手が安心して参加できるようにするとともに、国民の命と健康を守っていくのが開催の前提条件だ。これが崩れれば、行わないということだ」と明言したのだから、五輪は即中止するべきだ。
☆おわりに 諦めずに東京五輪の中止を叫ぼう!
女子サッカーなど一部の競技がスタートする今日という日に、こんな記事を書かないといけない現実を直視するべきだ。そのくらい東京五輪に関してはこれでもかこれでもかと酷い話ばかりが出てくるのだ。
3兆円あれば、例えば大学の学費を無償化できたし、例えば5年間くらいの給食費を無償化できたし、少人数学級だって飛躍的に進展できたし(※)、各種の補償や協力金だって手厚くできたはずだ。生活保護費を削減する必要だってなかった。コロナは既に2020年頭の段階でわかっていたことだ。政府がやるべきことは五輪なんかではなかったはずで、その責任は極めて重い。
※「ゆとりある教育を求め全国の教育条件を調べる会」の推計によれば、小中学校について20人学級にしようとすると約8600億円分の人件費などが単年度あたりで増すという。自公政権による無駄遣いの数々に比べれば微々たる金額だ。
戦争並みの人災に対して「もう遅い」「仕方ない」などのふざけた理由で強行をボケーっと眺め黙認することなどあり得ない。今からでも遅くはない。エベレスト登山だって、たとえ頂上手前わずか数十メートルでも危険と判断したならば撤退するものだそうだ。中止が決定されるその日まで私たちは東京五輪の中止を強く求めていくべきだ。そして五輪中止で浮いた予算と医療リソースをコロナ対策や生活再建、福祉の増進に回すべきだ。
最後までお読みいただき真にありがとうございました🙇♀️今後もがんばりますので励ましのスキ・コメント・フォロー・サポート・おススメ・記事の拡散などしていただけますとめっちゃ嬉しいです。フォローは100%返します。
私と一緒に、東京五輪の中止を叫ぼう!またねー!💕
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