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Photo by
ted_ozawa
詩)介護無職
実に平和である
一日の疲れの果てに眠りが来るように
生の疲れの果てに死が来るように
世界破滅のその後に それは来るのだろうか
〈世界をよこせ 際限のない欲望を満たす 生きる飢えを満たす 世界をよこせ 生きる喘ぎを 嗅げ〉
今朝、父の夢を見て泣きながら目が覚めた。 母が今よりももっと弱々しくなって、私がそれに対処しきれなくてパニックになっている所に〈大丈夫か〉と父が肩をポンとしてくれる夢でした。酸素吸入器の管もつけておらず頬もこけていないとても元気そうな父 途端に泣きじゃくった私に困った顔をしていた。
父の訪看さんがくる日の調整に、義妹が理由も言わずに絶対ダメな日だと言った日があった。甥っ子の何かかと思っていたらWBC見に行くんだと。父がいよいよ入院かという状態になりやっと白状した。いいよ行っておいでよ。私がいたらなんとかなると思ってる?アンタの親だよ。父よ、今逝ったらずっと楽しみを邪魔されたといわれるよ。もう少しだけ頑張って。
44の私。介護無職、未婚、鬱病、兄弟姉妹なし。バカ デブ 根性なし 存在価値がない気がする。消えられるものなら消えたい。朝起きて逝けたらどんなにいいかと毎日思う。もう悔いも未練なし 好きな事があってもしたいことがあっても無理だと解っているから。
〈欲望の果てを 世界の破滅を 満たされない生を 飢えを 生きる喘ぎを 背負わされたまま〉
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