苦痛は眠りに似ている。自我を手放しで休むことができるから。あきらめてしまえばずっと眠っていられるのだろうけど、私はやっぱりあきらめることができず、目を覚ましてしまう
八本足の蝶 二階堂奥歯 2002年12月23日より
シャットダウンした街。女性レポーターが中継する後ろでふざけている少年たち
目と耳をなくした街 上昇しない平行な線
人はだんだん街に形を合わせ 生きることを選択する
精気は失せても どこかにへばりつき 主張し生きる
一方は正しく一方は間違っている
でも そんなことをどうして問える?
この世がひっくり返ってしまったとして
生きるつらさだけが 課せられる明日
それが生きるということ あの少年たちのように
伊藤詩織さんの件も思い当たる節ばかりだった。就職活動していたときに友人に個人的に紹介された会社社長にインタビューがてらの食事会後にホテルに誘われた。「仕事あげられなくなるけど?」と言われたけどもちろん行かなかった。こんなのが横行している社会は間違ってる。
今日は公園から一日を始めた。公園で過ごしていると時間と風だけしか感致できない
pcに座って電話に追われる日々が夢の中だったのか
缶コーヒーを飲む ブランコに乗る
いのち短かし〜恋せよ乙女〜
男澤明 やってみたかった
なんでもない時間 近くの高架の列車の音
業績悪化で首を切られた店員
仕事も収入も無く実家で食い繋ぐ派遣社員
病床も職員も足りず日々業務に押し潰されそうな医療従事者
一斉にシャットダウンされた世界
それでも公園はいつもどおり
平和だった 不気味なほどに
蜃気楼のように
揺らめく平穏な世界
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