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八月五日 二の丑 はみ出し鰻丼で一汁五菜 

連日の猛暑日
うなぎ!鰻白焼き  鰻蒲焼き  うな重弁当!

鮮魚コーナーとお惣菜コーナーが鰻であふれる土用の丑の日

もう終わったんじゃないの?
いやいや。

土用の丑の日はそもそも、一年の春、夏、秋、冬にあるそうです。
世間に定着している夏の土用の丑の日だって、年によっては一回だったり二回三回あることもあるらしい。
今年は二回、二回目二の丑が八月五日なんだそうな。

到来ものの鰻蒲焼が冷凍庫に三枚あるから、二の丑にもうな丼


お頭付きのデカい国産鰻蒲焼、四国か九州のどこかの県産鰻。

デカい鰻蒲焼だから二人で一枚でいいか。

今回は趣向を変えて、うな丼


先日、佐原さわらで食べた絶品うな丼をみたそのとき!
あっ、うちでも真似しようと閃いたのでした


ちょうどいい具合の蓋付き茶碗があるのですよ。

明治古伊万里色絵大茶碗
内径12㎝ 容量500cc 
ちょっとした丼ものに使える大茶碗
茶碗と蓋には二羽の鶴文

右上は江戸中期古伊万里染付草文蕎麦猪口そばちょこ



はみ出し鰻丼で一汁五菜 


ほらね はみ出してます
ちょっとはみ出しすぎ?


献立には迷うことなく毎年、いや夏のうな重のときには必ずモロヘイヤのお味噌汁を添えます。

馬子にも衣裳
いつものおかずもお気に入りの器に盛れば
ハレの日のお昼ごはん


日本のお膳やお盆はほんとうに優れたランチョンマットだと思うのです
松の木をくり抜いて作られた讃岐彫四方盆 朱塗り盆
お花はベランダに咲いているハーブやゼラニウム、数珠珊瑚ジュズサンゴ



二の丑 献立
はみ出しうな丼
モロヘイヤのお味噌汁
だし巻き卵~塩麴と鰻蒲焼たれで調味
豆腐〜実山椒醤油
胡瓜、茗荷、ミニトマト、もずくの酢物
しし唐辛子のくたくた煮
紫キャベツとキャベツ芯、胡瓜の糠漬け


もずくは琉球生もずくをさっと洗って、塩もみした胡瓜と茗荷、ミニトマトを
米酢と 山吹酢やまぶきすで調味


寄せ豆腐には実山椒醤油と葉山椒
糠漬けはキャベツの芯と紫キャベツ、胡瓜
ちょっと酸味を感じるくらいにしっかり漬けています


真ん中のしし唐のくたくた煮は
新潟・阿賀野の宿の朝食で出された 辛南蛮からなんばんの佃煮風にヒントをもらって作った一品
さっと炒めたり焼いたしし唐もおいしいですが、
こんな風にくたっと煮たしし唐もおかずにはいいのです


モロヘイヤのお味噌汁があるから
ちゃんと野菜摂っているっていう安心感があります
前夜多めに作って冷蔵庫で冷やしておくのがうち流
冷たいモロヘイヤのお味噌汁は夏にぴったり


はみ出しているというより、逃げ出そうとしている?うな丼
鰻蒲焼は流水で表面のたれを流してから
キッチンペーパーで拭き
たれを塗ってオーブントースターでさっと焼きます
粉山椒と冷凍している ぶどう山椒をトッピング


「いやぁ~うなぎはやっぱりおいしいねぇ、贅沢だねぇ」


食後のお茶とお菓子です。

いただいたペシェ・ミニヨンの焼き菓子と冷茶
函館の老舗洋菓子店の新丸ビル店で買ってきたそうです
きちんとした材料で焼き上げられた味のお菓子でした


「うな丼、いいでしょ」
「う~ん、いいけどやっぱりいつもの二段重のうな重のほうがいいな」

2023年7月 土用の丑の日
うちのうな重定番献立
細長い二段重箱がうな重にちょうどいいサイズなのです
口に運ぶ鰻蒲焼とごはんのバランスもよくてうな重といえばこれ!


ま、気分次第でうな重かはみ出しうな丼を選べばいい。

はみ出しうな丼、ごちそうさまでした。

そして、まだ楽しめるわと冷凍庫の鰻蒲焼を見ながらウシシと微笑むのでした。

疲労回復効果、食欲増進効果がある鰻で、まだまだ続く酷暑を乗り切りましょうぞ。



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