見出し画像

高校野球の正しいあり方とは

こんばんは!!今日はオフなので勉強のことはさっぱり忘れて母校の野球部を見に行ったら後輩たちの頑張る姿に結局「勉強頑張ろう!!」っていう感想を持ってしまったGingaです!!!

野球と勉強、それぞれジャンルは違っても本気になってる姿は自分も刺激されますね。
今日はせっかく野球を見に行ったので自分の母校に限らずブラック部活の筆頭となってしまう野球部のあり方について考えたいと思います。

野球は好きだからやっている

野球部に入っているということは全員「野球が好き」とか「野球がやりたい」とか自発的な理由が当然あるはずなんです。

しかし実際の野球部の実態はどうでしょうか?顧問の先生や監督が部員に対して理不尽な怒りをぶつけたり、ミスを許さない風潮だったり…

なんだか悲しくなります。自分が現役の時もそういう風に理不尽に怒られたりしたことはありました。
当時は日常茶飯事だったので気になりませんでしたが、改めて今考えると異常だということは簡単にわかります。

そこで改めて考えましょう。「野球はやりたい人がやる」ってこと。

これでは少なくとも心から野球を楽しむ環境ではありませんよね。


野球部は未だに耐え忍ぶことが美徳だと思っている

野球部には特に古い考え方が根強く残ってしまっています。

ただひたすら走るだけの練習やただひたすら球を投げ肩や肘を痛めても気合で耐えようとさせるということは本当に良くありません。

母校では監督が代わったことでかなり環境は改善されたようですが、それでもまだまだ変化を受け入れないチームというのは多いと思います。

投げすぎて才能を潰してしまった選手が過去どれだけいたことか…。本当に残念なことです。

最近は怪我に対する認識が高まっていることから意識する監督さんは増えたようですが、それでも意識しているというのは上辺だけで実際は「まさか怪我なんてしてねえよな」といった感じのニュアンスで聞いてくることが多く現実として痛みや違和感があってもそれを伝えられないことは少なくないと思います。

というか自分も実際そういう風に言われて「はい」としか言えず結局後で怪我につながってしまったこともあります。


結局のところ高校野球は高校生がやっている


当たり前と言えば当たり前です。高校生はまず最初に何をすべきか?それは圧倒的に勉強です。

甲子園を本気で目指す選手でない限り、プロを目指す選手でない限り高校球児にまず求められるものは野球以前に勉強です。

しかし実際勉強に対しての配慮が行き届いている野球部は多くない印象です。

顧問の先生や監督さんも野球だけしていればいいというような考え方の方が多く、聞くところによれば野球をしに学校に行っている先生もいるそうです。

そんな方の下で野球するということは当然勉強の時間が少ないということです。

ただ、自分の場合は同じ野球部の仲間の中で旧帝大や有名私立に受かった人もいるので浪人は自分の責任とは思っていますが。

実際本気で甲子園を目指している学校はそこまで多くはありません。そういう学校ではもう少し勉強のウェイトを大きくしてもいいのではないかと思っています。


ハードルの寺田明日香さんを見て思う「楽しむ大切さ」

ちょっと野球という競技からは離れますが、皆さんは陸上ハードルの寺田明日香さんを知っていますか?
最近オリンピックを賭けて走る姿がよくテレビで取り上げられていますよね。

寺田さんはオリンピックの参加標準記録に届いておらず、まだタイムを縮めなければいけないそうですが、好記録を出すために練習やトレーニングを積む姿は決して辛そうには見えません。

むしろ更に記録を伸ばすのを楽しみにしているかのように練習している様子の映像を見て思いました。

もちろん影では想像のつかないほど血の滲むような努力があるんでしょうが、それでも寺田さんは楽しそうに走っているように見えるんです。

やっぱり好きこそ物の上手なれって本当なんだなあと思います。

一方で高校の野球部を見るとどうでしょう。

先程の話と被るかもしれませんが、まるで野球を楽しむという感じではありません。それで野球の何の良さがわかるというのでしょうか?

今一度楽しむ大切さを考えなければいけないのではないでしょうか?


悪しき伝統が野球人口減少を招く

なぜか野球部に残る意味不明な風習ってありますよね。髪型は坊主だったり、ランメニューの後膝に手をつくのを禁止したり、見逃し三振にとてつもなく厳しかったりと例を挙げればキリがないですが。

こうしてあらゆる縛りを受けてただ辛いことに耐えるようにして野球をする姿を見て「自分もやりたい」と思える人がどれだけいるでしょうか?そんな競技に魅力などあるわけが無いんです。

野球人口の減少は少子化の影響もありますがこうした悪しき風習も要因として十分あると思います。 

実際坊主が嫌だからという理由で好きな理由を諦めた人は多いはずです。本当に野球が好きなら髪型が坊主になろうと構わないというスタンスの監督さんが多いようですが、やはり見た目というのは大事で、ただでさえ高校生ならとても気にすることだと思います。

髪型が理由で野球を諦めるのは本当にもったいない。野球は髪型でするわけじゃ無いのに。そうした習慣は早く根絶すべきです。

最後に

今年の高校球児は去年よりも厳しい状況に置かれていると思います。オリンピック反対の意見も強くある中で高校野球もその批判の対象になることがしばしばあるからです。

コロナ対策は分かりますが、やはり最後の夏のためにかけてきた高校野球生活をどうか無駄にしないでほしいと思うし、選手たちに批判をぶつけるのは絶対にしないでほしいと思っています。

あらゆる所から板挟みにされながら野球をするというのは複雑な心境だと思います。でも選手たちができることは今までやってきた野球を精一杯やることだけなんです。

長い文章となってしまいましたが、以上が現状の高校野球に対する意見です。
自分の大好きな野球がどうか健全な野球であってほしいと切に願います。

今年はなんとか夏の大会が行われるようなので選手たちは全てを出し切り清々しい気持ちで引退していってほしいです。自分は野球をするすべての高校球児を応援します。

以上ありがとうございました!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?