習慣化のいろは〜習慣化術1から10まで
さて、お待たせしました。余談ばかりでいつ本題に入るのか、自分でも戸惑っております。
ここからは、Kindle Unlimitedにより、読んできた習慣化関連の本を通して、学んできたことをまとめて、私なりに習慣化のコツを示したいと思います。
Kindle Unlimited必勝法はこちら!ぜひ試してみてください。
本で得た知識に、経験を加味したものです。
あくまでも、私自身の継続のためのメモにすぎません。
独学の本はたくさん読んできましたが、このようにまとめる機会を待っていたのかもしれません。
それぞれが持っている有効な方法を情報として共有し、生活を充実させることができれば、こんなに嬉しいことはない。
思い悩んでいる方がいれば、是非とも執筆してほしいところです。
ご検討ください。
では、習慣化のい・ろ・は、プラスα、
どうぞお付き合いください。
習慣化したいことといえば、まず独学ではありませんか?
え、違う?
もっと大切なことがあるだろうが、仕事とか家事とか。勉強など二の次三の次、後回しだ、と騒ぐのは少し待ってください。
私の習慣化の順番からいうと、断然、独学です。
そこから派生して家事や、仕事がついてきた感覚です。
習慣化のための第一歩として、強い動機が必要なんです。
それがないといくら方法を知っていても続かない。
続かないから諦める、だらだら過ごす、その繰り返しだということは、わかっていただけるのではないかと思います。
すでに習慣化できている人は、さらにどんどん習慣化していきます。
考えを挟む余地なく、習慣化で埋め尽くされる毎日はとても「楽」なんです。
考えなくていいことばかり、流されるままに生活を送る。断然楽です。
いちいち悩んで考えて、時期によっては、また内容によってはそれが楽しいということもありますが、日常生活のほとんどの行動は、なるべく考えないように動くととても楽であり、早くなり、質も向上するという傾向があります。
何かクリエイティブな作業をする場合、大いに悩んで進めていけばいいと思いますが、それ以外の少々間違えても支障のないこと、決まっている結果に向かって進めるだけの作業などは、どんどん習慣化、無意識化してしまいます。
それでは、独学に関する習慣化の実践を紹介しましょう。
1 とりあえず5分集中
5分集中できるものは習慣を制す。
まず独学を始めなければなりません。
しかし、なかなか始められない。
私もそうでした。なんとなく気分が乗らないんですよね。
そしてだらだらとネットサーフィン、YouTube、Netflix。
実に誘惑は多い。
簡単に飲み込まれてしまいます。
だから、何も考えずに始めてしまいましょう。
とりあえず5分、5分だけ私にください。
今すぐにキッチンタイマーを5分セットし、有無を言わずスタートします。
そして、独学を無理やりはじめるのです。
え?本がない?
そうですね、本棚にきちんとしまってある参考書を取り出すのが、壁になっているわけですよね。
よし、出しておきましょう。
これが次のコツです。
2 3ステップあると高いハードルとなる
どの段階からでも1ステップで開始できる状態にしておく。
これはすべての習慣化のコツでもあります。
逆にいえばそれさえできれば、他にはコツなどいりません。
具体的に考えてみましょう。
参考書が、今いる部屋とは別の部屋の本棚に置いてある、のであれば、はじめるまでに、
1 部屋を移動する
2 本棚から参考書を出す
3 勉強机に着く
4 参考書を開く
5 独学開始
大まかに5ステップ必要です。
さらには、「戸を開ける」「文房具を出す」「椅子に座る」など含めるなら、もはや永遠。五条悟が領域展開し出す。
独学までにいくつのステップを踏まねばならないのか。これでは日が暮れています。非常にハードルが高い、と思えてきませんか?
始めるまでに、できれば2ステップ以内、本当に習慣化させたいことは1ステップまで短縮してしまいましょう。
勉強机など用意しなくてもいいし、参考書を本棚にしまう必要もありません。
出しっぱなしにしておいて、そこにあるキッチンタイマーをスタートさせたら、そこにある参考書を開けましょう。鉛筆も参考書の横に転がしておきましょう。
そして5分、何も考えずに即座に始めてしまうのです。
脳科学によると、人間は何かを始めるまでやる気は出ないのです。
逆に言えば始めてしまえば、勝手にやる気が出てきます。
あらかじめすぐにできる体制を整えておいて、とりあえず5分集中。ここから始めましょう。
3 リビング学習の利点
独学はリビングですることで習慣化しやすい。
とりあえず5分集中をするためには、有無を言わさず参考書を開かなければなりません。
逆に言えば参考書を開きさえすれば、習慣化できたも同然なのです。
開くためには、さて書斎へ(あるならあるで有効に利用もできますが)向かおう、などと考えている時点で、やる気は消し飛びます。
考えてみてください、
1 書斎へ向かう
2 途中で落ちているゴミを拾う
3 それをゴミ箱に入るためにゴミ箱へ向かう
4 ゴミ箱へゴミを入れる
で、何しようと思ってたっけ?あれデジャヴ?さっき同じようなことを言ったような。ほら、もう独学のことは忘れています。
人間はそんなに強くありません。弱く儚いものよ。
だから事前にできることはしっかり準備しておくのです。
さてリビング、住居にもよりますが、生活の中心をなす場所ということで認識ください。
そこで学習を始めましょう。
4 家族を利用する
その背中を見せることが、一番の子育て。
リビング学習は正直、メリットしかありません。
あえていうならデメリットは、参考書が常においてある、鉛筆が常に転がっている、ということです。
きれい好きの家族がいるなら、嫌な顔をされるかもしれませんが、どうにか説得してください。
これにより、より豊かに暮らせるようになり、その分家事をこなします。
だから許してください。お願いします。
と許しを乞いましょう。
参考書を出したままにしておくのは、習慣が定着するまで、です。
人によっては1週間でも定着します。長くて2ヶ月ぐらいです。
定着してしまえば、本棚に入れても大丈夫。
初期のみだと説明してください。今だけ許して。
子どもがいるのであれば、勉強する姿勢を見せることは、やはりメリットしかありません。独学に夢中になるあまり、子どもとの時間がなくなるのは少しいただけませんが、一人の人間として、いくつになろうが鍛錬を重ねること、その背中を見せることが、一番の子育てではないでしょうか。
遊ぶときは遊ぶ。
勉強するときは勉強する。
その時間を共有する、というのが私はベストだと思います。
これらは続けるための仕組みを作ることにあります。
仕組みさえできれば、こちらももの。
独学だけでなく、生活全般の習慣化へとも繋がります。
ここでまず成功体験を積み重ねていくのです。
5 道具とやり方で差別化
勉強法において、差別化できるのは「道具」と「やり方」だけ。
勉強法は数あれど、それをいかにやるか。
どのような道具を使うか。
これが意外と大切です。
習慣化を目指すためには、道具にはこだわってください。
思い切って高級文具を買っても良い、使い心地をとことん追求してください。
毎日使うものは最高のものを。
私はそう考えています。
合言葉はクオリティーオブライフ。
高級でなくてもいいのです。
例えばボールペン、私も色々と試してみました。
ラミー2000の美しいボディは見た目は素晴らしいのですが、書き心地が今ひとつ。
だから中にジェットストリーム芯を入れて、とかこだわっています。
その後、たどり着いたのは無印のボールペン。
シンプル、インクも滑らか、持ち物を全てそれに変えました。
道具を揃えれば、独学は続きます。
試す時間も無駄にはなりません。
ぜひ、とことんこだわった道具を揃えてみてください。
6 費用対効果
独学にも経営者の視点を。
習慣がはじまれば、それでもう勝利ですから、あとはなるべく効率的に、時々見直しつつ進めるだけでいい。
独学にも費用対効果の意識を持ちましょう。
自らの、経営者でありましょう。
とりあえず始めました。だんだんとやる気が出てきます。
なんだか今日は、いつまでも勉強できそうな気がする。
勘違いですが、それぐらいは大目に見ましょう。
勘違いさせた方が、はかどるかもしれません。
しかし、その後です。
集中力は確実に下がります。
下がったけれど、せっかく始めたんだし。
と惰性で続けていても効果は薄い。
費用対効果、あらゆる面で意識を持っておきましょう。
最も集中できる時間を計測しておくのも有効です。
スパッとやめてしまってもいいと思います。
中途半端なところで終わったとしても、それは逆に記憶に定着するかもしれない。
余韻を残せば、長く継続することも容易です。
常に、脳に刺激を与えることも意識しましょう。
7 3回転学習法
3回転標準装備。
1回目 スピード
2回目 理解
3回目 要点暗記
と、参考書は3回転させて学習します。
数多くの独学者が考え、実践してきたため、学習法もその数だけあります。どれが有効なのか、これはその人で試して行くしかありません。
私は基本として、3回転学習法を実践しています。
いや、結局は10回転ほどさせて繰り返し、学習することになるんですが。
少なくとも理にかなっている。
じっくり1回読むだけでは結局忘れます。
特殊な能力を持っている人であれば、一度読んだら忘れない、ということができるのかもしれませんが、凡人は忘れます。必然、です。
だから繰り返し、繰り返し学習し、血や肉として定着させるのです。
習慣化できていれば大丈夫、飽きることなく、いつまでも回転させることができますよ。
最低3回は回して学習してみましょう。知らぬ間に定着しています。
これを毎日少しずつ進めて、継続している、それだけで数年後大きな力になっていることに間違いありません。
8 オープン・ドアー・メリット
夢を宣言してから、実現手段を考える。
人知れず、勉強を続けている。
特に日本人はこういうのを美徳と考える傾向にあります。
いけません。
できるだけ公言しましょう。
私は毎日独学をしている。
司法試験を受ける。
出版する。
起業する。
どんどん公言して、自分を追い込みましょう。
もし、できなくても、なんのデメリットがあるというのでしょうか。
少し恥ずかしい?
実現しなかった時に合わせる顔がない?
やめなければ実現しますよ。
どんなことでも30年続けたら、何らかの形で成し遂げられるでしょう。
途中でやめるから失敗なんだ、と成功した起業者はいうではありませんか。
どんどんオープンしていきましょう。
少しぐらいの焦燥感がないと、独学も効率が悪くなってしまいます。
刺激を与え続けるためにも、繰り返します。
どんどんオープンしていきましょう。
9 アウトプット至上主義
アウトプットランキング上位は音読だ。
勉強法の本を読むと、必ず書いてあるのがアウトプット。
勉強法だけでなく、実用書にも頻出します。
やはり大切、費用対効果を考えると避けて通れない概念です。
何よりアウトプットにより、記憶への定着が図られます。
さて、で、アウトプットって何?
ですよね。
そこがまずわからない、わからないからとりあえずインプットしている。そんな人が多いのではないかと思います。
無論私もそうでした。
ここはシンプルに考えましょう。
なんでもいいのです。ただ自分の身から吐き出すこと。書く、喋る、出す。
出す?
誰もがやったことで言えば、音読、漢字の書き取り、ノートにまとめる、などでしょうか。
アウトプットであれば何でもいいのですが、効率的なのは音読です。
ただし、ただ読むだけでなく、その音声を利用しましょう。
これで勉強時間は数倍になります。
10 リスニング・ウォーキング
最強勉強法、それはリスニング。
人間であれば、どうしてもやる気の出ない日もあります。
そうですよね。
前日に深酒した日には、朝起きるのも辛いじゃないですか。
そんな時こそ、9アウトプットで作成した音声ファイルを利用します。
実に簡単、ただ聞くだけ。
一心に集中して聞く、必要もございません。
家事でもしながら、気楽に聞きましょう。
ラジオと同じです。
2倍速で再生できるなら、なお効率的。
何を言ってるかわからなくても、大丈夫。
脳はやわではありません。
脳の力を信じましょう。
我々の無意識に浸透して、知らぬうちに学習しているという素晴らしさ。
アウトプットを行い、さらにそれを聞くだけで勉強が続いている。
一石二鳥とはこのことです。
習慣化術、11から20は以下へ!