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現時点での人生の振り返り
逆境を乗り越えて—私の社会人人生と苦難からの教訓
-「本ブログは、筆者の個人的な経験を共有するものであり、特定の企業や個人を攻撃する意図はありません。」
私は社会人としての人生を通じて、何度も逆境に立ち向かい、挫折と希望を繰り返してきました。大学を卒業して社会に出た当初、新しい環境での多くの困難に直面しました。職場ではパワハラや軽蔑の眼差しを向けられ、同僚からは馬鹿にされたり、嘲笑される日々が続きました。しかし、私は諦めず、10年間同じ職場で必死に耐え抜きました。「誰にも負けたくない」という思いだけが、私を支える原動力だったと思います。
後半の5年間では、メンタルを強くし、業績向上と新規顧客開拓でNo.1の成果を上げ、無敵の状態になったと感じました。笑顔で職場を飛び回り、何事にも挑戦する姿勢を貫くことで、自分の存在価値を感じることができました。
そんな中、私にとって一筋の光が差し込みました。それは、長年の努力が実を結び、憧れのティファニーからのヘッドハンティングの話が舞い込んできたことです。長い間憧れ続けてきたブランドで働けるという事実は、私にとって大きな希望となり、社会人としての自分を再定義する絶好の機会でした。
新しい職場では、私の接客スキルが存分に活かされ、ヘッドハンティングしてくれたマネージャーのもとで、業績を上げ続けました。やっと、自分の天職に就いたと感じ、この会社で自分の居場所を見つけたと思いました。ようやく、自分の能力が正当に評価される場を得たのです。
しかし、私の希望は長く続きませんでした。マネージャーの異動をきっかけに、新しい上司のもとで状況は一変しました。新しいマネージャーとのコミュニケーションがうまくいかず、仕事に対する評価が厳しくなりました。私の業務に対して厳しい指摘が続き、自己評価が揺らぎました。次第に、職場での自分の役割や価値に疑問を感じるようになりました。
その後、異動を余儀なくされました。ヘッドハンティングで来たという背景がかえって逆風となり、「何でもできて当たり前」という期待がかけられ、心の負担が増していきました。顧客への提案についても、私の考えと異なる方針が求められ、信念との間で葛藤を感じることが多くなりました。そして、ついには「転職したらどうか」と言われることもあり、自分の存在意義に対して強い不安を抱えるようになりました。結果、私はティファニーを退職することを決断しました。
その後、ルイヴィトンでの採用が決まりかけていましたが、最終的な決定の過程で、私の過去の経験に関する懸念が伝えられ、結果的に採用には至りませんでした。夢にまで見た職場に再び立つ機会を失ったとき、私は大きな無力感を感じました。自分の努力や実績が、他者の一言で簡単に覆される現実に打ちのめされ、次第に生きる気力を失っていきました。
その後も、新たな職場で奮闘しましたが、業績悪化に伴い会社は倒産し、再び職を失いました。さらに、家庭でも多くの問題に直面し、心身ともに限界を迎えていました。これまで積み上げてきたものが、砂の城のように崩れ去り、何もかもが無意味に思える日々が続きました。
そんな中、私はついに処方薬のOD(オーバードーズ)をしてしまいました。全ての苦しみから解放されたいという思いに駆られ、絶望の中で自分を見失っていたのです。幸いにも危険な状態を脱し、今ここにいることができていますが、あのとき助けを求める勇気があればと、今でも悔やんでいます。
「こんな人生なら、もう終わりにしたい」と感じたのは、初めての絶望の瞬間でした。どうやってこの状況を乗り越えればよいのか、今でも答えは見つかっていません。しかし、一つだけ言えることは、自分の声を誰かに届けること。それが唯一、救いへの一歩であると信じています。今もPTSDや鬱は続いていますが、苦しみを抱える人々が、少しでも自分の思いを他者に伝えられるよう、私もこうして自分の体験を伝えていきたいと思います。
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