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子どもだけで中学受験に立ち向かわせない

子どもの中学受験について他の親と話をしていると、どう伴走していたのか、聞かれることがあります。

最難関中の問題なんてよく教えられますね、と言われますが、正直言うとそんなムズカシイことは教えたことはありません(小4の頃は教えていましたが)。

高度な内容を教える能力はありませんし、仕事があるので、その時間もありませんでした。

次に、子どもが優秀だから自分でできるのですね、と言われますが、どうなんでしょう。

子どもは将来の事を考えたり、そこから逆算して計画するのが苦手。

また自分が出来ないこと、弱いところを客観視することが苦手。

だから、自分では間違い直しができず、再発防止の対策も考えられない。

自分でやるべき課題の優先順位づけとか勉強量の調整はできない。

時間を管理できない。

全然、自分で(自力で)できていなかったと思います。


自力でできるようにならないと意味がないのでは?

そう思いましたが、我が家ではちょっと無理でしたので、親が介入しました。

特に「何が分かっていて、何が分かっていないのか」を客観的にとらえられないのは致命的だと思います。

未熟でスキルもない親であっても、一緒に解説を見てやるとか、一緒に考えてやる(少なくともそのポーズをとる)ことくらいはできますし、それができれば十分な気もします。

専門的なアドバイスが必要なら、塾の先生のところにいけばいいので。

やるべき課題を一緒に考え、計画づくりをサポートする。

あとは、健康管理と時間の管理。

食事や気分転換、運動不足にならないように配慮。

寝る時間になったら寝かせ、朝決まった時間に起こす。

メンタル面の管理も重要ですが、一番は、親が動揺しない、不安を見せない、そしていつも気分が安定していることだと思います。

子どもは常に両親のことを見て気にしていると思うからです。

子どもがメチャメチャ大変なことに取り組んでいるのか実感できるので、点数や成績を見て声を荒げることはありませんでした(がっかりはした)。

やる気のない態度や決めたことを守らないとイライラすることはありましたが、これは反省点。

子どもと一緒に喜んだり、苦しんだりした時間でした。

中学受験では、子どもだけで受験という「戦い」に向かわせないことが案外大切なことのように思います。


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