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嬢をめぐる冒険

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離れていても波長がシンクロした時に会える機会が巡ってくる不思議な女の子
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#私小説

嬢をめぐる冒険(N#21)

 Nちゃんはパスタを食べながら会話していたが、綺麗な食べ方だった。 驚いたのだがNちゃんは…

浮世之介
1か月前
4

嬢をめぐる冒険(N#20)

「今日は何か食べた?」 「実は忙しくて朝から何も食べてないんです」 「なにか食べるもの頼み…

浮世之介
1か月前
5

嬢をめぐる冒険(N#19)

 「来てくれると思ってましたよ」 Nちゃんは決して表情が豊かな方ではない。それでも嬉しそ…

浮世之介
1か月前
2

嬢をめぐる冒険(N#18)

 当日、仕事が終わって少しゆっくりしてから出かけた。ラスト枠だったので時間に余裕があった…

浮世之介
1か月前
2

嬢をめぐる冒険(N#17)

 年末に風俗ポータルサイトからメール通知が来ていた。Nちゃんが年始に出勤するという情報だ…

浮世之介
1か月前
3

嬢をめぐる冒険(N#16)

 抱き合わず、腕枕もしない、手も繋がずに仰向けで布団をかけてお互いに目をつぶったまま会話…

浮世之介
1か月前
2

嬢をめぐる冒険(N#15)

 プレイの後は彼女は「手を洗ってくるね」と言ってバスルームに向かったが戻ってきた時には髪も濡れていた。そして脱力している僕の身体も拭いてくれた。拭き終わると「髪を乾かしてくる」またバスルームに入っていった。 やはり髪まで汚れてしまったようだった。そのとき僕は魂を抜かれた放心状態だったので気にかけてあげることは全くできなかった。今になって彼女の言葉を思い出し、そうだったのだと思っているだけだ。 まだ時間があったので布団をかけて二人で横になった。彼女も僕も目を瞑りながら話して

嬢をめぐる冒険(N#14)

 彼女はシャワーからプレイの始めるのだった。僕は出会った日から衝撃を受けたのだった。何度…

浮世之介
3か月前

嬢をめぐる冒険(N#13)

 ホテルに入室し、お店に連絡を入れる。今時珍しいのだが、全て電話連絡だった。離れた土地に…

浮世之介
4か月前

嬢をめぐる冒険(N#12)

 女の子に会うためだけに高速道路を走ったことはあっただろうか。運転しながらそんなことを考…

浮世之介
4か月前
2

嬢をめぐる冒険(N#11)

 朝に予約は入れたので仕事の昼の休憩時間にサイトをチェックした。出勤を知らせる日記が掲載…

浮世之介
4か月前
1

嬢をめぐる冒険(N#10)

 昼頃に「前に〇〇店に少しだけいたので覚えてるおにいさんがいたら嬉しいです!!」出勤を知…

浮世之介
4か月前
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嬢をめぐる冒険(N#9)

 その後は彼女と会えるタイミングは巡ってはこなかった。東京の在籍店にもあまり出勤していな…

浮世之介
4か月前

嬢をめぐる冒険(N#8)

   部屋を出る前に財布の中に残っていたお札をチップとして渡した。  「仕事上がったら何か食べてね」  「いいんですか?」  「ほんとうに大した額じゃないから」  「さすがですね。チップを渡すタイミングもスマートです」 思えば彼女にチップを渡したのは初めてだったのかもしれない。入室して先にチップを渡して本番を迫る客が多い話をしてくれた。あまり愚痴らない女性だが心に封じていることも多いのだろう。 エレベーターに乗り込むとキスをしてくれた。おやおや時間はお終いなのに大丈夫な