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嬢をめぐる冒険(N#11)

 朝に予約は入れたので仕事の昼の休憩時間にサイトをチェックした。出勤を知らせる日記が掲載されていた。

 「〇〇店に遊びに行った時のお客さんが見てくれてたら嬉しいな…!」

この中には僕は確実に含まれていた。集客のためであることは明白だが、嫌な客がいたならば引き寄せたくはないだろう。

僕はこれを見る前に行くことを決めてしまっていた。そこから僕の住む街までは70kmは離れていた。これを見てはたしてどれだけの人間が彼女に会いに行くのだろうか。人によっては遠いと考えるのが普通だろう。それでも会いに行く人間は確実に一人はいるのだ。

午後は粛々と仕事をこなし夜を待った。そして車に乗り込み高速道路の入り口に向かった。高速道路に乗る前に予約したことをトークで伝えた。すると返事がすぐに返ってきた。

 「あー!!!!!!!!!待ってたーー!!!!!!!!」

僕が誰かはすぐにわかったようだった。これ以上は伝えることもなかった。これから高速道路で向かうことをだけ伝えた。喜んでもらえたと考えて良さそうだった。

そして平日の夜の空いている高速道路に乗った。





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