高たんぱく、低脂質、ビタミン・ミネラル豊富な優等生 #21北海道「いかめし」
栄養士さんのアドバイス付きレシピとともに、
ご当地料理を楽しむ「お家で作る!ご当地の味★栄養士おすすめ料理」。
第21弾は、北海道!
今回は、第二次世界大戦中の食糧統制下、米不足が深刻化していた時に、当時よく水揚げされたいた「イカ」を使って米を節約するためにできた料理で、函館本線森駅の駅弁として考案された北海道の名産品としてよく知られる「いかめし」をご紹介します!
こんにちは。グリーンハウスnote編集部のLVGsです。
今回は、栄養士の本嶋 志保さんに、「いかめし」のレシピとそれにまつわる栄養のお話を伺いました!
>>今回のレシピを紹介しようと思った理由を教えてください。
このご当地料理シリーズで北海道は3回目。最初は「ちゃんちゃん焼き」をと思いましたが、鮭は以前に当シリーズで紹介されていたので、北海道では身近な「イカ」を選びました!
4~5杯まとめて売られており、安く手に入り、かつ、簡単にできるため、自宅では夕飯によく出ていました。
◇「いかめし」レシピ
>>調理ポイント
いかめしに使用する米は、もち米でなく、普通の米(うるち米)でもOKです。半々にすると冷めても硬くなりにくいです。
ちなみに、私はもち米100パーセントが好みです~。
加熱すると、もち米が膨らみ、イカが縮むので五分目くらい詰めるがちょうどよく、合わせて破裂防止のために、イカにフォークで穴を開けます。
また、アレンジメニューとして、いかめしは、トマトベースで煮込みチーズを入れるとイタリアンに!これもまたおいしいですよ。
>>イカは捨てるところがありません!
イカは、軟骨と一部の内臓以外、本当に捨てるところがありません!
「いかめし」で余ったげそは、唐揚げやネギと合わせて塩味で炒め、おつまみに。内臓(ゴロ)は塩辛に。余すことなくイカを味わうことができます。
◇とっても優秀な食材「イカ」
>>高たんぱく、低脂質、体に必要なビタミン&ミネラルをバランスよく含んだ食材
イカ一杯から、タウリン約3,000㎎が摂取できます。タウリンには、コレステロールを減らす、心臓や肝臓の機能を高める、視力の回復、インスリン分泌促進、高血圧の予防など多くの効能があり、母乳にも多く含まれ、乳児の発達にも関わるといわれています。
摂取目安量は、一日500~2,000㎎取ることを推奨されており、イカ1杯を食べた場合は十分摂取できることとなります。
また、イカは高たんぱく、低脂質な上、抗酸化作用のビタミンEが含まれ、さらに皮の部分にはコラーゲンも!必要なビタミンやミネラルをバランスよく含んだ<完全栄養食>といっても過言ではない、とっても優れた食材なんです!
>>タウリンの吸収率が上がる食材
タウリンの吸収率が上がる食材として、疲労回復も含めると、エネルギー産生を促すビタミンB群<ビタミンB1→豚肉、B2→レバー、B6→肉類・魚類など>と一緒に摂取すると効率よく取れます。
タウリンは水溶性であるため、いかめしは効率的に摂取できる食事でもあります。
また、食べるタイミングとして、成長ホルモンは22時~3時に活発に分泌されるといわれているので、翌朝すっきり目覚めたい方や身体づくりに励んでいる方は夕食時にタウリンを摂取するのが◎!
特に、肝臓の健康を保ちたい、生活習慣病を予防したい、目の疲れが気になる、お酒をよく飲む、筋肉の衰えが気になるという方はタウリンが多く含まれる食事をおすすめします。
◇最後に、この記事を読んでくださっている皆さまへ一言お願いします!
北海道は食材の宝庫!中でも有名海産物の「イカ」を使用したレシピを紹介させていただきました。生も良し、煮ても焼いても干しても良し!栄養豊富な上に、高タンパク・低脂質でダイエットにも◎
物産展の味をご家庭でご賞味あれ♪
>>私の出身地「美唄市(びばいし)」もよろしくです
私の出身地は、美(うつく)しき唄(うた)のまち、美唄市です。特産品としては、アスパラガスが有名で、天ぷらにして食べることが多いです。また、「アスパラひつじ」という羊がおり、選果場で長さをそろえるときのでるアスパラの根本部分を羊に与えて育てており、旨みと甘みが強いのが特徴です。
そのほかにも、美唄焼き鳥、とりめし、袋入り焼きそば(具の無いソース焼きそばで、袋から直にかぶりつくスタイル!)などおいしいものがたくさんあります!!!
また、個性的な、ゆるキャラも~!
他にもたくさんレシピや運動情報など掲載しています。
ぜひ日々の健康維持のヒントに、見てみてください!
次回のご当地料理もお楽しみに!
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