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催眠術に学ぶ上手なデートの誘い方

好きな人をデートに誘いたい!
でも断られるのが怖い!

あなたもそんな経験があるだろう。

しかし、言葉を工夫するだけでその様な悩みからは解放される。

今回は、催眠術師が扱う言葉をデートの誘い方に応用してみようと思う。

選択肢を奪うダブルバインド

 
相手をデートに誘う場合、だいたいの人はこの様に誘う。
 
「今度食事でもいこう」
 
もちろん、「今度どこかへ行こう」とか「デートしよう」などの可能性もあるだろう。
 
しかし、この様な誘い方では、相手にあなたとのデートに行くか、行かないかの選択肢を与えていることになる。
 
つまり、相手が行かないという選択肢を選ぶ可能性もあるわけだ。
 
しかし、言葉を工夫することで、相手に選択肢を提示している様に見せながら、こちらの思う方向へ誘導することも出来る。
 
その方法がダブルバインドという方法だ。
 
例えば、催眠術師が催眠術をかける前にこの様に声をかけることがある。
 
「あなたは、座って催眠術にかかりたいですか?それとも立ったまま催眠術にかかりますか?」
 
この様な訊き方は、一見相手に選択肢を提示して、相手がコントロール権を持っているかの様に見える。
 
しかし、この言葉の今日妙なところは、その様にみせかせて、実はコントロール権はこちらにあるということである。
 
この選択肢のトリックは、どちらを選んでも催眠術にかかるということが前提になっているということだ。

立つか座るかというこを選ぶことはできるが、どちらにしても催眠術にはかかることになる。

相手が選べるのは、どのように催眠状態になるかということのみだ。

つまり、ダブルバインドとは、自分が相手に行ってほしいことは行ってもらう前提として、選択肢を提示する方法だ。

このことから、ダブルバインドは前提提示などと呼ばれることも多い。

これをデートの誘いに応用するとすれば、例えば以下の様になる。

「今度の週末水族館か映画館に行こう!」

この誘い方をするとすれば相手の中では水族館に行くか、映画館に行くかを考える。

しかし、あなたにとっては相手がどちらを選ぼうと関係ない。

そもそもデートに行くことが出来れば、目的は達成出来るのだから。

デートに誘う際には、デートに行く事を前提とした選択肢を相手に提示しよう。

日常に潜むダブルバインド

ダブルバインドという技術は、実は私達の日常に潜んでいる。

例えば、「カードで払うか現金で払うか?」という選択肢を与えるのは買う事を前提としている。

新商品が出る際に、2種類以上の商品を同時に発売するのもこの原理だ。

どちらを買うか迷う消費者の心理を巧みに操っている。

販売者からすればどちらを選ぼうと、商品を買ってくれるだけで勝ちなのだ。

あなたも日常に潜むダブルバインドを探してみよう。

そして、それを参考に意中のあの人をデートに誘ってみる事をお勧めする。

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