#30 2浪目の受験→全敗(受験失敗)で今度こそ人生終了へ
自分より酷い受験失敗した人はいるのでしょうか・・・?
おそらくこれ以上酷い人はそうそういないと思います。
以下の前回記事からの続きです。
慶應法学部の合格発表
2年前や1年前ほどドキドキはしなくなった合格発表の日。
というのも、今回は確実に合格している自信があったから。
「やっっっっと今日でこんな地獄のような生活も終わる・・・」
「明日には退学届出して、4月から慶應に通って、そのままエリートコースを突き進もう!」
ともう合格する気満々でした。
もう14回も不合格になっていたこともあり、
「また落ちてたらどうしよう・・・」
ともかすかに頭をよぎっていました。
そして、合格発表の時間になり、
前年と同じ合格発表画面を開きました。
受験番号と生年月日を入力し、
画面を見ると・・・
?!?!?!
は・・・?
え・・・・・・??
さすがに何かの間違いでしょ・・・?
え、あんなに解けたのに?
去年より確実に解けた自信あったのに
えっ、えっ・・・???
嘘だろ・・・、マジで・・・・・・
もう意味わからん・・・・・
マジでどうしよう・・・・
去年までは頭が真っ白になっていたことが多かったですが、
さすがに今回の不合格は予想外過ぎて、
頭が大混乱状態でした。
今回はショックで打ちひしがれるより
意味がわからなすぎて落ち着かず、
一旦外に出て近くの大きい公園まで歩き、
ベンチでまた合格発表画面を見直しました。
「夢じゃねぇのかよ・・・、もう意味わからん・・・」
今度こそ本当に慶應への道が完全に閉ざされました。
「あぁ、もう本当に人生終わった・・・」
「まぁもう最悪早稲田でもいいよもう、せめて社学でも受かってくれれば・・・」
ともう完全に力が抜けきって
寒い中、暗くなるまで家に帰りませんでした。
夜ベッドの中でも何度も思い返しては
これが現実とは思えませんでした。
本来?なら大号泣しそうなところですが、
あまりにもショックで「悲しい」とか「悔しい」という感情がまだ全然追いついてきませんでした。
早稲田法学部の合格発表
あれだけ勉強したのに、もう9回も落ちてる早稲田。
現役のとき早稲田アカデミーで仲の良かったM下くんや、
合宿で仲良くなった池袋校の2人や、
浪人のときの河合塾で仲良くなったN崎くん、
そして、浪人のときに好きだった子もいる早稲田。
「これで受かっても、M下の2個後輩で、好きな子の後輩にもなるのか・・・」
「あれだけ頑張ったのに、なんで俺だけ今こんな目に遭ってるんだよ・・・」
という思いが消しても消えきらず、
この合格発表当日も頭から離れませんでした。
「もう頼むから早稲田でいいから受かっててくれ・・・」
と祈りつつ
ついに合格発表の時間になりました。
前年と同じ合格発表画面を開き、
もう手慣れ過ぎた手つきで受験番号と生年月日を入力し、
画面を見ると・・・
え・・・?
・・・は?
え???
マジでどういうこと・・・???
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
もう終わったわ・・・・・・
弁護士になる夢も終わったな・・・・・・・
これで社学受かってても
もう2浪した意味ないし・・・
これで10回目の早稲田不合格。
もう意味が分かりませんでした。
入試当日も別に緊張なんかもしてないし、
実力的にも相当余裕で、
これまでもうこれ以上何もできないくらい死力を尽くしてきました。
あとは社学が残っていましたが、
もうこの時点で人生が終わった気分でした。
もう本当に追い込まれた気持ちになり、
最後の社学の発表日までゲームで気を紛らわしながら過ごしました。
早稲田社会科学部の合格発表
もう本当に次はない、本当に本当の最後の合格発表。
現役の4月のときにすでに学年一位で3教科偏差値60から始まった受験勉強。
夢にも思わなかった浪人をして、
何度も悔しい思いや惨めな思い、
辛くて苦しい思いをして、
何度も夜泣いて、
歯を食いしばってきて、
他の誰よりも努力してきました。
明治学院大学でTOEFLのスコアで学年1位も取ったし、
もうこれ以上頑張れないというくらいまで頑張ってきました。
精神的にも
地獄の底に叩きつけられ、
全身無数の槍で貫かれ、
何度も血まみれになって血反吐を吐いて
地を這いつくばって何とか前に進んできたような
そんな1年でした。
そんな限界に限界を超え、
屍を無理やり動かしてきたかのような最終決戦でしたが、
それもついに最後のときを迎えました。
「あぁ、もう受かってるか落ちてるかもよくわからないけど」
「最後に1勝でいいからくれ・・・」
「もう本当に限界・・・」
「落ちてたら今度こそ自◯しよう」
11回目の早稲田の合格発表画面。
もう今日で人生が決まる本当に最後のとき。
もし不合格なら、大学卒業なんて無理だし、
その前に精神的に耐えられなくて4ぬ。
もうこれで本当に終わりにしよう・・・。
頼むから最後に、本当に頼むから合格をくれ・・・。
目をつむり、
息を吸って
呼吸を止めて
(・・・っ!!)
携帯が壊れんばかりに
思いっきり決定ボタンを押しました。
・・・
・・・・・・・
伏せていた携帯を裏返し
ついにその画面に目を運びました。
ーーーーー
ーーーーーーーーーー
完全に真っ白になりました。
えっ・・・?
なんだこれ・・・?
夢か・・・・・・??
???
『今すぐ自◯してください』と書かれたように見えた
もはや見慣れてしまった、人の心臓を抉るサツ人的な文字列。
本当に誇張抜きで、死刑宣告をされたのと同じ気分でした。
何も悪いことはしていないのに…
むしろ人の何倍も辛い思い・苦しい思いに耐え、
周りが楽しく遊んでるときも歯を食いしばって自分を鼓舞して、
死力を尽くして3年以上全身全霊で頑張ってきて、
成績も学年1位やら模試で満点やら大学で1位やら取るまでに
限界に限界を超えて努力してきて、
本当に精神的に限界の先の
限界のそのさらに先の
限界のそのまたさらに先の
限界を死にそうになりながら超えた
限界をなんとか這いつくばって進んだ
その先で得たものが
『死刑』・・・?
なにこれ???
マジで人生これで終わったの・・・?
人より努力したとか一切関係なく、
ロクに勉強もしないで受かったやつもいるくせに
俺だけなんで・・・?
どうなってんだこれ・・・。
もうホントにこれで人生終わり・・・?
もうこのときは冗談や誇張抜きで死を覚悟しました。
ショックすぎてその後は何も考えられず
もはや当時の記憶も残っていません。
泣くとか激情は起こらず、
心の中はもう真っ白で何もない状態でした。
そして、もう本当に3月の誕生日を迎える前に消えようと覚悟をしました。
つづく