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沖縄野菜クラブ 11 育っちゃいるけど食べきれない。
今回の活動は、先週から始まった芋掘りリレーの第二回目である。
ところで、この「芋掘りリレー」、筆者にとっては非常に怖い言葉であるのだが、その理由はご想像いただけるだろうか?
読者のみなさんの中にブログを書いたことのある方がいらっしゃれば、お察しいただけるかもしれない。
正解を言ってしまうと、その理由は「ネタ切れ」である。
これまでの活動は、畑を耕すところから始まり、植え付けや、藁敷き、種々の作物の収穫など、毎回明らかに違う要素で構成されたものだった。
しかしながら、今回、筆者の前に立ちはだかったものは、もう一度言う、「芋掘りリレー」である。
全五回に渡ってただ芋を掘り続けると言うではないか。
前回は良かった。一回目だから。はじめてだから。書くことがあった。
しかし、見ていただきたい。
二回目にしてこの体たらく。
お気づきの方もあるだろうが、ここまで約350字。この文章を書いている人間は、未だ今回の活動内容について一切触れていないのである。
ただ筆者の心情を吐露しているだけなのである。
今筆者の十本の指を動かしているのは、今回集まった、筆者を除く八名に対する責任感のみだ。
しかし、このまま終わるわけにもいかない。
ここからは、それでも見つけた一回目との違いをなんとか広げて書きたいと思う。
まず一つ目としては、参加者の人数や構成が違っていた。前回は子どもたちを含め二十名ほどが参加してくださったが、今回はおそらく全員二十代の九名だった。
このように、今回は人数が少なかったため、焼き芋の火おこしをしていた部長以外の全員で芋を掘った。
スコップを地面に突き刺す度に、前回子どもたちにまかせていた作業の大変さを痛感することになった。
改めて、第一回の時、芋掘りが終わった後も虫取りや泥遊びなどをし、嬉々として遊び回っていた子どもたちのエネルギーに脱帽する。
その他の相違点といえば、今回掘った芋は前回と比べて大ぶりのものが多っかたというのがある。
植え付け時に撒いた肥料の効果かと考えたが、どこに肥料をやって、どこにやらなかったのかを誰も覚えていなかったため、この件は迷宮入りとなった。
また、一本だけだが、ゴーヤの収穫もあった。以前、取れるものは取り尽くしていたので、これは意外な発見であった。そのゴーヤの横にもう一つ、小さなゴーヤも成っていたので、来週あたりにはこれも収穫できそうである。
さて、前回との特筆すべき違いといえば、まあ、このくらいである。
前回同様、今回も立派に育った芋が大量に取れ、来週の焼き芋もその数を心配することは全く無い。
もはや大量の芋を収穫していることを当たり前に感じている自分がいる。
ありがたみを忘れてはいけないと思う一方で、意識は自然と、芋を掘り出すときの苦労にだけ向いてしまう。
今回収穫した芋は、前回のものとは違う調理方法で食べたいと思う。
そうすることによって、この収穫をありがたいと思う気持ちをもう一度呼び覚ませるのではないかと考えているからだ。
芋掘りのチャンスもあと三回。
冒頭でお伝えしたように、この数は筆者にとっては多く感じるのだが、ブログを書くという十字架を背負っていない方が普通に体験したいと考えていらっしゃるのなら、少ないと判断して良い数である。
も あ 今
う な 年
三 た の
回 の 夏
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か そ 芋
残 の 掘
さ 一 り
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