沖縄野菜クラブ 13 おいもがぽろぽろ
野菜クラブの畑ではしゃぐ子供たちを見ていると、その中にいつの間にか昔の自分を探していることがあります。
畑には、たくさんの子供たちが来てくれます。
幼稚園生や小学校低学年くらいの子たちが多いように思います。最年少は、1、2歳くらいでしょうか。
それぞれに個性豊かなみんな。引っ込み思案の子もいれば、初対面なのに、背中に飛び乗ってくる子もいました。
そんな彼らを見ていると、昔の自分はどうっだったかな、自分のまわりの子はどうだったのかな、と振り返っていることがあります。
まるでジブリ映画の「おもひでぽろぽろ」のようです。(あれも農家に手伝いに行く話でしたよね)
こんなに沢山の子供たちと触れ合っているのは、よく考えれば、本当に小学校以来かもしれません。
あの頃の私は、畝の間を走り回る、あの子供たちの中にいたのでしょうか。それとも、お母さんの後ろにくっついているあの子のようだったでしょうか。
たぶん後者ですね。
しかし、その頃からたくさんのことがありました。私は何度か、変わった気がします。
あの子たちにもきっと、たくさんのことがあるのだろうと思います。
どの子にもそれぞれに素晴らしい魅力を感じます。
違う色で光っています。
その色が、大人になっても、光っていて欲しいと、素直に思います。
しかし、同時に振り返らなくてはいけません。
自分は光っているのでしょうか?何色で光っているのでしょうか?それは本当に自分の色でしょうか?
そんなことを考えている間に、今回も活動報告を全くせずにここまで書いてしまいました。
今回も暑かった。沖縄って、いつから涼しくなるんでしたっけ?
ここで過ごす10月は、もう5回目になりますが、去年までいつから寒くなっていたのか、全く覚えていません。
もう来週で芋掘りも最終回だと言うのに、焼き芋の雰囲気が、これっぽっちも、無い!
部長はやけになって、今日参加してくれた子供たちに、これが沖縄の焼き芋なんだよ、と、とんでもない嘘を教えていました。
暑さは人を駄目にするというのは、本当のようです。
それでもイモはしっかりとれました。
来週の焼き芋には困らないでしょうし、参加したみんなで分けても、満足の行く量がありました。
ただ、なんとなく小ぶりのものが多いという印象があったのも事実です。
さて、来週はいよいよ最終回、聞くところによると、大勢の人が参加するそうですよ。
取れるものは取り尽くしてきたこの畑、次回のイモを取ってしまえば、確かに一旦収穫収めになるでしょう。
約半年間続いてきた野菜クラブの第一期グランドフィナーレといったところでしょうか。
残念ながら、筆者は参加できません。
参加される皆様、ぜひ楽しんで、第二期につながる良い回にしてくださいね!
皆さんの写真を楽しみにしています。
それでは。