【取締役インタビュー】大手企業からベンチャーに私が20代で取締役になった話 Part.1
こんにちは!人事の高茂です。
今回は当社の取締役、坂従のインタビュー記事を2部構成でお届けします。
坂従がジオコードに入社してから取締役までになる道のりや、ジオコードのセールスポジションの魅力について語ってもらいました。
以下に当てはまる方は、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。
職種問わずこれからジオコードの面接を受ける方
営業としてスキルアップ/キャリアアップしていきたい方
Web業界に興味がある方
ジオコードに興味がある方
▼大手企業を選んだ新卒時代
——はじめに、坂従さんのこれまでのキャリアを教えてください。
まず、新卒の就職活動時は大手企業にいこうと決めていました。
当時はリーマンショック真っただ中の就職氷河期だったこともあり、大手に入れば人生安泰だよね、という空気があったんですよ。新卒採用をストップしているところや、大量リストラを実施している企業も多くあった時代でした。だから絶対大手企業に入って、周りに自慢してやろうと思って。
その中でも商社ってカッコいいなと思い、大手商社に入社しました。英語を使ってバリバリ仕事して、キャリーバック抱えて海外出張に行くぞー!という不純な動機で(笑)。
商社では半導体を扱う部門に配属されたのですが、そこでのキャリアは非常にありがたい経験でした。
英語を使った商談の機会も多かったですし、海外出張にも複数回行けましたから、今思えば理想に近い仕事内容が出来ていましたね。
でも、唯一「大手企業」というのが、私にとってのミスマッチだったんでしょうね。
もちろん、大手企業ならではの良さというのもあります。
組織が非常にしっかりしているので教育の仕組みもあり、周りの先輩社員も非常に優秀でした。
ビジネス基盤としても盤石で、安心してキャリアを積んでいける。
今思えば、本当に良い企業でした。
ただ当時の私は、それらを上回るマイナス面のほうが多いと思ってしまったんですよ。。。
仕事でどれだけ結果をだしても、給与の上り幅が一定なので、同期と大きな差がつかなかったり、入社年次で昇給・昇格が決まることが多かったので、実力で上の先輩を抜いて出世する、ということが物理的に難しい環境でした。(私の先輩が優秀だったのもあるかもしれませんが。)
今の立場になれば、経営的に大きな差をつけない人事評価のやり方は理解できるところもあるのですが、早く周りを出し抜いて出世したかった当時の私にとってはもどかしい文化でしたね。
課長になるまで10年、部長になるまで20年といった距離感に、徐々に我慢ができなくなっていったんです。
更に当時、私のキャリアにとって決定的となる出来事が起こりました。
▼転職のきっかけとなった、お客様からの言葉
2年目に入り、少しは自分で仕事を回せるようになった当時、そこそこの大型商談をほぼ自分ひとりで、まとめ上げることができたんです。
これが大きな自信になり、社内でも褒められて有頂天になっていましたが、そこでお客さんに言われた一言が、私のキャリアチェンジを決定的にします。
「御社は大手で安心できるし、商品シェアもあるから、御社に決めさせてもらったよ。」
これを言われた瞬間、大きなショックを受けました。
あれ?俺が営業だったから決まったんじゃなくて、会社が凄いおかげ?
もしかして営業が俺じゃなくても良かった!?誰でも決まってた!?
会社の看板が無かったら、俺ってなにも出来ない人!?
はい、今思えばその通りなんです(笑)。
今、私がこいつの上司なら「お前、新卒2年目の分際で何を過信しているんだ!」と言ってやりたいところです。
ただ当時の自信過剰で成長に飢えていた私にとっては、許容しがたい一言だったのです。
それならば生粋のベンチャーに行こうと。
あえて会社の看板に頼っていては成果が出せない環境に身を置き、本当の意味での自分の実力を磨こうと。
そして、ガンガン実力を発揮して上の先輩などを抜いて、出世してやろうと。
そう思い、入社3年目のタイミングで転職することを決意しました。
多くの人が、大手企業からベンチャー企業に行く選択に反対し、説得しようと(諭そうと?)してくれましたが、それでも私は、こう思っていました。
自分の選択が絶対正しい、結果でそれを証明する、と。
▼大企業からベンチャーに
——次のステップにジオコードを選んだのはなぜですか?
一言でいうとジオコードの環境とサービスが、私が求めていたこととマッチしたからです。
私が転職して叶えたかったことは、「会社の看板ではなく、実力で結果が出る環境」と「結果をだした分、昇給や昇格ができる環境」を手に入れることでした。
当時のジオコードは上場もしていなかったので、今よりもゴリゴリのベンチャー企業であったのと、若い人材でも結果を出せば実力次第で出世が出来る文化があり(これは今でも変わらずあります)、まさに私がもとめている環境でした。これがジオコードに入社を決めた1つ目の理由です。
2つ目の理由は、扱う商材に惹かれたからです。商社に在籍していた時に扱っていた「半導体」のような有形商材は、もともと商品スペックが決まっているんですよ。
サイズ、機能、価格など、営業努力で変えようがない部分が多いんですよね。
だから機能が合っていれば、あとはシェア、安心感、価格で商品を選ぶのは当然なわけです。
なので、さきほどお話した私のキャリアを変える発言をしてくれたお客様は、何にも悪くありません。当たり前の判断をしただけなのです。
ただ、商品スペックに左右されずに、もっと「自分の力」で勝負できる商材がある、というのも事実です。
ジオコードはWebマーケティングの会社です。
有形サービスの販売ではなく、無形ソリューションを提供しているので、まさに型にはまらない提案が可能です。
更に同じWebマーケティングの会社の中でも、ジオコードには他社にない大きな特色があります。
それは”一社完結”で、Webマーケティングを提案することができる点です。
“一社完結”の意味を、少し説明しますね。
そもそもWebマーケティングと言っても、実は様々な手段が存在します。
代表的なものでも、リスティング広告、DSP広告、SNS運用、SEO対策、サイトリニューアルなどなど。
そして仮にWebマーケティングを強化したいというニーズがあった場合、お客様の業種、規模、サイトの状態、目標などにより、どの手段がベストであるかは都度、判断が分かれてくるのです。
一方でWebマーケティングを扱う多くの企業は、限定的な手段のみを取り扱っています。例えばWeb広告の代理店、あるいはWebサイト制作会社、など。
そういった会社に行くと、仮にお客さんの状態を加味したときにベストな解決策が”サイトデザイン変更”だったと思っていたとしても、”リスティング広告を販売すること”が求められるケースがあります。しかしこれだと、本質的な提案では無くなるわけです。
ただジオコードは、Webマーケティングに必要なソリューションを特定のものに限定せずに”一社完結”で全て取り扱う、というスタイルを当時から取っていました。
そんな環境であれば、Webマーケティングという商品スペックに縛られない無形のソリューションを、複数の選択肢の中から、自分で組み合わせて提案できる。その提案は誰でも出来る提案ではなく、まさに自分の力量(プランニング力、プレゼン力、折衝力など)次第で、成果が白にも黒にもなる商材だと思いました。
要は自分の提案力次第で、売れるか売れないか決まるのです。
以上のことからジオコードだったら、環境としても商材としても、自分の転職したい理由を改善できると確信したので、入社を決めました。
→Part2に続く