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【読書】 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常― (著)二宮敦人 (新潮社文庫)

最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―
(著)二宮敦人 (新潮社文庫)

あらすじ
やはり彼らは、只者ではなかった。入試倍率は東大のなんと約3倍。しかし卒業後は行方不明者多発との噂も流れる東京藝術大学。楽器のせいで体が歪んで一人前という器楽科のある音楽学部、四十時間ぶっ続けで絵を描いて幸せという日本画科のある美術学部。各学部学科生たちへのインタビューから見えてくるのはカオスか、桃源郷か? 天才たちの日常に迫る、前人未到、抱腹絶倒の藝大探訪記。

タイトル︙最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―
著者︙二宮敦人
出版社︙新潮社(新潮文庫)
装幀︙カバー装画︙北澤平祐、デザイン︙新潮社装幀室
ISBN︙978-4-10-101231-5( 四六判︙978-4-10-350291-3)
C-CODE︙0195(四六判C-CODE︙0095)
整理番号︙に-33-1
定価︙693円
発売日:2019/04/01(四六判︙2016/09/16)

新潮社HPより引用

面白かった。
東京藝術大学は、本書にあるように最難関大学だ。
頭脳と才能と財力を揃えた天才が通う大学。
頭脳は、学科試験。しかも、国立だから全教科だ。
財力は、音楽であれば物心ついた頃から音楽の英才教育を学ぶ環境にある裕福な家庭環境であり、美術もまた美術を学べる裕福な家庭環境であることが前提であるらしい。
詰まる所、頭脳と才能と財力を揃えた天才が通う大学、それが東京藝術大学。
それも類稀な才能だ。

一見、本書は、奇人変人の藝大生を面白おかしく取材してまとめたように思える。だが、しかし、藝大生それぞれの話を著者が素直に感じたことを記しているのが中々興味深い。

そして、何よりも、新潮社の夏の100冊にこの本がランクインしていることも中々興味深い。
そう、中高生の夏休みに是非とも読んでもらいたい、本書はそんな1冊。

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