ゴリゴリの国際科高校生 777字 シロクマ文芸部
布団から出ると、制服に着替える。台所でごはんとお味噌汁を食べる。
公園の入り口で鈴と待ち合わせる。
「おはよ。今日、古文の小テストって知ってた、莉津?」
「Oops! 完全アウトだ、これ」と私はfeeling downになる。
「いとをかし、しか知らんつーの」
ホントホント、とあいづちを打ちながら彼女と並んで歩く。
チリンチリンと音がしたかと思うと、びゅんと自転車が真横を通り越していった。
「Watch out! あっぶな。だれあいつ」
私はくすくす笑う。
「なに?」
「こ