明神しじま『あれは子どものための歌』
ミステリー要素アリのファンタジーが好きな人に朗報!この本は、話が進んでいくなかで、だんだんと真相が明かされていくタイプの謎があるファンタジーです。
一話一話、独立した話として読んでもよいのだけど、やはり連作短編として固め読みするのが是非ともオススメ。最後の物語では、それまでの物語が全て合わさって、素敵なエンディングが待っています。
ちなみに個別の話として私が好きなのは、並行して語られる三つの話が最後には重なりあって一つの物語になる「商人の空誓文」と、ロマンス要素ありの「ふたたび、はじめての恋」です。特に前者は、その構成のセンスに脱帽しました。
私は、何を隠そう小3~小4をファンタジー(十二国記、守り人シリーズ、勾玉シリーズ、DWJ、エミリー・ロッダ、村山早紀)に捧げた女でもあるので、ファンタジーも大好きです。同じく好きなミステリーとミックスされた作品に出会えて、すごく幸せです。
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