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葛藤と事故、そして立ち止まる勇気

お父さんの言葉と私の心の葛藤

お父さんはよく冗談で「先生たちを騙しているんだろう」って言っていました。でもその冗談が私にとってはすごく辛かった気がします^^;私はただ、親に「頑張ったね」と認めてほしかっただけなのに…その一言がいつも引っかかっていました。だからこそ、私は自分を認められない感情をずっと抱えていたんだと思います。どれだけ頑張っても「まだ足りない」「もっとやらなきゃ」と自分にプレッシャーをかけ続けていたんです。親に認めてもらいたい、その気持ちは今でもどこかに残っているのがわかります。


事故の日、そして私の限界

そんなある日、私は交通事故を起こしてしまいました。信号待ちで、眠気が限界に達していたんだと思います。右折するトラックの後ろについて、信号が青に変わり、私はそのまま直進しようとした時、目の前にオートバイが…。その瞬間、まるで時間がスローモーションになるかのように感じました。その感覚は、ドラマや映画の中だけの話だと思っていたのに、走馬灯のように…ぶつかる瞬間「もう終わった」と思いました。

幸いにも、事故の瞬間は信号が変わってすぐだったのでスピードも出ていませんでした。大事には至りませんでしたが、相手に対する申し訳ない気持ちが日に日に募っていきました。相手も軽傷で済みましたが、後日謝りに伺うと、その方はなんと数か月前にも同じような事故にあったばかりだったそうで、さらに申し訳なさが増しました。でもその方はとても親切で、感謝の気持ちが胸に溢れてきたのを覚えています。。


事故後の私と母親への感謝

その事故の後、私はしばらく車に乗るのが怖くなってしまいました。たしか、あの時車も廃車にしてしまったんだと思います。それからは学校への送り迎えをお母さんがしてくれるようになりました。高校生の頃と同じように、忙しい中でまた私だけのために時間を割いてくれました。申し訳ない気持ちはありましたが、それと同時にお母さんがそばにいてくれるのが嬉しかったんです。母が自分だけを見てくれているような気がして、感謝の気持ちが溢れました。お母さん、本当にありがとう。


休学と新たな道への模索

ただ、事故をきっかけに、私の心の中で何かが変わり始めました。バイトや学校、そして身を削ってまで続けてきた日々に疑問を感じるようになったんです。これが本当に自分のやりたいことなのか、やるべきことなのか、もうわからなくなっていました。先生や親からは「もったいない」と思われたと思いますが、私は一度「休学」を選び、1年間をかけて考える時間を持つことにしました。


続く…

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