人生の転機は、思わぬご縁から
女社長は、私の生活をいつも心配してくれていました。本当にありがたい存在でした(;;)。確かに、パートを掛け持ちしているとはいえ、一人暮らしで家賃や保険料を支払うと、残るお金はごくわずか。それでよく生活できていたなと、今でも思います。
そんなときに救いの手を差し伸べてくれたのがHさんでした。正社員として雇っていただけるという話で、仕事内容はホテルの立ち上げから運営、お客様対応まで幅広いものでした。面談の際に希望の給料を聞かれ、それをそのまま受け入れていただけることに。正直、驚きと感謝でいっぱいでした。
女社長との最後のやり取りでは少し揉めてしまうこともありましたが、Hさんも、その従業員であるMさんもその事情を理解してくれていて、話は順調に進みました。このとき、この仕事に就けていなければ、今の私はいなかったかもしれません。それほど私にとって大きな転機であり、救いでした。
改めて思うのは、人とのご縁って本当に不思議だということ。どこでどう繋がり、どう切れるかなんて想像もつかない。けれど、そのご縁が人生の大きな分岐点になることもあるのだと実感しました。
Hさんのもとで働き始めてからは、初めての経験だらけでした。HさんとMさんは毎月1~2回宮古島に来ていましたが、それ以外の日は私が一人で申請作業や現場の工事担当者との打ち合わせを進める日々。とはいえ、ほとんどが自由時間で、働いている感覚があまりなかったように思います(^^;)wちょうどコロナが流行し始めた時期だったこともあり、人と会うことが少なく、自宅で作業する時間が増えていたのも理由かもしれません。
Hさんの仕事に就いてからの宮古島での出来事は、実はあまり鮮明に覚えていません…が、宮古島でも一人だけお付き合いした方はいました。ただ、深いエピソードがあるわけではなく、今となっては懐かしい過去の話ですww
あ、そういえば!Hさんと契約する際には、関西への出張と実家への帰省も条件に入れてもらったんです💛実は、当初から「宮古島にいるのは3年まで」と自分の中で決めていたのです。宮古島にいる間にも、いちばんの理想は、本州と行き来できる環境…その願いを叶えてくれたのもHさんでした。
つくづく私は恵まれていると思います。
続く…
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