再び模索の時期が訪れる
シェアオフィスが閉店した後、私はまた「どうしよう…」と迷い始めました。そこで、いろいろと新しい道を探してみることに。特に「資格があればやっていけるかも?」と思っていたので、資格について調べたり、興味を持ったりしました。その時に目についたのが「クリスタルデコレーション」。あまり馴染みのない分野でしたが、なぜかその資格が気になり、説明会に行ってみたような記憶があります。確か、受講料が高かったか何かで断念したものの、その時に同じく興味を持ったのが「NLP(Neuro Linguistic Programming 神経言語プログラミング)」でした。それを教えてくれた人がNLPの資格を持っていたこともあり、説得力を感じたのだと思います。しかし、結局どちらも受講することはありませんでした。w
その後、たまたまその資格の説明会をしていた会社が運営する派遣会社にも登録してみることに。「なんとなく…」で登録して、「今こんな案件(S会社)がありますが、応募してみますか?」と聞かれたとき、私もなんとなく「はい」と答えてみました。その当時、時給は確か1250円。悪くない条件でしたが、問題は水曜と木曜が休みという点でした。Y(彼氏)との休みが合わなくなるかもしれない、友達とも時間が合わなくなるかも…といった疎かな、贅沢な悩みが頭をよぎり、迷いました(笑)
そのことをYに相談すると、Yは「とりあえずやってみればいいじゃん」と言ってくれました。その言葉が私の背中を押し、結局その仕事を始めることに。気づけば、いつも誰かの言葉に後押しされている自分がいました。自分で判断するのが苦手になり始めたのは、この頃からかもしれません。「人に合わせる」ことが私の課題になっていたのかもしれませんね。でも、結果的には働いて良かったと思っています。平日休みは病院や役所の手続きがスムーズに進むし、お店も混んでいない。Yが天候に左右される仕事をしていたので、今では考えられないけれど、私を送り迎えしてくれていたこともありました。スタバまで買ってくれて…なんだか当たり前のように感じていましたが、今振り返ると「ごめんね」と同時に「ありがとう」と言いたいです。Yちゃん、本当にありがとう。
S会社では、私は受付事務として働いていました。本社勤務だったため、来客は企業の役員や営業マン、企画担当の方が多く、やはりここでも上層部の人々と関わることが多かったです。専務の秘書のような形で、朝からお茶やコーヒーを出し、スケジュールやアポイントの管理、来客対応、そして総務のバックオフィス業務も手伝っていました。来客があり忙しい時はとても忙しかったのですが、企業が休みの土日は来客が少なく、暇を持て余していました。
今思えば、その「暇」をもっと有効に使って資格の勉強などに当てれば良かったと思います(笑)それでも、FP3級の資格は取ろうと決意し、必死に勉強して取得しました。実際に受かった時は嬉しかったですね。でも、2級の勉強を始めてから誰かに「その資格あってもあまり意味がないよ」と言われたことがきっかけで、途中でやめてしまいました…流されやすい自分が少し恥ずかしいですが(笑)その後も、会社が建設業界に関連していたため、宅建の勉強も始めましたが、どうしてもフィットせず、気づけば勉強から離れていきました。
それでも、やはり「暇」を持て余してくると、自分の存在価値について考え始めました。「私はここで何をしているんだろう?」と…。
続く…