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数学的思考が導き出す、日々の成功確率がそこには存在している。

おはようございます!

今日も『Think right(著:ロルフ・ドベリ)』のアウトプットを行ってまいります。

僕たちが良く反応してしまう売り文句も、冷静に考えると実はそこまで反応する必要のないものであったことは、何となく経験をしていると思います。

そこに対して、抜けている思考が少し見えてきました。それは最後に……。


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26.基準比率の無視のワナ

描写に惑わされ、冷静な目で統計的な事実を判断できない状態を指します。医療においては反目として、風変わりな病気を推測してしまう前に、標準的な可能性に目を向けるように徹底をされています(ウイルス感染>脳腫瘍のように)。

【対応】

自分を過信せず、「割合」を見つめて冷静に判断をすることを心がけましょう。


27.ギャンブラーの錯覚のワナ

ルーレットで、20回連続黒がでました。次は黒?赤?どちらでしょう?

赤と答えたくなるのは、「平均値への回帰のワナ」が働くからです。「運命をプラスマイナスゼロに調整する力」が存在していると信じてしまいます。ですが、1回1回が独立した事象に関しては、全体を調整する力は存在しません。

【対応】

目の前の出来事が、前の出来事の影響を受けているかどうか、前後のつながりがあるかないかをじっくりと観察しましょう。


28.アンカリングのワナ

アンカリングとは、何かを推測するときに、すでに分かっていることを‟アンカー(基準)”として割り出すことです。これがワナとなるのは、全くこきょのない状況においても同様にアンカリングを行ってしまうためです。

例えば、「販売価格」を事前に知っているとそれを基に価値を判断することや「以前の成績」を知っているとそれを基に今回の成績を評価することなどがあげられています。

【対応】

アンカーに明確な理由があるのかを見つめることです。


29.帰納的推理のワナ

1つの観察結果を見ただけで、それがいつも当てはまると結論付ける傾向を指します。ちょっと株価が上がると、大金をつぎ込んでしまい、財産全てを失う瀬戸際に陥るようなものです。

これは、利用することもできます。

株価の予想を10万人へおくります。半分には上がる、半分には下がるとします。結果が正しかった方の半分へ、また同様の作業を繰り返します。10か月後には、100人が残りますが、この100人は熱狂的な信者となるでしょう。

【対応】

確信できる事象は、全て一時的でしかないことに目を向けましょう。家臣をすると、これは人類史上最も重大な意味を持つワナとなるかもしれません。


30.マイナスの過大評価のワナ

「1万円失う」ほうが「1万円」もらうよりも、印象に残るのはなぜでしょう。

人間は「プラス」よりも「マイナス」により受ける衝撃が大きいのです。これは、古代より発展をしていく中で、「マイナス」は死に直結をするリスクをはらむことが多かったことが要因となっています。

相手を説得するときは「利益」よりも「損失」の方がはるかに反応をします。また、集団の中で部下がチャレンジしない理由も同様です。

【対応】

「悪いこと」よりも「いいこと」の影響力の方が強く働くことを意識しましょう。


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確率の思考を含めて、いわゆる「数学的思考」が物事のを考えるうえでの根本にあるか、否かがワナを回避するための鍵となりそうです。

齋藤孝さんの「読む数学」でもあったように、日常の思考は数学で溢れており、そこを無視することはできないのでしょう。無視をするということは、ワナを使いこなす側の思うつぼとなるのかもしれません。


ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!

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講内 源太


追伸

医療/介護に従事する皆様に捧げます……新しい日の出を共に迎えましょう!!


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