片岡亮(ジャーナリスト)

「報道の自由」を妨げる日本の「記者クラブ」とは一線を画し、大手マスコミが報じない記事を20年以上も書いてきた元格闘家の異色ジャーナリスト。社会、芸能、スポーツ、ビジネスの舞台裏もタブーなく伝える。70カ国の海外取材歴、マレーシアにも事務所を持つ。(編集/構成・拳論!)

片岡亮(ジャーナリスト)

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  • 定期購読「拳論!」ボクシング・格闘技の裏側

    公式ブログ「拳論ときどき猫論」の限定版記事がNOTEで読めるようになりました。マスコミが報じないボクシングや格闘技、興行ビジネスの舞台裏や最新情報を、元格闘家・プロレスラーでジャーナリストの片岡亮がタブーなく、ディープに伝えます。(定期購読版)

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  • ジャニーズ「性加害」取材録 誰がどうやって真実を隠したか

    キャリア25年以上のフリージャーナリスト、片岡亮が直接、見聞きしてきたジャニーズ問題、メディアから「業界内の都合」で「掲載NG」を出されてしまったものを、独占的に明かす。マスコミが一様に触れなかったテレビ界の黒幕や、筆者が見たジャニー喜多川の姿を書き残す。

最近の記事

カネロ緊急来日!「井上尚弥と5月東京ドーム出場」情報、を追う 

 スーパーミドル級の3団体統一王者、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)が、井上尚弥と日本の興行に出場するというウワサが流れた。井上尚弥をメインにした興行で、セミファイナルでカネロが試合をするというもの。このウワサを聞いた人々が、関係者に問い合わせをかける現象もあり、筆者のところにも一般メディアから質問が届いた。あまり気にしていなかったウワサだったが、つい先日、カネロが近く来日するという最新情報をキャッチ(※そのとおり来日)、こうなると話が違ってくる。井上の次戦12月にカネ

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    • 徹底解説!ブレイキングダウン「反社入場禁止」が無意味なワケ 本気の反社対策とは

       格闘技イベントのブレイキングダウン(BreakingDown、朝倉未来代表)で、反社会的勢力と見られる人物が会場に出入り、COO(最高執行責任者)の溝口勇児氏と記念写真を撮っていたことが、SNSで指摘された。また、同団体の元代表、板垣雄吾が、「ブレイキングダウンCEO」の肩書を使って出資者を信用させたニセの投資話で、20~22年に120人から80億円を騙し取ったとして警視庁・暴力団対策課に逮捕された。最近、暴力や強盗などで参加選手の逮捕も相次いでおり、通常のイベント団体では

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      • 染色体問題と、新たな「怪文書」アマボクシング五輪存続危機!

         パリ五輪で女子ボクシングの「染色体問題」が世界的論争になっている。  本来の論点はシンプルで、「2人の女子ボクサーに、不公平な肉体上の優位性があるかどうか」だ。優位性があるなら対応しなければならないし、優位性がないなら問題ない。しかし、オリンピックのボクシングは現在、まともな統治ができていないという前提がある。組織の腐敗で国際団体のIBA(国際ボクシング協会)は、IOC(国際オリンピック委員会)から資格をはく奪されているからだ。この問題を提起したのはIBAで、詳しく明かされ

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        • なぜ日本ボクシング連盟に、中傷だらけの「怪文書」がばら撒かれたのか

           日本のアマチュア・ボクシングを統括している公益社団法人の日本ボクシング連盟に対し、前会長である内田貞信氏が組織を私物化していると書いた「怪文書」が、マスコミや関係者先に広く送りつけられた。それも複数にわたっており、内容は内田氏の本業である宮崎県のキャバクラ経営にまで及んでいるのだが、「告発文」ではなく「怪文書」としたのは、匿名による信ぴょう性に乏しいものだからだ。そして、内容はあまりに過激で、告発というより中傷といえるレベル。問題は誰が何の目的でそんなものをばら撒いたのか、

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          亀田3150FIGHT、失速の理由は…未払いは「解決済み」?

           元世界王者の亀田興毅氏が主催するシリーズ「3150FIGHT」が失速している。21年12月に大阪で初回興行をスタートし、翌年からABEMAでのライブ配信となって、昨年1月には世界タイトルマッチも開催。順調にイベントを増やしていた印象があったが、今年に入ってからは、3月に名古屋で行なったのみ。7月に滋賀興行の開催を決めたが、昨年の年9試合からはペースダウン。WBCスーパーフェザー級2位で、世界挑戦の機会が近づいている力石政法(緑)も6月、3150とのプロモート契約を解消したこ

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          井上尚弥に倒されたルイス・ネリ、試合後に密着!「悪童」の涙

           プロボクシングの歴史的興行となった5月6日の東京ドーム、メインイベントではスーパーバンタム級の4団体世界統一王者、井上尚弥(大橋)が、WBC1位の挑戦者、ルイス・ネリ(メキシコ)を、6回TKOで下して防衛した。  日本では事実上の永久追放処分を受けていたネリだが、その悪役人気を買われて巨大会場の敵役に抜擢され、1ラウンドに井上からダウンを奪う衝撃シーンを作って見せた。結果として我々は、井上の倒れる姿と、そこから驚くほど冷静に立ち上がって逆襲するシーンを見ることができた。  

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          井上尚弥を歓迎!サウジアラビアのボクシング旋風とは何か

           元世界王者でコメンテーターのショーン・ポーター氏が、動画番組で、井上尚弥に、「なぜアメリカで戦わないのか」と言った発言に、井上が反論。「今や軽量級の本場はここ日本にある。試合が見たいのなら日本に来ればいい。日本のマーケット以上の物がアメリカにあるのなら喜んで行く」と返した。まったくそれは正しい回答だったのだが、この発言は、裏を返せば、「報酬が上がるのなら国外でも試合する」ということになる。そこで出てくるのが「いま最も資金源のあるプロモーター」として注目のサウジアラビア、ケタ

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          穴口一輝さんボクシング死亡事故、脳外科医の分析と、新たに分かった「兆候」

          「ボクシングは危険、競技を廃止すべき」  そんな意見がネット上をたくさん飛び交った。プロボクシングに「廃止論」が聞かれたのは、昨年12月の日本バンタム級タイトルマッチ後、日本ランカーの穴口一輝さん(真正ジム所属)が、右硬膜下血腫のために開頭手術を受け、2月2日に死去したからだ。  この訃報には、反射的に「ボクシングは競技の目的が、人の頭部にダメージを加えて脳震盪を起こして勝負を決めるのだから、廃止にすべき」とか、「3ラウンドでやればいい」という現実的ではない意見がネット上に

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          英マッチルーム・ボクシング、消えた「3・31神戸スタジアム」計画

           1月31日、イギリスの大手プロモーション、マッチルーム・ボクシングが3月31日の名古屋国際会議場で日本興行「ミドル級トーナメント」を行なうことを発表した。実は、このトピック、早くから動きをキャッチしていて正式発表より早く出したかったのだが、ギリギリまで情報を集めていた中での公式発表に遅れてしまった。  しかし、イギリスの関係者も含めて昨年から情報を集めていただけに、表にならなかった話があり、本来、予定していた試合会場は3000人収容の名古屋国際会議場ではなく、なんと4万人

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          ボクシング判定工作とは何か? 来年計画の試合も「疑い」が

           井上尚弥の2階級4団体統一で大きく盛り上がった日本ボクシング界、その功績は説明するまでもないが、さらに言うと、とても納得しがたい判定やランキング操作などボクシングで起こる不当な力を一切、借りずに実力でその凄さを見せつけたことである。  なにしろプロボクシングでは、政治力が競技性を捻じ曲げることがある世界。中でもファンがストレスを溜めるのが不当判定で、「ジャッジの主観」という理由で不正工作までもが黙認されてきた。その仕組みを悪用する連中が後を絶たず、実力不足のスター選手が持

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          「パスポート紛失はウソだ」 亀田3150興行中止、関係者が反論!

           11月11日に愛知県武道館で予定されていたプロボクシング興行「3150FIGHT SURVIVAL Vol.9」が延期になった。亀田興毅の亀田プロモーションの発表は、その理由をこう説明した。 「メインイベントに出場する予定のカルロス・フローレス選手(メキシコ)が、パスポートの盗難に遭い、日本への渡航不可となり来日できなくなりました。そのためメインイベントが中止となりました。本件を受け、関係各所と協議を重ねた結果、主催者としましては、なんとか予定通りに開催できないものかと各

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          SHOWTIME撤退でも日本はバブル!ボクシング中継大変動の内情

           フロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオの再戦が日本の格闘技団体、RIZINで行なわれるという計画が浮上、その資金として期待されていたのが、アメリカのケーブルテレビ局、SHOWTIMEのPPV(ペイ・パー・ビュー)での収益だった。15年の対戦では470万の記録的セールスで600億円ともいわれる巨額収益を生んだ両者、すでに引退している身だから、価値はそこまで大きいはずがないが、それでも2人を納得させる条件提示はできると見られていた。しかし、そのSHOWTIMEがボクシング・

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          隠蔽された有罪判決!ボクシング元東洋王者、暴行事件の沈黙

           プロボクシングの元東洋太平洋王者が姿を消して1年以上。これについては一切、何も報じられていないし、何も発表になっていない。元チャンピオンが突然、いなくなったのに、関係者はそれについて「よく分からない」というばかりだが、実は「ある事件」で有罪判決を受けていたことが分かった。それならば、なぜコミッションの処分などの話もないのか。一体、何があったのか、そして、なぜこれについて誰も何も言わないのか。ボクシング界の奇妙な話を探ってみた。

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          ジャニーズ「性加害」最新取材(6)この状況でも「火消し策」を用意した事務所の重鎮、その正体

           前回7月の記事から大きく事態が動いたジャニー喜多川の性加害問題、外側から見て分かる事象の解説は誰でもやれるので他に任せ、こちらはインサイダー視点で、他では伝えられていないジャニーズやメディア内部の動きを密かに追っていた。    過去記事では、テレビ局の中に芸能マスコミをコントロールする役割がいることをハッキリ書いたが、それこそ局側が墓場まで持って行きたい事実であり、自局の徹底調査などできない理由だ。世間からの批判が高まり、スポンサー企業が「嫌ジャニーズ」になったことで、メデ

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          フルトン戦の裏で…井上尚弥「海賊版グッズ」トラブルと驚愕の現物!

           井上尚弥(大橋)が7月25日の東京・有明アリーナで、WBC・WBO世界スーパーバンタム級王者・スティーブン・フルトン(米国)を8回TKOで下した試合は、輝かしい彼の実績の中でも突出した反響が見られた。海外ボクシングサイトや、SNSでの反応は別格に大きかった。それだけに、その人気を悪用する非公式の「海賊版グッズ」でひと儲けを企んだ人物がいたことが分かったのだが、思わぬトラブルにも発展。そこで海賊版グッズ制作を請け負った中国人業者をベトナム・ホーチミンで直撃、問題のグッズ現物も

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          ボクシング替え玉事件「ナイジェリア仲介者」は日本に!八百長依頼を告白

            5月14日の札幌興行で、リングに上がったナイジェリア人の2選手が、実際には別人の素人だったという「替え玉事件」は、主催者とコミッション役員が謝罪したが、まるで「仲介人に騙された。自分たちも被害者」という風な話で終わらせていた。じゃあ、その騙した人間は誰なんだと言えば、名前すら出てこないのである。タレントのボビー・オロゴンも「ナイジェリアの仲介人」が独断でやったようなことを言っているが、よくこの問題を取材すれば、その説明では辻褄が合わないことだらけなのだ。  出場した「別

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