ボクシング判定工作とは何か? 来年計画の試合も「疑い」が
井上尚弥の2階級4団体統一で大きく盛り上がった日本ボクシング界、その功績は説明するまでもないが、さらに言うと、とても納得しがたい判定やランキング操作などボクシングで起こる不当な力を一切、借りずに実力でその凄さを見せつけたことである。
なにしろプロボクシングでは、政治力が競技性を捻じ曲げることがある世界。中でもファンがストレスを溜めるのが不当判定で、「ジャッジの主観」という理由で不正工作までもが黙認されてきた。その仕組みを悪用する連中が後を絶たず、実力不足のスター選手が持ち上げられることも珍しくない光景だ。そして、いま、まさにある日本人選手から対戦オファーをもらっている外国人選手の関係者からも、「不正工作」の疑いが聞かれてもいるのだ。
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