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自己紹介~生きることは食べること~

”食べることは生きること”

この言葉を一緒にお仕事をさせて頂いている食育アドバイザーの中村詩織さんから教えていただきました。その時ハッとしたのを今でも覚えています。

現在は柏の葉・流山おおたかの森エリアにて飲食店を経営しながら、
柏の葉キャンパス駅前でマルシェの主催を予定しており、店舗も少しずつではありますが地元の方々に認知して頂けるようになってきました。

一方で私個人を知っている人からしたら、
「え?広島にいなかったっけ?」
「農家さんかと思った!」
「お店で見かけないけど何してるの?」
と疑問を投げかけられることも多い。

で、結局は何してるの?

そう思われるのもわかる。飲食店を経営していると言いながら、最近は半袖半ズボンで野菜を運んでいたり、売っていたり。マルシェを主催すると言ってみたりで、あまり一貫性がないように見えるなと自分でも思う。

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「仕事何してるの?」と聞かれれば、とりあえず「飲食店経営をしている」と答えるが、自分の想いやビジョンを上手く伝えられないことにもどかしさを感じていた。なので、ふだん自分が考えていることや実践していること、これからやっていきたいことを更新していこうと考えているnoteの場を借りて、自分の言葉の限りを尽くし、自己紹介をしてみようと思い立った。


■これまでの経歴

現在の職業は「飲食店経営」となるが、もともとはセブン-イレブン・ジャパンにて経営コンサルタントをしていた。簡単に経歴を振り返ると・・・

19歳 日本大学法学部に入学
23歳 卒業後、株式会社セブン-イレブン・ジャパンに入社
24歳 広島に異動
25歳 店長として携わった店舗にて歴代最高利益を達成
27歳 経営コンサルタント(OFC)として担当店舗が「優秀店」選出
28歳 東京に異動し、同様に担当店舗が「優秀店」選出
29歳 退職し、柏の葉・流山おおたかの森で飲食店を3店舗共同経営
30歳 柏の葉FULL-SATOマーケット運営

この経歴だけ見ると、外食産業である飲食店と中食市場が中心となっているコンビニ事業では何も結びつかないように見えると思う。それを説明するには学生時代の活動から話をしなければならないと思う。

■学生時代の活動

高校生までの自分は一生懸命になって何かに取り組むということができない今どきの学生だった。何事も中途半端で、事なかれ主義を貫いていた。そうやって大学もなんとなく決まった時に「これじゃダメだ!」と思い悩んで浪人を決めて、一年間頑張り抜くと決めた。

幸い、講師の方々や浪人仲間にも恵まれ、朝から晩まで毎日毎日勉強し、お尻が猿のように黒くなるまで机と向き合った。
やり抜いた自信はあったが、それでも第一希望の学校には落ちてしまった。

学びたい学校に行けなくなった。

当時は挫折感が強かったが
それならばと、自由度の高い学校を選び、学問・職種に関係なく
できるだけ多くの興味あることを学び、経験したいと考え直し、必修が体育しか無い日本大学法学部に進学した。

大学4年間を通して、大学内にはほとんどいなかったが
学外での活動を重視し、最後の1年は一番やりたいことをやると決めていた。

・第90回欽ちゃんの仮装大賞「技術賞」受賞
・ラブストーリー映画祭にて自主制作映画「remember you」入選
・車でアメリカ大陸横断
・防災訓練学校
・2年間の芸能活動
・映像制作会社にて職業基金訓練に参加
・柏「shanty」の立ち上げに参画

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本当に色々なことを経験をさせていただいた中で、
面白いと感じたのが飲食店でのアルバイトだった。
ちょうど大学4年目に入る頃、お世話になった方が飲食店で独立開業するということでそこに参画させて頂くことになった。

ここが私にとっての転機である。

飲食を通して人とコミュニケーションを取ったり、店舗一丸となって目標に向かって営業していくことに今までにない充実感を感じ、いつか仕事にしたいと思うようになった。

一方で「ハレの日」対応である外食だけでなく、日常の食事である「中食」についても学びたいと考え、最も販売力が高く世界一の店舗数と持つセブンイレブンに就職することを決めた。

■苦しんだセブン時代

就職してからも上手くいかないことの連続で、店長として昼夜を問わず働き、やっと手にした経験も自信も、30年商売をされてきた加盟店オーナーさんの前では経営カウンセラーとしては不十分だった。加盟店のオーナーさんには学ばせて頂く日々が続いた。そういった日々の中でOFCという経営カウンセラーとして100店舗ほどの運営に携わってきたが、入店を拒否されるほど嫌われたり、取り組みの結果が出なかったりと問題がある度に、向き合ってきた。

そんな中でも、徐々に信頼関係を築き、結果として
1年に1度、全2万店中100店舗ほどが選出される「優秀店」に
担当店が2年連続で選ばれた。
店舗をカウンセリングする上で、いちばん大事なのは「信頼関係」
この人だからやってみよう!と思って貰えるかどうかだ。
そのためには「数字」と「行動」をパッションを持って伝えていく。
これ以外に解決方法はないし、これは店舗経営をする上でどこに業界にも当てはまる真実だと確信している。

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だが、自分の中でうまくいき始めたときくらいから、もう一度自分が目指していた「最高の食事空間の演出」することに挑戦してみよう。そういう想いが強くなってきた。

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私はセブンイレブン・ジャパンを辞めた。

■大切にしている3つの軸

独立して飲食店を仲間4人で共同経営してからは目の前の仕事に没頭しながらも仕事の方向性としては最初から明確な指針があったわけではない。
だが、今になって振り返ると自分の仕事は”食べることが生きること”をベースに大きく3つにまとめられるのではないかと思う。

今後もこの軸に沿った仕事をしているだろうし、大切にしている価値観や目指しているものをシェアできる方々と何らかの形で関係が築ければと考えているので、ここからはその「3つの軸」についてお話していきたい。

①食事を通して、健康寿命を伸ばす

人生100年時代と言われる中で、健康について様々なサービスや商品が登場していることからも、健康とは複合的な要素から成り立っていることがわかる。この中で私が想う「健康」とは”Well Being”。つまりは肉体的にも、精神的にも、社会的にも満たされた状態だと思っています。
その状態を維持するための、自分の中でのキーワードは
「調身・調息・調心」です。

この言葉自体は禅の教えであるが、ひとつずつみていきたい。

・調身
最も重要な要素。本来の禅の教えとは多少異なるかもしれませんが、
具体的には「食事」「栄養」「姿勢」であると考えます。
まず、食事だけでは健康維持に必要な栄養を十分に摂取することは現実的に不可能です。細かく何が必要かは割愛しますが、ほとんどの方がタンパク質不足・糖質過剰の中で、いくらビタミン・ミネラルを補給して運動をしても代謝に還元されない。つまりは健康になれない。

食事を提供する飲食業界の我々が健康をプロデュースしていきたい。
そこで考えているのが食のプロファイル構想である。
(別記事にてリリースします)

・調息、調心
生命維持に必要な動作のうち、自身の意識で変えられるのが「呼吸」。
必要な栄養を摂り、姿勢を正して、呼吸を調えることで自然に心が調ってくる。そうすると社会生活もうまく回り始める。

つまりは健康維持のためには何を食べるかが一番のポイントである。
その意味で我々飲食人にとってこれは最大の課題であり、チャンスである。

②誰もが失敗しない料理環境を実現する

料理とは良いもので、料理を作り出すことだけが目的ではない。
作る過程でのレシピ選びから調理工程でコミュニケーションが生まれ、作っている料理がより美味しくなっていく。そう考えた時に家庭で作った料理が失敗したときのストレスは意外と大きい。
現在、弊社でもオンライン料理教室なども開催しているが、
やはり、火加減や細かい調整は誤差が出やすい。

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私はそのストレスを取り除きたい。

テクノロジーを駆使することで、料理をする楽しみを全員が体験できるようにする。つまりは「キッチンのOS化」である。具体的な方針に関しては上記の食のプロファイル構想と関係するので別の記事で改めてリリースするが、私はこの取組が世界を変えると本気で思っているし、それを実現するのは私たちだと強い意思を持って取組んでいく。

③飲食業界の新しい未来を切り拓く

上記までの取組を成功させることにより、飲食業界の収益体系や労働環境は様変わりする。

飲食業界全体で長時間労働は当たり前。
立ちっぱなしできつい。
休みもろくに取れない。

この様な状況が当たり前の業界を変えたいと思っている。
本来、飲食業とは素晴らしく面白い職業である。
美味しいものに出会えたときの喜びや、一緒に食事をする人との時間、その店舗が作り出す世界観。そういったものを全部含めて演出していくのが飲食店の仕事の面白さだと個人的に思っている。だが、時代の変化とともに店舗を構えて来店して頂いたお客様に対してのみサービス・おもてなしを提供するだけでは難しい時代になってきていると感じる。
もちろん、それだけで運営をする店舗を否定するわけではない。

ただ、「最高の食事空間を演出すること」こそが私の役割だと確信しているし、それを実現する為には中食とか外食とかそういった枠組みを取っ払って、これから職業を選択する人達に「飲食業をやりたいな」と思ってもらえるような業界にしていきたい。

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■自己紹介を終えて

現在の自分を余すこと無く伝えたいと思ったら、思いの外長くなってしまった。ただ、吉中佑馬という人間を少しでも分かって頂けたのではないかと思う。(自分にとって過去を振り返るいい機会になった)

ただ、過去を気にせず、未来に臆さず、今を一生懸命に取組んでいこうと思う。

今日の常識と共存
明日の常識の創造

常に新しい世界を求め、スキル・思考・働き方を臆さずアップデートしていきたい。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
まだ何も実現していませんが、飲食店の未来を変えると強い信念を持って仲間とともに頑張って参ります。どうか応援してください!

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