7.「私の病気を理解して」?(青木志帆)|私たちのとうびょうき:死んでいないので生きていかざるをえない
病名があってもただ患っていることは許されない私の難病者としてのスタートラインは、6歳の時の頭蓋内CT画像に、ピンポン玉大の「あきらかに変やろコレ」と思わせてくれる白い影でした。なので、「診断がつかない」「どこへ行っても気のせいと言われる」という経験が私の中ではまったくありません。
谷田さんの記事に野島那津子・静岡文化芸術大准教授(医療社会学)の「病名がないのに、人がただ患っていることを社会は許容しない」というお話がありました。ただ、私は、汎下垂体機能低下症という病名をぶら下