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ラーメン4.0@開業日記#82 SWOT分析応用編

今日は昨日の続きでSWOT分析について書いていこうと思います。基礎編は昨日の記事で書いています。興味のある方は是非読んでみてください。
それでは今日も最後までよろしくお願いいたします。

クロスSWOT分析で実際に使える分析をする

SWOT分析を行うだけでは、実際に使える分析結果は出てきません。単に内部要因と外部要因を書き出したに過ぎないからです。実際に使えるものにするために、クロスSWOT分析をする必要があります。

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自社の強み × チャンスとなる機会:積極化戦略
積極化戦略と書いてある通り、自社の強みを活かせるチャンスが到来している部分です。チャンスを最大限に活用するために積極的に取り組むべき施策を検討します。
自社の優位性を高めるために、追い風に乗った積極的な戦略の採用が有効です。

自社の強み × 脅威:差別化戦略
自社の強みを踏まえて、脅威による悪影響を切り抜けていく施策を検討します。
脅威を逆手にとり強みを生かすことで、競合他社との差別化ポイントを探りましょう。

自社の弱み × チャンスとなる機会:段階的戦略
チャンスは来ているものの、自社にとって弱みの部分です。段階的に弱みを改善してチャンスを取り逃がさないようにする施策を検討します。
弱みを理解しつつビジネスチャンスを逃さず新規参入を図るのか、敢えて特に参入せずに様子を見るのか、難しい判断が必要となりますが、いずれにしても「機会損失を生じさせない」という視点での判断が重要です。

自社の弱み × 脅威:専守防衛・撤退
自社の弱みと脅威が組み合わさり、最悪の結果とならないように避けなければならないことを検討します。
徹底的に防衛策を図るか、事業そのものを撤退するのかの判断が必要となります。ここで判断を誤ると大きな損失となりかねませんので、慎重に分析しましょう。

5フォース

SWOT分析を考えていく際に使いやすいフレームワークの1つが、「5フォース」です。5フォースとは、企業を取り巻く業界の構造を把握するための考え方です。

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以下に示す5つの要因に対し、それぞれの力強さや関係性を分析することで事業戦略に役立てることができます。

1. 新規参入の脅威
2. 原材料などを供給する供給業者
3. 代替製品・代替サービスの脅威
4. 買い手である顧客
5. 既存競合者同士の敵対関係

PEST分析

「PEST分析」は、「Politics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)」の頭文字を取った、マクロ環境分析を行うためのフレームワークです。自社を取り巻くマクロ環境(外部環境)が今後どのような影響を与えるのかを、把握・予測するために行います。

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この分析により、今後行うべき事業戦略を立てることが可能になります。

今日はSWOT分析の応用編と付随した分析手法を紹介させてもらいました。
これから起業する方や会社や事業が伸び悩んでる方は一度やってみてください。

それではまた明日!!

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