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高見温| On Takami
2024年7月31日 19:20
夏に何の情緒も存在しない、痛ましい時間が早く過ぎるよう祈るばかりです。部屋にいても夏バテの模様。文芸書①B.チャトウィン P.セルー『パタゴニアふたたび』英米を代表する旅行文学の大家が、アルゼンチン南部に広がるパタゴニアについて書いた文章を交互に配置する、蘊蓄の応酬というべき一冊。知識というものは活かす活かさない関係なく、それだけで面白くて魅力的なものだと思うのと同時に、旅が知識に変換され