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結果が始まり:ビジネスにおける信頼の方程式

こんにちは、GCRMの岸本です。

ビジネスを首尾よく成し遂げるには信頼が不可欠です。そんな信頼について、今日は考えたいと思います。

私は、上司から信頼を得ていると感じるのに時間がかかるタイプかもしれません。上司から本当に信頼されているという気持ちになるまで1年から2年かかっている感じです。そんなに長くかかるのか!?と思われるかもしれませんが、実際にそうでした。

信頼を築くために・・・とよく言われること

信頼を得るのには時間がかかると、初めてそう感じたのは、ドイツに赴任した時でした。ヨーロッパ全体の CEO だったスイス人の上司から自分は信頼されていると感じるまで、2年程度の時間が必要でした。ただ、信頼を勝ち得たと感じてからは、自信をもってアウトプットを出してきたとも思っています。

ビジネスで信頼を築くために必要なこととして、次のようなことがよく挙げられます。
 ・コミュニケーションのよさ
 ・有言実行
 ・相手の気持ちや立場になって考える
 ・約束を守る etc.

これらのことは間違ってはいないのですが、何か皮相的な感じがしてなりません。

結果が信頼を生む

本当は、やり上げた仕事の結果が信頼を生むということです。「結果が信頼を生む」・・・、身も蓋もない言い方かもしれませんが真実だと思います。よい仕事をするには信頼を築くことが必要という考えもあるかもしれませんが、信頼を得るには、まず自分から汗をかいて結果を出すことです。その結果に、上司が反応するのです。

また、部下から信頼してもらうことは、リーダーが結果を残していく上で、本当に欠くことのできない最も大きな要素と言っていいでしょう。

部下の意見を頭から否定しない、業務の方向性を示してくれる、やった仕事をねぎらってくれるということはもちろん大事ですし、少なくとも責任転嫁しないとか人間的に共感を呼べることは基礎中の基礎でしょう。

その上で、リーダーシップを発揮するには、この人と一緒にいたらアウトプットが出せると部下に思ってもらうことが大切です。

部下から上司を見て、上司の長所を認め、自分の専門性で上司の足らないところを補う。上司は更にそれを認めて、部下が仕事をしやすいよう社内の地ならしをする。ビジネスの世界での信頼というのは、組織の中に存在する者同士が、お互いがより高いアウトプットを期待し補完し合うという、心地よい緊張感を伴ったものだと思うのです。

長い時間を共に過ごして、物事を次々に成し遂げていく・・・。そのような職場であればあるほど、このような関係がますます大事になってくるはずです。