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#060:毒があるのは美しいものだけとは限らない

こんちゃす。G組飼育係です。

皆さんはこの記事を覚えていらっしゃるでしょうか。

今は懐かしい『TG-6行く』シリーズです。

この回に登場している4枚目のお魚、ミノカサゴの仲間で実はを持っているのです。
この派手な色は自分がを持っており危険だから近づかないほうがいいよ、という警戒色だと言われてます。

このミノカサゴのように自然界には敢えて目立つことで捕食者を警戒している生き物が多数見られます。

しかしこいつはどうでしょうか。

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この写真は干潮時の磯場で、時刻は深夜を回ったぐらいです。
果たして読者の皆様はこの中から猛毒を持った生き物を見つけられるでしょうか。

正解はコチラ!

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この真ん中の地面に同化しているやつです。

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水中にカメラを入れてお顔を拝見してみるとこんな感じ。
なんとも我々人間を殺す気満々ですね。

こいつの名前はオニダルマオコゼ
人を死に追いやる程の毒を持っており、私でもヒヤッとしました。

写真ではわかりにくいですが、磯場の水深が10cmほどのどころにおり、しかもライト以外の明かりは存在しない真っ暗な空間だったので、見つけられたのは運が良かったとしか言いようがありません。

もしも気付かずに踏んづけてしまっていたらこの記事は存在していなかったかもしれません…。

おそらく生き物を見つけるという事を日常的にやっていなければ、例え太陽が出ていても見つけるのは困難でしょう。

海で遊ぶ際にくれぐれも気をつけてください。
まさかこんなところに!といったところでも彼らは息を潜めているかもしれませんよ…。

ちなみに実は高級食材で、身は非常に美味しいらしいです。
食べたことはありませんが、いつか自分で捌いてみたいものですね。

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G組飼育係
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