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【楽曲感想文】LUNA SEA「MOTHER」

こんばんは!
もうすぐクリスマス!小栗義樹です!

本日は、僕が好きな曲を題材にあれこれ感じたことを語る楽曲感想文を書かせて頂きます。この記事をきっかけに、題材となった曲に興味を持って頂けたら嬉しいです!

本日の題材は
LUNA SEA「MOTHER」
です。

LUNA SEAの5枚目のシングル曲になります。クリスマスが近いので久しぶりに聴いてみたのですが、すごくカッコいいです。LUNA SEAの幻想的な雰囲気と明確で普遍的なテーマがしっかりと曲に反映されているなと思います。

2010年にLUNA SEAが復活を遂げたときのことを思い出します。12月25日に東京ドームで開催された黒服限定GIGです。当選した55,000人の人間が参加できるフリーライブでした。そのライブのアンコールで流れていた曲がMOTHERでした。

聖夜に流れる壮大なMOTHERは、LUNA SEAの復活を全員で祝福するかのような圧倒的な一体感をもたらしていたと思います。すごい迫力だったので、今でもその時の光景を鮮明に思い出すことが出来るくらいです。

それだけのエネルギーと底力をもったバラードです。霧の中からだんだんと光が零れてきて、だんだんと身体を包まれるような、そんな感じがします。

クリスマスの曲というと、なんとなくウキウキしたポップな曲をイメージすることが多いのですが、MOTHERは完全に対極に位置する曲でありながら、確かにクリスマスの時期、それも、見た事のない西洋のクリスマスを意識することが出来る一曲です。

日本で、こんな奇抜なポジションを獲得できるLUNA SEAというバンドは、やっぱり凄まじいバンドなのだと思います。

僕は、ロックは楽しい音楽であるべきだと思っているのですが、LUNA SEAは楽しいだけではなく、すごく緊張感のある音楽を展開しているなと感じています。MOTHERはそんな緊張感という点では最たるものだと思っていて、聴いていても、良い意味で全く安心できません。明日急に何かが終わってしまうかもしれないという嫌な予感みたいなものがずっとまとわりついているような感じです。

音楽でそんな緊張状態を演出するのって、すごく難しいと思うんです。基本的には哀しいとか苦しいとか楽しいとか、なんとなく喜怒哀楽に沿ったものが多いと思います。4分~5分という尺の中で、それ以上の感覚を反映すること自体が難しいし、そもそもそんなことをする必要がないわけです。

普通、緊張感を与える音楽を商業化しようと思ったら失敗します。そこに大きなニーズがないわけですから。でも、LUNA SEAはそれで世に出て、高い評価を得ているんです。僕は、そんな荒業を成功させたきっかけにMOTHERがあると思っています。

いつもと違うクリスマスを堪能したいと思った時、MOTHERを聞けばそれで解決と言えると思います。それくらいインパクトのある一曲であることは間違いありません。

この時期ならではの曲となっていると思います。ぜひこのタイミングで聴いてみてはいかがでしょうか?

というわけで、本日はこの辺で失礼いたします。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
また明日の記事でお会いしましょう!

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