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「国際結婚 → 夫婦で日本へ移住」 イギリス人夫の配偶者ビザ申請

※ 国際結婚 → 私のイギリス配偶者ビザ取得までの記録はこちらをどうぞ。


以前のブログでは「イギリスにおける私の配偶者ビザ取得」について書きましたが、事情により、今度は夫婦で日本に移住することになりました!

私の学生ビザが切れてから早1年。こうして結婚後も離れ離れにならずに一緒に暮らせているのも、60万円もの大金をはたいてゲットした配偶者ビザ(とその申請期間)のおかげです。

しかし、イギリスでの暮らしを通して「イギリスと日本、それぞれの国に生活の基盤を置く良い点・悪い点」を二人でよく話し合った結果、日本への移住を決めました。

「日本とイギリス、それぞれの国に住む良い点・悪い点」 話し合いの内容

日: 自然災害が多い ⇔ 英: 洪水はあるがその他自然災害が少ない

日: 治安が比較的良い ⇔ 英: 薬物/空き巣/テロなどが割と身近にある

日: 医療費が保険で全額カバーされない ⇔ 英: 医療サービス無料

日: 歯の治療にも保険がきく ⇔ 英: 歯の治療費が高い

日: サービスの質が高い ⇔ 英: サービスの質が劣る (病院の検査結果が届かない等) 

日: 出産子育てサポートが充実 ⇔ 英: 育休が短い/幼児を預ける費用が高い

日: 旬の食べ物など、おいしいものが多い!!

英: 冬が暗すぎる!!!(日照6時間ほど)



現在コロナの影響で外国人の日本入国は制限されており、イギリス人の夫が日本に入国するには私の配偶者としてビザを取得する必要があります。

イギリスで私の配偶者ビザを申請した際は、既に持っているビザが切れるまでに申請しなければいけないという時間的リスクと、万が一却下されたら申請料が無駄になるリスクを考慮し、イギリスの法律事務所にサポートの依頼をしました。

今回もまず、行政書士の方にオンライン無料相談をしていただき、以後のサポート金額17万円の見積もりを渡されました。夫婦同時帰国に際し、日本に税金を納めていない私が夫の保証人になれず、代わりに私の親に保証人になってもらう必要がある複雑な手続きとのことで、この値段になるとのことでした。

しかし、時間に追われているわけでもなく、日本での配偶者ビザ申請には申請料がかからないということもあり、今回は私が自力で夫のビザ申請を行うことにしました。

以下、出入国在留管理庁のホームページを参照し、在英大使館に確認しながら申請した詳細を記します。

※ これは 2021年6月- 2021年8月の個人の記録です。申請の条件や方法は随時変わります。最新の情報は必ず、出入国在留管理庁や大使館の公式ページをご自身でご確認ください


在留資格認定証明書(COE)の取得


配偶者ビザ申請において、まず、申請者(外国人配偶者)の在留資格認定証明書(COE)を取得し、申請者のいる国の日本大使館でビザ申請をする際に提出するというのが、一番確実な方法だと知りました。

この方法の他に、短期ビザで日本に入国してから配偶者ビザに切り替える方法や、COEの取得をしないまま大使館に直接ビザ申請する方法などもあるそうですが、私たちはより確実そうなCOE取得から始めることにしました。

以下、COE申請書類です。

※出入国在留管理庁ホームページより
https://www.moj.go.jp/isa/applications/procedures/zairyu_nintei1.html

① 在留資格認定証明書交付申請書 1通
https://www.moj.go.jp/isa/applications/procedures/16-1-1.html

② 写真(縦4cm×横3cm)1葉

③ 配偶者(日本人)の戸籍謄本(全部事項証明書)1通
※ 申請人との婚姻事実の記載があるもの。婚姻事実の記載がない場合には、戸籍謄本に加え婚姻届出受理証明書の提出が必要。
※ 発行日から3か月以内のもの。

④ 申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書 1通

⑤ 日本での滞在費用を証明する資料

(1) 申請人の滞在費用を支弁する方の直近1年分の住民税の課税(又は非課税)証明書及び納税証明書(1年間の総所得及び納税状況が記載されたもの)各1通
※ 1年間の総所得及び納税状況(税金を納めているかどうか)の両方が記載されている証明書であれば,いずれか一方でよい。
※ 発行日から3か月以内のもの。

(2) その他
※ 入国後間もない場合や転居等により,(1) の資料で滞在費用を証明できない場合は、以下の資料などを提出。
 a   預貯金通帳の写し 適宜
 b   雇用予定証明書又は採用内定通知書(日本の会社発行のもの) 適宜
 c   上記に準ずるもの 適宜

⑥ 配偶者(日本人)の身元保証書  1通
https://www.moj.go.jp/isa/content/930002536.pdf

⑦ 配偶者(日本人)の世帯全員の記載のある住民票の写し 1通
※ 発行日から3か月以内のもの。

⑧ 質問書 1通
https://www.moj.go.jp/isa/content/930003288.pdf

⑨ スナップ写真(夫婦で写っており,容姿がはっきり確認できるもの。アプリ加工したものは不可。)2~3葉 ※私はチャット履歴のスクリーンショットも何枚か載せました。

⑩ 返信用封筒(定形封筒に宛先を明記の上,404円分の切手(簡易書留用)を貼付したもの 1通

※ ⑪ 代理人の身分を証する文書等 
申請人本人以外が申請を提出する場合において,申請を提出できる人かどうかの確認ために必要。


私は現在イギリス在住で、夫と共に帰国するので、⑤の税金に関する証明ができません。その為、⑥にある申請人(夫)の身元保証人を私ではなく私の父になってもらい、父に以下の書類を揃えてもらいました。

・戸籍謄本

・住民票

・課税証明書

・納税証明書

・源泉徴収書

・持ち家を証明できる書類

・父の署名での夫の身元保証書

これに加え、③にある私の戸籍謄本、⑩の返信用切手、嘆願書(夫がCOEを取得できるようお願いの文書)も、父に用意してもらいました。

また、イギリスでの夫の残高証明書、雇用証明書、6ヶ月分の給与明細 (すべて英語のまま) も念のため用意しました。

イギリスで揃えた書類を実家に送り、父に用意してもらっていた書類と合わせて出入国在留管理局に提出してもらいました。

後日、実家にCOEが届き、イギリスに送ってもらいました。

両親に感謝!!


配偶者ビザ申請

以下、大使館に提出した配偶者ビザ 申請書類です。

・在留資格認定証 (COE)

・夫のパスポート

・申請書 
https://www.uk.emb-japan.go.jp/en/visa/pdf/Application_Form.pdf

・顔写真

在英大使館まで、申請書類提出とビザ受け取りの計2回、事前にオンラインで予約し、申請者本人が直接行かなければなりませんでした。


配偶者ビザ取得までのタイムライン

6月9日   COE 申請

8月11日   COE が実家に届く

8月16日   COE がイギリスに届く

8月17日   ロンドンの日本大使館で配偶者ビザ申請

8月26日   夫の元に大使館からビザが下りたとの電話あり

8月31日   ビザ受け取り


まとめ

コロナで外国籍の人たちの入国が制限されている中、日本の両親の協力のもと、夫が1年期限の配偶者ビザを取得し、やっと二人で帰国できる目途が立ちました。

帰国する際も、PCRテストを何度もクリアし、隔離期間を経てやっと自由になれるとのことで、まだまだ気は抜けませんが、日本での生活を楽しみに乗り切りたいと思います。

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