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【創作でつまづいたときに】試してみること
私は何度も挫折を経験した。
別に威張るほどのことでもない。
みんなとおんなじ、創作が思うようにいかなくなってしまった。
「スランプ」とか「停滞期」とか呼び方はあれど、結局のところ書けなくなってしまってやめてしまったということだ。
このnote自体も文章を書くリハビリの一つではあったのだが、そう遠くないうちにまた創作ができるように水面下で動いていたりする。いつ浮上するかは未定だが。そこで、私が今思いついている「創作における文章・ストーリーが書けなくなってしまった」時の見直しの要点をまとめておこうと思う。
この先自分がまた「書けねぇ書けねぇ」と愚痴る前に先手を打っておく意味合いも込めて。
会話・情景がかけなくなった
「読者の心に響くセリフが浮かばない」
「作品に溶け込めるような情景描写ができない」
結論、ボキャブラリーが足らんのだわ、きっと。
私自身昔は「自分は割とボキャブラリーある方だ」とか内心思っていたのだろうが、現在改めて過去の自分を振り返ると全然そんなことはない。
究極的にはきっと広辞苑でも買って、雑誌見て(なんかいい服ないかな~)的な感覚で(なんか面白い言葉ないかな~)とペラペラページをめくっては眺めていくような習慣は必要だと感じた。別に「俺は印税で一生食っていくぞ」みたいな人じゃない場合は、その辺の国語辞典でもいいし、今はありがたいことに類語辞典・感情表現の辞典など必要な用途に応じた語彙増強アイテムがあるので、適当に一冊かってみるのもいいだろう。
私はこの前、昔使ってた電子辞書を押し入れから引っ張り出して、一度も触ってなかった辞書を眺めてみた。全然使い倒してなかったことが改めてわかった。
作品のテーマが決まらない
これもセリフとおんなじで「絶対数」が足りてないところに起因すると思う。テーマ決めにかける時間が少なすぎる。私も思い当たる節がある。早く書きたい気持ちに負けて本気で書けるテーマを決めきれていなかった。
誰も予想しない、ありそうでなかったテーマというのは自分で考えつこうにもそうそう思い浮かぶものではないだろう。であれば、今は現代、科学の力に頼ってしまえばよい。
試行回数を増やし、しかも自分の労力を最小限にする。
そう、「自動化」してしまえばよい。
財力があれば人を雇って任せてしまえばいいかもしれないが、そんなことするやつまずいないと思うので、無難にExcelとかネットで出てる生成ツールアプリを頼ってしまうのがいいだろう。マクロが使えれば2,3日あればそこそこの自動ツールは出来てしまう。あとはひたすら試行回数を稼ぐのみ。
お金も知恵もないですって人でも、ここであきらめる必要は全然ない。
アナログでも出来ることは山ほどある。
書くと決めたら、それまでに素材の下準備をしてしまう。
例えば外に出て、町中の看板や目に映った風景、景色を片っ端からメモする。文字にしてしまう。そして部屋に戻って見返した時に、集めた言葉から吟味する。
書いてる途中で書けなくなる
「席に着いたが1行も浮かばない」
「あるシーンからパタリと筆が進まない」
こうなると今までの私は、ずーっとかけないまま徒に時間を使ってしまっていたが、noteを書いていて気づいたのだが、「書けなくなっても、書けるところだけでいいから書く」というのはすごい大事なことだな、と。
なぜなら後で見返す材料が残るから。なんで自分が書けなくなったのか、その理由がすぐ目の前にあるのに、書かなかったらそれすらわからなくなってしまう。自分で自分を見失ってしまう行為だなと反省している。
先にも言った通り、(セリフが書けなくなって止まっている)ならボキャブラリーの問題だし、(書いててなんかつまらなくなった)ならテーマ選びが足りてない、など自分の対策ができるのに、なぜ今までこんな単純なことやってこなかったのか、今思うと本当に不思議でしょうがない。
書けない一番の理由
ここまで話した内容の直接ではないが、根っこの部分の原因として、
自分の創作に対する劣等感
これが原因なんじゃないかな、と。
(他の人と比べて自分のテーマって弱いな)
(みんな面白くて華やかなセリフや描写があるのに自分のは、なんて味気ないんだ)
でも、今話した内容を振り返ると、
こうした劣等感って、ほんのわずかな時間かお金か労力かを使えば大抵解決できてしまうじゃないか。
それも何年とか何十年ではなく、ほんの数千円、一週間程度で解決してしまうようなことばかり。
せっかく試せるチャンスがあるなら、試してからでも自分に落ち込んだり、外界に不満を垂れるのは遅くない。
最初の一歩は難しい。でもやるだけやってみるというのはすごく大事。
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