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先生、双極性障害は治るんですか?|精神科に行って聞いてきました

こんにちは、あめうみです。

いつも飲んでいる薬がなくなりそうだったので、今日精神科に行ってきました。そしてついでに、と言ったらなんですが、気になっていることについて先生に聞いてきました。

それは、双極性障害は治るのか、ということです。


最近noteでこんな投稿が目に入ってきたんです。

「うつから復帰!」
「双極症が回復しつつある!」

治すどころか病気と付き合うのに精一杯な私にとって、こんなタイトルの記事は希望に思えてしまいます。


治せるなら治したいよ。


諦めに近いやるせなさを感じつつも、やっぱり専門家の意見が一番だよなと思い、儚い期待を胸に先生に質問してみました。


双極性障害って治るんですか?


今回はその答えについて書いていきたいと思います。




結論から言います

双極性障害を治すことは難しいです。
期待させちゃった方、すみません。でも、まだ諦めるには早いです。

皆さんは、「完治」と「寛解」の意味の違いを知っていますか?

先生が言うに、双極性障害には「完治」はないが、「寛解」はある

このことについて、次に詳しく書いてみますね。


完治と寛解の違い

まず「完治」は、文字どおり「病気が完全に治る」という意味です。もっというと、治療や通院が必要なくなり、今後再発の可能性が一切ないという状態です。

一方で「寛解」は、「病気の症状が見られない状態が続いている」ことを指します。言い換えると、治療や通院の必要がなくなったが、今後再発の可能性が一切ないとは言えない状態ということです。


がんに例えると分かりやすいです。

「がんが完治した」というときは、手術でがんを取り除くことに成功し、再発する心配がない状態。がんは術後5年間再発しなければ完治したと見なすらしいです。

「がんが寛解状態」というときは、手術でがんを取り除くことに成功したが、他の部分に転移しているかもしれないし、まだがん細胞が増えるかもしれない。またがんが再発する可能性がある状態のことを指します。


こう聞くと、確かに双極性障害などの精神疾患は完治は難しいな、と思いませんか?精神疾患の場合、治ったとしても将来一切再発しないなんて、きっと言えませんよね。

だから、双極性障害を完治することは難しい。
でも、皆さんはもう「寛解」という言葉を知っています。

「完治」じゃなくて「寛解」を目指せば良いんです。

薬も、治療も、通院も必要ない状態になる希望はあります。大丈夫です。


余談

上に付け加えて、お医者さんは「歳をとると症状が落ち着く人もいる」と言っていました。

双極性障害でいうと、歳をとると躁が落ち着く傾向にあるみたいです。躁状態になるだけのエネルギーが少しずつ失われていくから、らしいです。要するに、老化するにつれてそもそもの元気がなくなっていくということです。

それはそれで歳をとるってやだなと思ったりしますが!、この厄介な病気が大人しくなってくれるのは嬉しいです。

なので、皆さんには病気に振り回されない未来がどこかにある、ということです。


いかがでしたか?
少しは希望が見えてきたでしょうか。もしそう感じていただければ、嬉しいです。

心の病気って、ほんとに不安なことが多いですよね。絶対治る手術なんてないし、生涯飲む薬の量を想像したらもう血の気が引きます。一生薬を飲み続けないといけないのか、と肩が足元までおっこちます。

でも、前例は存在します
寛解状態で、薬も通院も必要なく生活している人がどこかにきっといます

なので今は、諦めずに、前向きに、治療を進めていけたらいいですね。一緒に、ゆっくり、生きていきましょう。




ここまで読んでいただいてありがとうございます☺︎
これからも病気のこと、生活のことについて書いていきますので、引き続き読んでいただけると嬉しいです!

最近とっても寒いですね。お身体には十分お気をつけてお過ごしください。また会えるのを楽しみにしています!



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