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「暇だから病む」は間違ってる?|躁うつ大学生の個人的見解

こんにちは、あめうみです。
今日で期末テストがすべて終わりました!快挙!
まだレポート課題はあるので、コツコツ進めていこうと思います!☺︎


今回は、「暇だから病む」という言説について考えてみようと思います。

よく言われていることですよね。
「病んでるのは暇だから」
そう言われると心がズキッとします。

あぁ、自分は暇人で社会に何も貢献していないから病むんだ…生きてるだけのゴミ…

と思ってしまいます。(考えすぎ)

でも、本当にそうなのでしょうか。
逆にいうと、忙しいと病まないのでしょうか。

私の結論はこうです。

暇でも忙しくても病む!
なんなら忙しいほうが病む!!!


ということで、私の考えについてお伝えしていこうと思います!

なぜ「暇だから病む」と言われてる?

それは、考える時間が増えるからです。

もっというと、

暇な時間が増える
過去の失敗や自分の欠点について考え、悩む時間が増える
→自分をダメな人間だと卑下する
→病む

ということだと思います。

また、人間はネガティブ思考になる本能を持っているようです。
ベストセラーの『ファクトフルネス』では、人は「世界はどんどん悪くなっている」と思い込むものだと指摘しています。その本能をネガティブ本能と呼んでいます。

ハンス・ロスリング『ファクトフルネス』

つまり、暇な時間があれば悲観的な思考に走ってしまうのは自然なことなのです。

ここまで聞くと、確かに「暇だと病む」のは合ってるような気がしますよね。でも、それはあくまでも「一般的な」おはなし。

心の風邪を引いている私たちに、同じことが言えるのでしょうか
ここでは、双極性障害である私の経験をもとに考えてみます。


暇なときの心の状態

暇なときはどういう心の動きをするのでしょうか。
躁のとき、うつのときとで分けて考えます。

📍躁状態のとき

躁になっているときは、ぶっちゃけ暇な時間なんてありません!
暇な日でも、暇だな〜と思う時間もなく、アイデアややりたいことが湧き出てきます。なので、心は元気ですよね。

もし何か失敗をしたり、人に迷惑をかけるようなことをしてしまったとしても、一時的に落ち込むことはありますが、躁であれば少し経つとケロッと開き直ります。自己内省の時間が生まれないので、病む余地はありません。

📍うつ状態のとき

うつのときは何もする気になれません。なので暇だと、寝るか、頭を使わないことで時間を潰すかの二択になります。

私の場合は、
朝起きられず昼過ぎまで寝る
→何もできていない自分がつらくなる
→夜寝れなくてSNSをぼーっと見る
→意味のないことばかりする自分が嫌になる

これはあくまでも、一日何も予定がない日、つまり暇な日を想定しています。
こう見ると、たしかに自己否定・自己嫌悪に陥っていますね。

もともとうつなので気分が下がっているわけですが、何もしていない自分を責めて、落ち込んで、責めて、また落ち込んで、と悪循環になっています。

うーん、こう考えるとやっぱり「暇だから病む」は当たってる…?


忙しいときの心の状態

では、忙しいときは病まないと言えるのでしょうか。

📍躁状態のとき

いくら忙しくても、躁状態だとハイテンションでこなせてしまいます。しかし心は元気ですが、体がどんどん疲れていきます。私の実感ですが、忙しいときは躁が長く続きません。それは体が先に悲鳴をあげて動けなくなるからです。

そして躁状態のとき忙しいと、そのあとドデカいうつが来ます。これがかなり危険!つまり、忙しくても結局後々病むということですね。

📍うつ状態のとき

うつ状態のとき忙しいと地獄です。
体が重くてしんどいけど、行かなきゃいけない用事がある。体を無理矢理にでも叩き起こして外に出る。本当につらいです。

それとこれも私の実感なのですが、人と会っているときはうつのしんどさが和らぐのですが、一人になった途端、前よりもっと体が重くなります

なのでこれを毎日続けていると、疲労が溜りにたまって、爆発します
つまり、忙しいと心と体が削られて、最終的にドデカいうつになります。


暇だとやばい、忙しいともっとやばい

これが私の結論です。

暇だったら、比較的早くうつが回復するんですよね
病みはしますが、たくさん寝るしストレスも少ないし、じっと耐えていれば割とすぐに楽になる。だから、暇だと確かに病むけど、まだマシ。

一方で、忙しいときの方が危険だと思います。
あるときは忙しい予定がこなせていても、後々深刻なうつになります。特に、躁からうつに転じるときが一番危険だと思います。感情の波が最も激しい時期で、ちょっとしたきっかけで命を絶つ可能性があるからです。本当に、本当に、気をつけてください。

なので、「暇だから病む」のは間違っていて、「暇でも病むし忙しいともっと病む」が正しいのです。

もしも「暇だから病む」と言われても、あぁ自分はダメなんだ…と責めないであげてくださいね!忙しい方が病むんだから!!



じゃあどうすればいいの?

もしや、暇でも忙しくても病むって八方塞がりじゃん、って思いました?
いいえ、大丈夫です。

暇でも多忙でもない生活を継続することで解決です。

一見当たり前のように思えますが、これがかなり難しいのです。
暇でも多忙でもない生活を送るには、まず自分のキャパシティを知る必要がある。どこまでが暇で、どこまでが多忙かを知っておかないといけないのです。

そしてさらに、継続することが大切です。
この仕事量が自分に合ってるなと思ったら、それを続けないといけません。双極性障害だと、不規則な生活やそれによる疲れが大敵です。安定した心と体のためには、決まった時間に毎日寝て起きるなどして、なるべく疲れにムラがないようにする必要があります。

と、偉そうにこんなことを言っていますが、私自身、全然不規則な生活を送っています。本当に難しいです…。でも、暇でも忙しくても病むなら、暇でも忙しくもない生活を送る以外ないんです!ちょっとずつでもいいので、一緒に安定した生活を送れるように頑張っていきましょうっ。



ここまで読んでいただきありがとうございます☺︎
これからも病気のことや生活のこと、就活の進捗について書いていくので、よかったら引き続き読んでいただけると嬉しいです!

寒い日が続きますが、体には十分お気をつけください。
またお会いできるのを楽しみにしています☺︎

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