最近買ってよかったもの
12月も残すところ二週間を切った。毎年のことなのでもう驚かないが、やはり師走は一気に駆け抜けてしまう感がほかの月より強い。
「今年の12月は長かったなぁ~」なんて言葉をあまり聞かない。
漫然と日々が過ぎてしまうのはなんだか少し物悲しい。
--
今年ももう暮れだというのに辛いニュースが後を絶たず、気が滅入ってしまう。
人命に係わるニュース、とりわけ自死報道は本当にショックが大きい。
ご冥福をお祈りすることしかできない。
どうか亡くなった方のご遺族に負担のかからない報道をメディアにはお願いしたい。
芸能人ともなるとそれも難しいのかもしれないけれど。
--
今年の振り返りはまた年末に記事としてあげようと思うが、10月を過ぎてからあまり普段は買わないようなものにお金を遣ったので少し紹介してみる。
1.重い毛布
ニトリの出している「重い毛布」は重量が約5.5kgもある文字通り重い毛布。
重すぎて悪夢を見る人もいると聞くので、正直なかなか誰にでも勧められる商品ではない。
事実、自分も使い始めて一週間は眠りが少し浅く感じることがあり(それが本当に毛布のせいかは分からないけれど)、あ~買ったの失敗だったかなあという疑念が沸いていた。
けれど結局は慣れの問題で、穏やかな眠りを届けてくれるようになった。
睡眠難民(?)の自分としてはかなり満足度が高く、全身を包んでくれる安心感は今まで使っていた毛布には無い魅力に感じられる。
とりわけ布団に入ってから入眠するまでの時間が短くなったように感じる。
強いてあれなところを挙げるとすると、布団から出にくくなった。
「まだ出ていかないで~、お外は寒いでしょう?ぬくぬくしよ?」という声が既製品の毛布の二倍くらい強い。
重い。
--
「毛布の次は枕かよ」と思われるかもしれないが、買っちゃったんだからしょうがない。
一人暮らしを始める友人に付いて色々と家具を見ていた際に、フランスベッドの枕を試してしまったのが始まりだった。
やはり老舗というべきか、そんじゃそこらの枕とは首の落ち着き度合いが違う。
横を向いてもしっかりと支えてくれるし、後頭部がすっぽりと収まる感覚がある。
試した時は特に欲しいとは感じなかったのだけれど家に帰って自分の枕で寝てみるとあまりの"支えてくれなさ"にビックリしてしまった。
二日後には梅田LOFTのマニフレックスで枕を購入してしまっていた。
フランスベッドの枕でもよかったのだけれど、大阪転勤で家具を一式揃えるとなった時に会社の次長から「マニフレックスは良いぞ」と勧められていたので気になっていた。
値段もマニフレックスの方がいくらか安いし、特にフランスベッドと遜色なく感じられたので不満も無かった。展示員さんも長時間付き合ってくれて優しかった。
枕も毛布と同じく使い始めは若干違和感があったが、3日で慣れた(自分は思っているより神経が図太いのかもしれない)。
丸めて持ち運びもできる枕なので、出張や旅行で悩まされる心配もなくなった。
いい買い物をした。
(ここで令和こそこそ噂話。フランスベッドはその名前からフランスのメーカーだったりフランス製のベッドを輸入している会社だと思われがちだけど、実際はなんもフランスと関係ないらしいぞ。-Wikipediaより)
--
これも前述した友人に存在を教えてもらって購入した。
12/1からクリスマス当日までの日数をカウントダウンするカレンダーで、日にちが書かれた”窓”を開けるとその日のお菓子がもらえる。言うなれば子ども向けの商品である。
リンツやカルディといったお菓子メーカーの謀略により、若干娯楽的な要素が近年は強まっているが、もともとはキリスト生誕までのカウントダウンということで宗教色の強いイベントだったようである。
アドベントカレンダーのおかげで、光のような速度で進んでいく12月が少し豊かなものになり、一日一日を大切に過ごそうという気持ちにしてくれる。
尚、プログラマー御用達のサイト「Qiita」では12/1からクリスマスまで毎日記事を投稿する”アドカレ”文化も存在し、文化の広がりを感じる。
--
色々あった2021年ももう終わってしまうけれど慌てたところで仕方ない。
焦らず騒がず、こたつに入ってみかんでもむきながら静かに過ごしたい。