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YOUは何しに学習センターへ?#29  小池ひなつ

はじめまして!まずは自己紹介

令和6年10月から3か月のインターン生として来ました。
小池ひなつと申します。
名前どおりの夏生まれ。A型で夜型。
読書、お笑い、ダンスが好きです。

出身は京都府京都市。
金閣寺と二条城の間らへんに住んでいました。放課後は友達の家(寺の本堂)で遊び、休日は鴨川にサイクリング。
今思えばなんとも京都らしい環境で生まれ育ちました。

違うことは間違いじゃない

大学生になり山梨での一人暮らしを始めました。
小学校の教職を取っていたので、進路は小学校の先生かなぁ・・・。でもなんか決めきれないなぁ・・・。とグズグズ・うじうじしているうちに短い学生生活はどんどん過ぎていきました。

そんな私にきっかけをくれたのは、近所に住んでいた一人の男の子でした。

その子は生まれつき障害があり、他の子と同じように話したり、勉強をしたりすることに困難を抱えていました。
それでも、遊びに行くといつも嬉しそうに迎えてくれて、大っっっ好きな恐竜を目をキラキラにしながら私に解説してくれました。

ハンデを抱えながらも、自分の好きを夢中で追いかける彼の姿を見て、「この子がこの子のままで生きていける世界であってほしいな。」と素直に思いました。
そこから、「一人ひとりが違いを違いのままに受け入れられる社会」を目指すには、自分に何ができるのかを考えるようになりました。

子どもたちをまるごと受け入れる教室

その後4年生の前期で、デンマークへの留学を経験しました。
憧れていた北欧での生活。はじめは慣れない環境(デンマークの冬はとにかく暗い・寒い・晴れない!!)にダメージを受けながらも、優しい友人にたくさん助けられ、刺激的な日々を送ることができました。

クラスメイトとのお絵描き

デンマークでは現地の大学の教育学部に通っていました。特に印象深いのは、小学校での実習。デンマークは障がいの有無に関わらず子どもたちが一緒に学ぶ「インクルーシブ教育」の先進国と言われています。

実際、教室には色んな子どもたちがいて、ごちゃ混ぜになって一緒に学んでいました。
周りの音が気になる子どものためのイヤーマフ、一人で集中したい子のためのついたてなど、みんなが一緒に学ぶための環境も当たり前のように整えられていました。
そんな教室には、発達に遅れが見られる子もごく普通に馴染んでいて、のびのび楽しそうに通っている。これが完成形ではないかもしれないけれど、今の自分が知りたかったことがここには沢山ある!と感じました。

海士町、そして隠岐國学習センターへ!

前置きが長くなりました。今年の9月に4年半通った大学を卒業し、来年度の就職まで晴れて無職になりました。こんなに自由な時間はもう老後までないかもしれないと思い、一番面白そうな過ごし方を考えていました。そこで目に飛び込んできたのが島前の絶景(Instagramの広告)!!

さらに調べていくと、「教育魅力化プロジェクト」というワードに心惹かれ、気づけば検索履歴が島の教育についての記事やインタビューでいっぱいになりました。

隠岐國学習センターは単なる塾という役割を超えて、子どもたちが人生を豊かにしていくための場所であると感じています。

子どもたちが主体的に取り組む探究活動や、高校生が企画する中学生向けイベントなど、大人の私にも難しくて面白そうな活動がたくさん。
課題を見つけ、解決方法を探り、仲間と話し合って実践、また次に向けて改善を図る。この過程には、これからの社会を逞しく生きていくための学びがいっぱい詰まっていると思います。
挑戦を歓迎するこの場所で、私も子どもたちの「やってみたい!」を引き出し、後押ししていきたい。そして、私自身も子どもたちと一緒に深く考え、話し合い、トライ&エラーを繰り返していきたいと思っています。

また、学習センターに集う子どもたちの多様さも私の目にはとても魅力的に映っています。
性格、学力、育った環境、得意も苦手も全員ばらばら。それでいい。そのままでいいのだと思います。
ばらばらの子どもたちがお互いを、そして自分自身をリスペクトできるようになってほしい

3か月という限られた期間ではありますが、子どもたち一人ひとりとじっくり向き合い、寄り添っていきたいと思います。そして、これからの私の人生の糧となるような学びを得られるよう、精一杯取り組みます!

どうぞよろしくお願いします!

小池ひなつ

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