空飛ぶ魔女 【絵本原作】
空飛ぶ魔女
作 ガブ
月のよく見える日は魔女が出る。
ホウキに乗って空を飛ぶ。
「イーヒッヒッヒー♪」
上から見ると街の人たちがキミワルがっているのがよくわかる。
急いでカーテンを閉めたり。
家に走り込んだり。
窓から子供がこっそり見ています。
魔女のホウキからキラキラしたものが見えます。
「ママ、なんでキラキラしてるのぉー?」
「なにしてるの!閉めなさい!」
魔女は満月に向かって飛びはじめました。
「魔女と目を合わしちゃダメよ。わかった?魔女はとても、、だから、、、」
魔女は満月に向かって高く高く飛びます。
魔女の声がコダマする。
「イーヒッヒッヒー♪」
とても気持ちよさそうに。
遠くの山の枯れた森の中にポワァーと光が見えます。
魔女が木の枝にいます。
大きな大きなとても大きな木。
木に手をかざすと光があふれ吸い込まれるように大きな木の中に入っていきました。
扉のないその木は魔女の家でした。
木の根はウネリ、ゴウゴウと風のなる、寂しい森。
外とは変わって家の中はしーんとしずまりかえっています。
薄暗い部屋の中に
長く使われている大きな大きな鉄の鍋。
漢方やハーブが綺麗に並んでいる。
ぽわぁーっと優しいランタンの光がこぼれてくる。
ミシミシ。
階段の軋む音。
「ただいま」
しんと静まりかえっている。
「ふー。」
椅子に腰掛ける。
「仕方のない子達だねぇ。出ておいで」
するとどこに隠れていたのでしょう。
精霊たちがわっと出てきて魔女に抱きつきます。
魔女は笑みを浮かべ頭を撫でます。
泣いている子もいます。
「うんうん。また切られちまったねぇ。」
その子の傷口に手をかざすと
ポワァっと明るくなります。
そしてもう片方の手で袋に入った粉を撒きます。
その粉はゆっくりゆっくりキラキラ輝いています。
静かな静かな森の中。
山が少しづつ元気になっていきました。
街では又、こっそりと子供がカーテンの隙間から空を見上げています。
子供の隣にある鉢植えは芽吹いています。
魔女は今日も飛ぶ。キラキラの粉をまき、高笑いを響かせながら。
夜空に星をえがきながら。
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