見出し画像

趣味がようやくみつかりまして。

これまで本当に趣味といったものがなく、
今年こそは趣味を見つける!というお決まりのフレーズを
何度も口にしては忘れ去ってきていた。

ゴルフとか釣りとか、わかりやすく趣味を名乗れる人に
羨ましさをもっていたけれど、
ほんの数日前から見つけたかもしれない。。
それは、絵を描くこと。
元々何らかの形で表現することに興味はあったけれど、
ないものを想像して描くセンスはないし、
模写もしれている。だから絵を描くつもりも全くなかった。

きっかけは、部屋に飾る用のアートをネットで探していて
理想のサイズや色見、価格とのバランスに
納得いくものに出会えずにいた。その時、自分で
描いてみよう。と思ったものを
大きな額縁に入れて置いているのだ。
そのときの絵も絵らしい絵ではなく、”色”なのだが、
なんだか愛着がわいて気に入るものができたので
それ以来ずっとリビングを彩ってくれている。

そのときの頭の中のからっぽ状態というか、
いろんな考え事がない、自分を留守にしたような
透明な感覚に陥っていたことを思い出した。

通勤中の読書や料理中も
近い感覚になれるんだけれど、
自分の気分や状態が色で表れることがおもしろく、
今回はスケッチブックを購入して色を描くことにした。
というか、無性に描きたい気持ちが最近高まっていて
残さないといけない自分の中の使命感のようなものが
芽生えていた。
なんの合図かはわからないけれど、
具体的にやりたいことが浮かぶことなんて
珍しかったから、絶対すぐやろうと思ったのだ。

自分が無我夢中になれて心が落ち着き、
整えることができる方法をようやく見つけられた。

絵を描くこと自体は特別真新しい趣味枠ではないが、
自分をリセットできる方法にめぐり会えたことに
若干の感動を覚えていて、整理されたあとは
心なしか穏やかになれる気がするのだ。

今日の”色”は、電車の中でもやもやしたり
ホルモンバランスの乱れがあって
心がざわついている一日だったから写真の感じになった。
自分を色で客観視するのも、なんだかおもしろい。
とりわけうまくもないけれど、楽しかったらそれでいいのが
趣味なんだから。そのゆるさもちょうどいい。

自分を自分で整える手段としてとても有効だったから、
趣味を持っている人の気持ちを知れた気がして
前からめっちゃいい方法知ってたんですね!
やっとそっち側にいけましたよ!!となった。

描きたいし書きたいし読みたい。
気の向くままに、まずやってみることで
自分のバランスが整えられるかもしれない。

これが機嫌をとることなんだったら、
この先どんなことがあってもうまく自分と向き合えそうだ。
趣味をお守りに、バロメーターにしていこうと決めた。