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028 なぜ彼らは会議で発言しないのか?性格、心理、場の視点で考えた
実は、会議で発言するのはけっこう体力・気力を使う。
普段おしゃべりな人だって、会議でしゃべるとなると結構ストレスがある。
警戒心、好き嫌い、相手の反応予測…
これらが頭の中をよぎりながら発言している。
会議で話さない理由
1.会議メンバーを警戒している。
2.こいつ等とは仲良くなりたくない。
3.そもそも話をするのが嫌い。
4.生まれつき無口
メンバーを警戒していると発言しない
なぜ、みな会議での発言を警戒するのか?
偉い人からの攻撃?
同僚からの白い目?
確かに、日本の会議には「下位の者はしゃべるな」という暗黙のルールがある。
自分の考えを語れるのは「偉い人」だけであり、下っ端がやると「偉そう」と言われる。
そのルールを無視して下っ端が自分の考えを語ったらどうなるか?
何か分からないけど、とにかく恐ろしいことが起こりそう。
冗談抜きに、しゃべらない人にとって、そのくらいしゃべるのは恐ろしいこと。
いや、しゃべらない人だけじゃなく、おしゃべりな人も含めて、多くの日本の会議はみんな警戒し合いなから参加している。
なぜメンバーを警戒するのか
1.議長など偉い人の目が怖い。
2.メンバーみんな敵に見えている。
3.対人恐怖症など、精神的な理由。
所属感の無い者はしゃべらない
しゃべらないのは警戒心だけじゃない。
警戒心がなくても、その組織に所属感がなければしゃべろうとはしない。
そもそも会議メンバーの自覚が無いから、議題も会話も頭に無い。
そもそも彼らは組織の一員という自覚も薄い。
「入りたくて入ったわけじゃない」
「こいつらは仲間じゃねえ」
思っている者は、実質、「よその人」なのである。
だから、意見も無いし、あったとしてもしゃべる気はない。
なぜ所属感が無いのか?
1.仕事内容が自分事でない。
2.同僚が仲間に見えない。
3.そもそも人間嫌い、組織嫌い。
発言が苦手な者もいる。
発言しない理由には、相手に理由がある場合、自分に理由のある場合、両方ある。
けれども、どちらかか一方だけが原因になっているケースはそんなに多くない。
たいがい両者の相互作用の結果である。
実は発言というものは、日々行っていればスラスラ出るけど、しゃべらないことが習慣化してしまうと簡単にできなくなる。
例えば、普段から歌わない人に、カラオケで「歌ってよ」とお願いしてもまず歌わないのと同じである。
なぜ、歌わないかと言えば、「習慣がない」「歌の楽しさを知らない」「音痴で恥ずかしい」「歌なんていらないと思っている」など、様々だろう。
会議の発言もこれと同じである。
まずしゃべってもらう
しゃべったら否定しない
こういう組織風土を育てない限り会議でしゃべるようにはならない。
そもそも話するのが嫌いな理由
1.発言しないことが習慣化している。
2.話す楽しさを理解していない。
3.会話を無駄で必要ないものと思っている。
4.知的能力上の問題。
しゃべらないデメリット
実は、会議でしゃべらないとまずいことがある。
はっきり言って、不気味に思われるんだよね。
本人は存在を消しているつもりだろうけど、他の人から見たら、明らかにそこに存在している。
どう見たってそこにいるのに、しゃべりたくないオーラを発して、ずっと黙って座っている。
もちろん、入社3年未満の若者なら、周りも期待していないから、しゃべらなくてもそんなに違和感はない
でも、30歳過ぎて人が黙ったまま座っていたらどうだろう。
「この人何考えているんだろう」
「理解していないのか?」
「怒っているのか?」
「とりあえず触らずにいよう…」
こんな風に思われてしまったら、デメリットしかない。
しゃべらないデメリット
1.面白味の無い人だと思われる。
2.知的作業に向いていない人だと思われる。
3.知的能力の低い人だと思われる。
4.変わり者と思われ相手にされなくなる。
そうならないよう一言だけでも発言したら良い。
「〇〇さんの意見に私も賛成です」
これだけで、みんなは安心する。