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2025年にAmerican Idiotが流れまくってる理由

すげーしょうもない場合に娯楽と言いますかメディアがもうTVぐらいしかない空間に居合わせてしまうことがある。終わりだ。ヘッダ画像をお借りしています。

何故終わりなのか?TVとはメディアとしてオワだからだ。

古い歌が好きなので聴いていると何畳半にいる男なり誰なりが世間に対する不満を述べている。それだけやるせないのだろう。自分は制約を受けている、と。

こんな狭苦しい畳の上でカスが格下をこけにする番組しか見ることがないと。社会に対する不満を歌にする。それについて別にぼくはコンセンサスがないとは言わない。不満なんて歌にすんなよとは言わない。

なぜならぼくはもともと歌を歌詞メインで聴いてないから。恋愛を歌われるぐらいなら全き不満を謳ってくれ。

そして現代の歌からは不満があまり聞かれない。なんなら不満はすべて恋愛に回帰してしまったぐらいの落ちぶれ感があるのだが、不満がその程度しかないってことは、他のことには満足してるのかも知んねえなっていう点で社会全体の「地球の顧客」という意味での顧客満足度は相対的に高いのかも知れない。

そりゃもちろん、自然を大切にする派からしたら地球に勝手に住み着いて汚しているのは人間だっていう烙印を押してるだろうからそりゃ別に自由にやってくれればいい。今はその次元の話をしていない。

今はそれぐらい愛だの恋だの以外のことは充足できているということがわかる。選択肢さえ与えられていれば愛だの恋だの以外は何でも満たせるのだ。ということはおもくそ余談だが、こうまでしてもセックスだけは充足されてない。

いい子ぶるつもりは毛頭ないが、ぼくは風俗だったかそういうのをガチ目に知らないためマジ交尾が金でできる場所があるのかをよく知らん。だが、人類はセックスのハードルだけはバカ上げしてるんだろうな、と思う。少なくとも女を性具とみなし、性具に社会的地位など意味はないからがちがちに女が社会進出できないように法案とかを固めてた現代の政治屋だの企業の上部に食い込んでるおっさん、いやおじいさんに足突っ込んでるような連中がその感覚で若返るなどして、女をいてこまそうとしたのであれば、ことごとく犯罪レベルの結果にしかならないんだろうなってことぐらいは容易に想像がつく。

それぐらい昔は力技で交尾に持ち込めた時代だったんじゃないかなと勝手に想像している。ナンパで結婚とか普通だったと思えばさもありなんじゃないか。この前見たイーストウッドが監督したアメリカン・スナイパーだってナンパで男女が出会う話だった(もちろんそれがメインの話ではない)。つっても時代はそんな古くなく、メリケンがイラン……イラク?とにかくイスラムのあれに仕返しする時代の話だから、少なくとも2000年は越えている。

今はナンパなんかしたら声掛けどうたらになったり、それはそれでカスすぎてあれだが私人逮捕系のあれでSNS上のおもちゃに仕立て上げられるだろう。現世とは、とにかく女男が出会わないように出会わないようにできている。あるいは20歳以下の異性とそれ以上の異性同士が何があっても交尾しないようにがちがちに社会整備された結果、普通に20歳以下とそれ以上が同居している社会がそれに飲まれてぎくしゃくしているようにぼくには見えるが、別にこの文は20歳以下とやらせろという趣旨の文ではない。向こうからお断りだとは思うが、ぼくは20以下とやりたくない。

YouTubeならただで好きなものが見れる。特にライブストリームなんだったら、テレビのそれなんかとは没入感が違うだろう。金を使うことにためらいがないのなら、ストリームを流している奴に対して金で頬を殴り、おれの文を読めと命令することさえできる。これも誤解のないように言うがぼくはそのようなことをしたことがなく、そのような行為に価値を感じたことがない。少なくとも、決して読まれなくたって伝えたいことがあるのなら伝える意味、価値はあるんじゃないかと推察する。つまりスパチャ書いたから絶対読めとは思わないし、寄越されたら読まれて当然とかは思わんてことっすね

そして金をいとわないのであれば、好きな生中継が見れる、もしくは好きな固定コンテンツが見れるサブスクなんて死ぬほどある。だから生交尾以外の娯楽は充足しているのだ。そんな世の中の当たり前を知らずにTVはいつまでも王様気分であり、いつまでも勘違いしているし、テレビ様のために世の中すべての物語だのそういう娯楽はTV化されるために存在していると思い込んで譲らないから、漫画原作のドラマを放送するためだったらその原作者なんて平気な顔していくらでも殺す。

そんな中でなんだか知らないがGREEN DAYのAmerican Idiotがスーパーとかで死ぬほど流れており、いちいちそんなこと調べたくないのでもしかしたらトリビュートだのCOLLECTIONだのが再販されたりしてんのかも知んないけど、なぜだろうと思った。

それこそAmerican Idiotはメリケンが復讐戦争をし始めたあたりに世間を一喝するために作られた………んだろうなと勝手に思ってる。単純にいい歌なので死ぬほど歌ったことがあるが、おそらくその内容を日本語で友達に話したりしたら、宗教勧誘とかマルチ商法するやつ相手にするときみたいな目で見られるんじゃねえのという内容だと思って歌っている。

AmericanIdiotはGREEN DAYの代名詞みたいな歌になったんじゃないかなと思っている。世間的にはバスケットなんたらがそうなんだろうか。ぼくの中ではWarmingなんだが、AmericanIdiotにしろWarmingにしろ、イントロのあのフレーズを思いつき、自然に歌に組み込み、コーラスこそちょっと離れるがそのようなひとつのリフレインを永遠に繰り返すという意味で芸術点の高い歌である。

ロックとはそのようなシンプルを崇拝しがちだ。ここ最近ぼくがやたら書いているNIRVANAのスメルズ・ライク・ティーン・スピリットもそうだが、実はF Bb Ab Dbの繰り替えしが永遠に続く歌だと思われがちだが、コーラス最後のHeyだけはF F# F Bb Abというイレギュラーなコード進行になっている。でもほとんどそこだけなので、たった一個のリフだけであそこまでいい歌が作れるなんて、とカートを崇拝する人は多いんだろうなと思う。

だが、一個のフレーズといいますかコード進行だけでマジで最後まで終わる歌とは以外に少ない。Kizuna Aiのfuturebaseがそうだったりするが、話が長くなってしまうので戻す。

AmericanIdiotはワンフレーズだけの歌ではないが、クソ爽やかなリフでアメリカをことごとく内省する歌であり、そんな歌が2025年の日本で嘘みたいに流れまくっているのはなぜなのだろう。つまり日本人は今のアメリカがどう考えてもおかしな方向に向かってると思っているのであり、遠い島国から重厚なあの暗黒大陸に警鐘を鳴らしているのだと捉えることもできる。

それを本来内省するはずのSNSすら、そのSNSで禁じられてるような行為を平気でする頭のおかしいやつが乗っ取っている。

だから外側の世界が一斉にアメリカに向かってアラートを鳴らしている。お前ら、そんな場所にそのままでいたら世界は終わりだぞ、と。


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