Queen Latifahを虐め倒す映画End of the Road
Queen Latifahが好きなのでQueen Latifahが主演の映画を見まして……その感想です。
なんて話せばいいのかわからないんですが、新しい映画は前評判がわからないところが良いところのひとつであるように……思います。そしてぼくは特に前評判に応じて視聴するかどうかを決めてないため、特に便益があったわけではなかった。
わぁ~好きなQueen Latifahが出るなんて嬉しいな、と思ってるぼくにとってはこの映画の内容は悪意に満ちていたように思える。Queen Latifahに試練を与えるようなことが次々に起こる。
社会の悪意
社会ってこんなに悪意に満ちているのか?と思える。Queen Latifahがそれに振り回されてしまう。のを楽しめと言うのだろうか。
ぎりコメディにならないどたばた劇って、非情な地獄を再現しているように見えてしまうんですがそんなことはないでしょうか?
結果的にこの映画から何を学べばいいのだろうと思った場合に(ぼくは映画のみならず物語性がある内容からは何かしらの教訓が得られるはずだと思っています)、世間(アメリカの西海岸?)て、こんなに無法地帯なのか、というものぐらいしか得られそうにない。
概要:ラティファへの尊厳破壊
主役は愛していた夫を病気でなくした。治療費のために家が抵当に入れられた。自分含め家族も嫌だったけど引っ越すという意思決定を家のおさとして決めねばならなかった。自分でくそ長い道を運転しなきゃいけないことになった。この時点で全てを両肩に背負っている。
子供二人はちょうど反抗期だ。せめて自分が運転という労働対価を払っているんだから会話して盛り上げようとしても携帯を見る。姉はPAでならず者に声をかけられ中指を立て、車で追いかけられ物損させられ白人に失礼をしたと謝れと言われる(主役は全員黒人だ。尊厳破壊といえる)。クズとかカスとかインターネット匿名が言うような陳腐な単語では可愛くなってしまうようなクソゴミ野郎を見た時にぼくはなんと言えばいいんだろうかわからなくなる。
ぼくは尊厳破壊が2022年のテーマだった。その前(2020下~2021)は機会損失だった。
今どきそこまで念入りに黒人の迫害を描く必要があるのだろうか?とは思ったんですが、確かに2022年リリースの映画でさえこんなごみために住むようなカス虫を描写しなければならないのだとしたら、まだまだ米帝には白人至上主義者が成す思想が蔓延っているのかも知れないと思えた。
その後はなんといいますか台本とかロケ地の都合みたいなものに辻褄をあわせるような都合のよろしい(状況を悪くするためによろしい)展開つまり災難がラティファの肩にのしかかる。
高額な治療費を掛けた夫が死んでしまい、その結果いまの家にも住めなくなり、唯一その夫が残した愛すべき反抗期のガキどもには舐められる、人種の否定さえされる。ラティファにどれだけの苦難や辱めを与えれば気が済むんだろうという形。
「どうすんだよそれ……」みたいなことを視聴者は思うでしょう。しかしながら災難に次ぐ災難がさらに訪れる。でも確かに少なからずの教訓が得られたようにも思えてきた。ちょっと話がとっちらかってしまったので早ければまた明日続きを書きたい。
お読みくださりありがとうございました。
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