ジェニーがディープインパクトの歌だと気づかなかった
ジェニーとはもちろんTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのうた。ディープインパクトとは映画です。ヘッダ画像をお借りしています。
というのもディープインパクトを見て、ジェニーはどうなった?と思った。
あそこまで恨みつらみでいじめ倒したおやじと一緒にどこかの海岸に打ち捨てられて、あたしたち助かったのね、とでも言うんだろうと思ったらそのまま映画が終わってしまった。
ジェニーはCD版のイメージがない人が多い歌だろう。ステージでそこそこアレンジされて、恐ろしく速いBPMで歌われていた。くはらかずゆきが叫ぶ。「ジェニーはどこだ」と。そう言ってからじゃないとこの歌は始まらない。くはらがドラムを叩き始めないからである。
ディープインパクトの公開日時(日本)を見たら1998 9月、スモーキンビリーの公開日時は1998年 11月だった。こ……こんなことが起こるんか
ぼくはジェニーを最初に聴いた当初、もちろんディープインパクトが同年にリリースされた映画だなんてことは知らず、ディープインパクトと言われてもラッパ我リヤの歌だとばかり思っていた。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTこそ歌詞を紐解くみたいな行為がばかばかしいグループもいない。恋愛を歌わず、時にはオリジナル日本語も混ぜながら(じめるうなだれ)耳で理解するというよりは演奏して自分で歌って理解するグループである。その時に叫ぶと1番気持ちいい言葉を当てはめる。ぼくがそのように歌を創るから勝手にシンパシーを感じている。
その中でもジェニーはコンセプトが強く、海賊の歌を歌うなんて変わってんなと思ったんだが、これはディープインパクトの最後らへんで死んじまったのかどうなのかがわからないジェニーにそのまま当てはまると気がついてしまった。
歌詞を分析するほど意味のないことはぼくの中でないのだが、ある別角度のファンからは到底受け入れられないレベルのアホらしい内容だと思うので、ぼくは確定情報みたいに扱うと面白いから扱うが、そんなわけねえだろの余地があるからこそ書き残している。
つまり世界の終わりが砕け散ったのはフィッシュを始めとした5+1人の犠牲があったからだった。世界が終わるかと思ったら世界の終わり自体が砕け散って消えた。悲しんでいる場合じゃねえ。今や世界中が海だらけになってしまったから、赤ちゃんが生まれたばかりの友達のために自分の命を犠牲にした、つんでれ女を探し出せという歌だ。
探している男は世界の終わりにふてくされてさんざん眠ってたら爆風で叩き起こされた。最初の小惑星の激突の衝撃波であばらが折れる程度の怪我で済んだ。それは煙もすねに染み渡る(ステージでは脛と言っている)ことだろう。このへんの歌詞の意味がマジで意味不明だったのだが、ガチ目にすっきりしてしまった。
竜巻というメリケンにありがちな自然現象を見方につけて爆風でがれきを追い出してあの子を探し出せ。モーガン・フリーマンに言っているのだ。ぼくはディープインパクトを今頃初めて見たのは当時見れるわけがなかったからだが、モーガン・フリーマンが異常に好きだからでもある。そしてなぜフィッシュの名前がこの映画の冒頭にあるのかの理由も上記の通り知ってしまった。
フィッシュつまりロバート・デュヴァルはあろうことかTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの世界観の原型とも言えるゴッドファーザー1の腹違いの兄貴トム・ヘイゲン役である。これ以上ジェニーとディープインパクトを結びつける根拠もないぐらいだ。これを知ったとき、ぼくはディープインパクトを見ることになった理由を知ったわけだ。