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大空スバルさんに薦められたキングスマンを見てゴールデン・サークルも見る文

勧めてたのはマリオ3の78ステージ前後で遊んでたとき。雑談しないとミスるから無理やり映画の話になった。昨日と一昨日書いたのは今日の前ではあるが別に読む意味はない。
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内容については話さないでくれるのでありがたかった。同時に話していたミッドサマーについては別に勧めてなく、さらには以前マリリシャがメンバー限定で見ていて、なんか不思議な気持ちになっていたので大空自身がミッドサマーについて恋人同士で見るべきではないといったことについて、全く何も察せてはいないがとんでもない映画なのだろうということがわかった。

本来であればその程度の内容ばれも敬遠しているのだが、キングスマンが良すぎてその記憶はおそらく消し飛び、実際にミッド・サマーを見る頃にはなんか変な映画なんでしょ、という触れ込みだけがぼくの脳的な役割をする部分がフラッシュバックするだけに留まるだろう。

あとなんだっけ……シャインニング?レクター博士?が壁から斧を突き出してどうのみたいなのも死ぬほど外人とかがスラングじみた絵を書きまくったりしてるのでそういう映画なんだろうなと思ってしまったが、そちらについては古典とかの名フレーズを使ったり、そもそもホラーはぼくは見ないので……何を言いたかったか空中分解してしまったがこれ系にも似ている。

本題

そしてハリーについて話さないわけにはいかない。これまでハリーの良さもなんとなく述べてきたが中核には話せなかったのではなそう。

コリン・ファースをぼくはなぜ知らなかったのだろう?もっともキングスマンの主役だと思った人は1の冒頭に出てきた彼なのだが、あんな噛ませ役にさせられるとは悲しかった。その悲しみを引き継いだのがハリーだった。だが同じぐらいの老齢(別にそこまで老いてるとは思わんが)であり、主人公にすべてを継がせて殺されるみたいな予感をさせてマジでそうなることについての喪失感は恐ろしかった。

裏切るだろうと思ったマーリン(ああ、昨日までぼくは忠実なキングスマンの勇者であるマーリンのことをアーロンなどという気色悪い名前で誤記してしまった。戒めのために残してある)は結局裏切らず、生き返ったハリーを水攻めしてひどい死に方をしてしまった。

頭の組織を再生成できるというキングスマンの同業組織のステイツマンの謎技術でも、こんなとんでもない死に方をしてしまったマーリンを救えない。なんという悲しみだろうか?

水攻めしたところをフラッシュバックさせたのはハリーもかつてガキの頃にキングスマンたちにより同じことをさせられたとかなのだろうか?だが……それでもハリーは記憶が戻らなかった(そもそもTRAUMAレベルの体験のフラッシュバックで記憶が戻るという前提が映画の話の進行のための機材でしかないため、根拠に乏しいようにも思えるのだが……2の穴みたいなものを考えるときの材料といえるだろうか)部分を見るにつけ、マーリンは単なる水攻めプロフェッショナルなだけでなぜハリーを水攻めせめばならなかったのかわけがわからんかった。

このようにゴールデン・サークルではハリ虐とマ虐に満ちあふれていたことも気になりすぎた。退場させたいからやったのか……特にハリーの名台詞であるマナーが人を作るまでさせた上にブランデーの容れ物が外れたりする描写は必要だったか。そこまでしなくても、と……

あのハリーがそこらへんのカス虫に危害を加えられる様など見たくなかった。これは尊厳破壊だ。そして主役との間に不和をもたらしたこと、その後のフォローがまるでない。ハリー自身も何のフォローをしない。

つまりウエスタン酒場でハリーの体調が全盛期じゃない描写を入念にやり、裏切り者のステイツマンを指摘し殺すまでの間に視聴者はまだハリーがおかしいままだと思っているため、ステイツマンを撃ち殺した行為に正当性を見いだせなくなってしまう。いくら主役をハリーから交代させたいからって(だったのかどうか知りたくもないが)そこまでするか……?の一言だった。

ここまで考えても、どう見てもハリーとマーリンを退場させるためだけの物語になっている。ハリーの劇的な復活……というにはハリーが正気を失って敵を撃ち殺す描写のラグ感が否めなさすぎた。退場どころかむしろキングスマンをひとり残らず退場させているのでそもそも何がしたかったのか……という

キングスマン1も2も地続きに見てよかった……という感想から一夜明けて、なんか2に対する不満がブチこぼれてしまった。批評家たちが言ってたのはこういうことだったのかと今にして思うが結論は出ない。

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