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【DAY17】「MCTオイル」ってナニ?

上下の画像はウチで使ってる商品ですが、昨日の記事で予告した通り、今日は「MCTオイル」について書かせていただきますね。

ダイエッターの方は、見聞きする機会も増えてるかと思いますが、昨日の記事でも書いたように、こやつは「中鎖脂肪酸」というものです。「Medium Chain Triglyceride」=「ミディアム・チェーン・トリグリセリド」のMとCとTですね。

いわゆる「長鎖脂肪酸」との違いは…

中鎖脂肪酸を多く含むオイルとして有名なのは「ココナッツオイル」や「パームオイル」ですが、この「MCTオイル」は、これらの油からMCTだけを精製して作った、100%MCTのみのオイルのことを言います。

一般的によく使われる「オリーブオイル」や「大豆油」といった植物油、「バター」や「ラード」に代表される動物性油脂に含まれる脂肪酸は、「長鎖脂肪酸」と呼ばれる、分子量の大きい脂肪酸です。

一方で、この中鎖脂肪酸(MCT)は、分子量が長鎖脂肪酸の半分くらいしかないと言われています。それが最大の特徴ですね。
そのため、分解がされやすく、消化がスピーディ。グルコースやアミノ酸と同じように門脈を通って直接肝臓に運ばれます。そして、素早くエネルギー源として使われると…。その結果、カラダの中に脂肪として蓄積されづらく、ダイエットに効果的、ということになるわけです。

あらためて、昨日もちょっと触れた「ケトン体」のこと

私らのカラダを動かすときには、当然エネルギーが必要になりますよね。そのため、カラダはエネルギーが枯渇しないように、主に2つのエネルギーの産生経路を持ってます。要は「エネルギー源」ですね。それが「糖質」と「脂肪」。「糖質」からのエネルギーの産生経路は、即効性のある供給源で、カラダにとってはとても重要ではあるんですが、体内の貯蔵量が少なくて、すぐに枯渇してしまうんだそうです。

そのため、そのバックアップとして、エネルギー源になってくれる供給源が必要で、それが、「脂肪」からの産生経路になるわけです。
カラダに蓄えていた中性脂肪をもとにして、肝臓で「ケトン体」と言われるものが作られ、これらが筋肉や脳のエネルギーとして利用されるわけです。要するに、「脂肪をエネルギーとして、より消費してくれるようになる」ってことですね。

このカラダのシクミを利用したダイエット法

カンタンに言うと、こういうカラダのシクミを利用したダイエット方法が「ケトジェニックダイエット」ということで、それは昨日の記事でも書いた通りであります。

糖質を制限しているときは、足りなくなった「糖質」の代わりに、カラダが「脂肪」からエネルギーを作ってくれるんですが、このプロセスで筋肉中のアミノ酸も使われるとのこと。そのため、「脂質」だけではなく、通常よりは多めにタンパク質を摂取することも大切にはなってきますね。

上手にMCTオイルを採り入れるためには…

MCTオイルは、発煙点(油脂を加熱していくときに煙が発生する温度)が低いので、揚げ油としての利用には不向きです。というか、それ以前になかなかお高い油なので、そんな使い方はそもそももったいない(笑)。サラダやスムージーに混ぜるなどして摂取するのがオススメ、なんてことも言われますが、私ら夫婦は手っ取り早く直接飲んでます(笑)。

飲んでる量は、日によって、その日いただくメニューによっても変わったりはしますが、だいたいは30ccとか15ccあたりを目安にしてます。
中鎖脂肪酸は、母乳とか乳製品、ココナッツオイルなどに含まれてるものなので、言ってみれば私たちが小さいころから日常的に摂取しているものとも言えます。安全性は高く、安心して利用できるものではありますね。

とは言え、油ですから、カロリーはそれなりに高い。30ccで270kcalほどあります。
そのときの体調とか食事のタイミングにもよるんですが、私らはお腹が痛くなったり、ゆるくなったり、下痢することもありますね。しないときもあります。消化吸収が早いゆえ、ですかね。そういう利用者は多いと思います。

その他の脂質も上手に採り入れたいですね

MCT(中鎖脂肪酸)100%のオイルは、精製されたオイルですから、まったくイコールのものは自然界には存在してません。偏ってそればっか摂るのは、あまりよろしくないかもしれませんね、まぁ、それはコストの面でも…。

油には、一般に「良い」とされてるものがいろいろあります。
当然「100%」ではありませんが、この中鎖脂肪酸を多く含んでると言われている「ココナッツオイル」、ビタミンEやポリフェノールを豊富に含む「オリーブオイル」、オメガ3脂肪酸が多く女性ホルモンに似た働きをしてくれる「アマニ油」、人の脳や目の網膜の脂質成分で、脳に直接入って栄養素として機能できる数少ない物質「DHA」、脳内にはほとんど存在せず、血液サラサラ効果や中性脂肪低下作用がDHAよりも高い「EPA」など、うまく組み合わせたい脂質はいろいろあるもんです。

上手に採り入れていきたいものですね。

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