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EAAとBCAA 違いについて詳しく解説

Proteinシリーズでは現在までのメタアナリシスという
 エビデンスレベルの高い研究結果をもとに
 PROTEINのみでの最適な摂取方法は
 『1回の摂取量・・ 20g程度』
 『摂取の間隔・・・3~4時間』
 『1日の総摂取量・・1.6g/kg』

 あたりを目安に普段の食事+αでたんぱく質摂取を意識できると
 筋出力の向上や筋肥大の向上を効果的に狙える
 事をお伝えしました。

今回からは
Proteinに含まれるBCAAとEAAについて詳しくお伝えしていきます
 NEAA  非必須アミノ酸 
  EAA  必須アミノ酸 
 BCAA EAAを構成するアミノ酸の中でも特に重要とされる3つの成分
 HMB  BCAAの中のロイシンの代謝物質 に分けることができます。

では、今回も研究結果をまとめながらシリーズを進めていきますね。

この研究は対象者が少ないので、根拠としては (Proteinでよく出ていた)
メタアナリシスという研究と比べると全然強くはありません。
10名の男性にLegpressを70~75%で実施しBCAAの総量が5.6g+炭水化物を摂取しました。
このBCAAには バリン1.6g、ロイシン2.6g、イソロイシン1.4g が含まれています。
これはPROTEIN20gを摂取した時に含まれている量と同等で
ISSNが推奨している1回の摂取量です。
すると、Legpressの総負荷量はどちらのグループも一緒 =筋への刺激量は同一ですが
プラセボ(炭水化物のみ4.6g)と比べ、BCAAを5.6g摂取したグループでは
筋たんぱく合成量は22%増加しました!
どうやらBCAAの摂取は炭水化物のみの摂取よりも効果がありそうですね。
BCAAを推奨する意見として多くの場合『ロイシンの量』が重要であると言われる事が多いです。  たしかに重要なのですが、このロイシンについては、もう少しあとで詳しく説明しますね。
BCAAを摂取した後の血中濃度を確認してみると摂取30分後に3種類ともピークに達しています。そして少しずつ濃度は低下しいきますが 1時間後も摂取前の2倍の濃度を維持しています。
となると、筋トレ前のプレワークアウトドリンクとしてBCAAを摂取する場合には  
運動開始30分前までに摂取しておくとトレーニング中から始まる
筋の異化亢進=(カタボリック)=筋の分解を  抑制してくれる可能性があります。

 次からはBCAAよりも効果のある、EAAの筋たんぱく合成量についてです!  
       ぜひこのまま読み進めてみてください

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